空白を満たしなさい(上巻) の商品レビュー
ある夜、自宅に帰った土屋徹生は、妻から「あなたは3年前に死んだ」と告げられる。死因は「自殺」。しかし、息子も生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由など全くなかった徹生は、「俺は殺されたんだ!」と主張する。そして浮かび上がる犯人の影…。 という紹介文からは予想外の方向へ。 ...
ある夜、自宅に帰った土屋徹生は、妻から「あなたは3年前に死んだ」と告げられる。死因は「自殺」。しかし、息子も生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由など全くなかった徹生は、「俺は殺されたんだ!」と主張する。そして浮かび上がる犯人の影…。 という紹介文からは予想外の方向へ。 肩に力入ってるなぁ…って感じの主人公も、ちょっと自嘲が過ぎて他人を汚しすぎでしょ…って思う佐伯も、イラつく程よく出来たキャラ設定。 薄気味悪いけど止まらない。下巻でどうやってまとめるのかな。楽しみ。
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12月発売の本をたくさん予約したけれど、発売までにまだ間があるこの時期、それまでに何を読もうかとリアルな本屋さんで物色し、ゴッホの肖像が印象的な表紙のこの本にしてみる。 世界中で一度死んだ人が生き返りだし“復生者”と呼ばれる社会現象の中、死ぬ直前の記憶も不確かに朧な状況とともに蘇...
12月発売の本をたくさん予約したけれど、発売までにまだ間があるこの時期、それまでに何を読もうかとリアルな本屋さんで物色し、ゴッホの肖像が印象的な表紙のこの本にしてみる。 世界中で一度死んだ人が生き返りだし“復生者”と呼ばれる社会現象の中、死ぬ直前の記憶も不確かに朧な状況とともに蘇った主人公・徹生もその一人。 3年間の空白で、職場には戻る席はなく、妻子との間にも微妙な溝があり、信じて支援してくれる人すらもどこか信じられない日々の中、自殺とされる自分の死因を信じられない徹生は、自分は佐伯という警備員に殺されたものとして自分が死んだ日に近づこうとする。 復生の理由は全く触れられず、行きつ戻りつする徹生の精神状況とともに、甦る記憶の中で佐伯との不条理なやり取りが再生されながら進む物語は、不穏で薄気味が悪い空気を孕む。 帯に『心が救われた』とか『涙が止まりません』と書いてあって、そういうところを期待して買ったんだけど、今のところは程遠く、どのようにそこへ収束するんだろうという感じ。 それでも多少の期待を込めて下巻へ。
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ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは三年前に死んだはず」と告げられる。死因は「自殺」。家族はそのため心に深い傷を負っていた。しかし、息子が生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由などない徹生は、殺されたのではと疑う。そして浮かび上がる犯人の記憶…...
ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは三年前に死んだはず」と告げられる。死因は「自殺」。家族はそのため心に深い傷を負っていた。しかし、息子が生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由などない徹生は、殺されたのではと疑う。そして浮かび上がる犯人の記憶……。
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