よだかの片想い の商品レビュー
顔に大きなアザのある主人公、恋愛の始まりから終わりを通して、ひとまわり成長するさまが描かれている。きちんと恋愛するってこういうこと。全てに納得できる小説。アイコの気持ちに何度も苦しくて哀しくて泣きそうになった。出てくる料理が美味しそうだった。
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これまで読んできた島本理生さんの作品とは雰囲気が違っていて、ある意味安心して読むことができました。他の作品も読んでみたくなりました。 顔に痣があることがマイナスという価値観が生み出されるプロセスや本人にとってはプラスとなるファクターであることへの気付き。それらのことがこれまでと...
これまで読んできた島本理生さんの作品とは雰囲気が違っていて、ある意味安心して読むことができました。他の作品も読んでみたくなりました。 顔に痣があることがマイナスという価値観が生み出されるプロセスや本人にとってはプラスとなるファクターであることへの気付き。それらのことがこれまでと違った世界に触れることで綴られていく成長の物語です。
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Instagramのおすすめに出てきたため購入→読破 顔に痣のある少女 に限らず、人間誰しも何かを隠しながら生きてるよな、と思った。 その隠してるものが露わになった時どうしよう、、と不安になったり、大切な誰かに曝け出すことを恥ずかしく思ったり。みんなそれぞれに、そういう隠したい...
Instagramのおすすめに出てきたため購入→読破 顔に痣のある少女 に限らず、人間誰しも何かを隠しながら生きてるよな、と思った。 その隠してるものが露わになった時どうしよう、、と不安になったり、大切な誰かに曝け出すことを恥ずかしく思ったり。みんなそれぞれに、そういう隠したいと思うものを抱えて生きている。 隠したいと思うものに出会った時に、どんなふうに向き合うかって考えた時、私はやっぱり隠すことを1番に考えちゃうと思う。 でもこの主人公は、隠した後に顕になった時のことを考えて、隠さないっていう選択肢を選ぶ。その勇気がすごいし、強い。強かだった。
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2時間くらいでサクッと読めて面白かった。 監督は本当に罪な男だよ、、、原田くんが本当に本当に可愛い。 主人公が自分が幸せになる道を選べる強さがあって本当によかった。あとこんな面白い女性いない。こんな会話ができたら好きになっちゃう。
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アザを通して見える世界、価値観、機敏に自分が同じ立場だったらどうだったろうかと考えさせられながら読みました。面白かったです。
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とても素敵な作品に出会えました。 恋愛小説でもあり一人の女性の成長物語でもある。恋愛小説だけど、恋愛にとどまらない深さを感じました。 人の「強さ」「弱さ」について、自分が発する言葉や生き方についても考えさせられる。 アイコの恋にドキドキして、一緒に一喜一憂した。アイコの真っ直ぐ...
とても素敵な作品に出会えました。 恋愛小説でもあり一人の女性の成長物語でもある。恋愛小説だけど、恋愛にとどまらない深さを感じました。 人の「強さ」「弱さ」について、自分が発する言葉や生き方についても考えさせられる。 アイコの恋にドキドキして、一緒に一喜一憂した。アイコの真っ直ぐな思いが眩しい。そして切ない。 顔に生まれつきアザのあるアイコと映画監督の飛坂さん。背負っているものの重さに感情移入して苦しくなった。 アイコの懸命に生きる姿が胸を打つ。心の機微がとても繊細に描かれていて静かに響く。 相手の何気ない一言に感情が溢れ思わず一緒に涙。登場人物が口にする言葉、シーンの一つ一つが心に残りました。 アイコ、飛坂さん、アイコの母親、教授、後輩の原田くん、ミュウ先輩。登場人物の愛情や思いを感じるし、みんなの人柄もいい。 自分の感情の記憶があっちこっちに飛んで、ずっと感情を揺さぶられていた。 私にとって大切な一冊になりました。 今年映画化もするようでそちらも楽しみです♪
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自分のために、家族のために強く真っ直ぐに生きてきた主人公。強いからこその脆さが、恋をすることで表れていく過程が繊細に描かれています。 彼女の発言に心をほどかれる彼と、その彼の笑顔を愛おしく見つめる彼女。誰かに受け入れてもらえる幸福感を私自身も思い出し、胸がぎゅっとなりました。 それでも、2人の置かれている世界、価値観、恋愛観は重ならないことに気付き、主人公は別れることを、自分のために、2人のために選ぶ。切ないはずなのに、2人がきっとこの恋を一生大切にしていくのだろうと感じ、心が温まるような恋の終わりでした。
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すっっっごく面白かった!!!!! 主人公が自分のコンプレックスに向き合いながら飛坂さんと関わり合いながら傷つけ傷つき、成長していく過程が読んでいて胸が締め付けられた。 最後に飛坂が言った「そのことにどれほど救われたか、もっとこえをおおきくして、あなたに言えば良かった」を読んだ瞬間泣いてしまった…。飛坂さんも余裕があるように主人公には見えてたけど実際はお互いまだ未熟者同士で…最後までよりを戻さない終わり方もすごく納得できて、人との関係もこんな感じなんだろうなって思いました。
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この本を読んで、誰でも自分に何かしらのコンプレックスがあると思うが、それを受け入れてくれる人がいるのは貴重なことだと気づかされた。 いつのまにか、主人公のアイコとかつての自分の初恋の思い出を重ねて読んでいて、最後には涙した。 映画公開日が待ち遠しい‥・早く見たい!
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顔に大きな痣がある女の子がコンプレックスを抱きつつも恋をして成長していく物語。…と言うとなんだかチープな感じになってしまうんだけど、個人的にすごく好きでした。 主人公が惹かれる相手が、もう絶対幸せになれないやつじゃん!って最初からなんとなくわかるのに、ぐんぐん好きになっていっちゃ...
顔に大きな痣がある女の子がコンプレックスを抱きつつも恋をして成長していく物語。…と言うとなんだかチープな感じになってしまうんだけど、個人的にすごく好きでした。 主人公が惹かれる相手が、もう絶対幸せになれないやつじゃん!って最初からなんとなくわかるのに、ぐんぐん好きになっていっちゃうところとかわかりすぎる。いや、でも本当に良い恋。 島本さんの他の本も読んでみたくなりました◎
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