ロスジェネの逆襲 の商品レビュー
半沢直樹シリーズ第3弾。 全巻で子会社へ出向となった半沢。行内には反半沢派も多く、また出向先でも出向組をよく思っていないメンバーもおり、思うように仕事が進まない。そんな半沢の元に巨額収益が見込まれる企業買収案件が持ち込まれる。しかし、それを親会社である銀行が横取り。どこまでも...
半沢直樹シリーズ第3弾。 全巻で子会社へ出向となった半沢。行内には反半沢派も多く、また出向先でも出向組をよく思っていないメンバーもおり、思うように仕事が進まない。そんな半沢の元に巨額収益が見込まれる企業買収案件が持ち込まれる。しかし、それを親会社である銀行が横取り。どこまでも半沢を追い詰める。親会社の横暴に対し、半沢が取った作戦とは。 従来のバブル組メンバーに加え、出向先で出会ったバブル世代に反発するロスジェネ世代の部下も登場し、世代間意識にも切り込んでいる。前作までと比べ、展開の派手さはないが、これはこれで面白い。
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少し文章の揺れが見受けられるが(「余念がなかった【つもりだ】」など)見事な描写だと思う。「ロスジェネの逆襲」はそろそろ政治的課題として浮き上がってくることだろう。この世代から戦後レジームを変える本格派のリーダーと、破壊的な価値観を有する有象無象が出現すると私は考えている。 htt...
少し文章の揺れが見受けられるが(「余念がなかった【つもりだ】」など)見事な描写だと思う。「ロスジェネの逆襲」はそろそろ政治的課題として浮き上がってくることだろう。この世代から戦後レジームを変える本格派のリーダーと、破壊的な価値観を有する有象無象が出現すると私は考えている。 https://sessendo.blogspot.com/2021/04/3.html
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本作を機に、世代論について初めて考えてみました。自分はロスジェネ明けでゆとり前の絶妙な世代ですが、入社当時、配属された職場で一番年が近い先輩が12歳上、一年前までの全社採用人数は自分のときの1/5以下、と正に失われた10年だったのだと痛感。その頃の人たちはきっと森山くんと同じ感情...
本作を機に、世代論について初めて考えてみました。自分はロスジェネ明けでゆとり前の絶妙な世代ですが、入社当時、配属された職場で一番年が近い先輩が12歳上、一年前までの全社採用人数は自分のときの1/5以下、と正に失われた10年だったのだと痛感。その頃の人たちはきっと森山くんと同じ感情を抱いたのでしょう。 しかし半沢さんの言うとおり、愚痴っても仕方なくて、ロスジェネ含め我々の世代が奮起しなければ!と考えさせられました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
半沢直樹シリーズの第三弾。数日間、何かあるたびに「倍返しだ!」と言っていたくらい(笑)面白かったです♪特にロスジェネ世代の人にとってはいろいろと共感出来るところも多くてより楽しめるかも?? 物語としても最高に面白かったですが、最後に半沢直樹がロスジェネ世代の部下である森山に語った「こうすれば良いという枠組み」の話も非常に心に残りました。超オススメ!!
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半沢直樹シリーズ3作目。 信念を貫き通す半沢直樹はドラマでも小説でもかっこいい。 以下、お気に入り名言。 上が悪いからと腹を立てたところで惨めになるのは自分だけだ 仕事は与えられるもんじゃない。奪い取るもんだ。 与えられた仕事に全力を尽くす。それがサラリーマンだろ。 仕...
半沢直樹シリーズ3作目。 信念を貫き通す半沢直樹はドラマでも小説でもかっこいい。 以下、お気に入り名言。 上が悪いからと腹を立てたところで惨めになるのは自分だけだ 仕事は与えられるもんじゃない。奪い取るもんだ。 与えられた仕事に全力を尽くす。それがサラリーマンだろ。 仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから。(玉木さん) 半沢の信念 正しいことを正しいといえること。 世の中の常識と組織の常識を一致させること ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価される。 仕事は客のためにくるもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んだいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。
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半沢直樹シリーズの3作目。 やっぱり面白い。爽快。 今作は、世代間とか出向者とプロパーとか他の環境に対すの不満がテーマかな。 団塊の世代とか、バブル世代、就職氷河期世代だからどうとか、世代に文句を言う奴は実際いるけど、世代とか関係なく、どの世代にもいい奴がいて、悪い奴もいるし...
半沢直樹シリーズの3作目。 やっぱり面白い。爽快。 今作は、世代間とか出向者とプロパーとか他の環境に対すの不満がテーマかな。 団塊の世代とか、バブル世代、就職氷河期世代だからどうとか、世代に文句を言う奴は実際いるけど、世代とか関係なく、どの世代にもいい奴がいて、悪い奴もいるし、文句言うやつも言わずに頑張るやつもいる。結局は自分がどうしていくのか、どこまで自分の信念を貫けるか。なんだろうな。 半沢直樹はかっこ良すぎる。 半沢みたいに、 客のために仕事をする。自分のために仕事をしない。って気持ちで生きていきたいな
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親会社にも怯まず自分の信念を貫く姿がかっこいい。部下にかけた言葉にハッとした。自分も文句を言うだけでなく行動できるようになろうと思った。
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東京セントラル証券に出向した半沢直樹ですが 組織に巻かれない姿勢はブレてません。 IT大手が相談に来た買収事案を 古巣の「銀行」に横取りされても 泣き寝入りしません。 「倍返しだ!」←本文で言ってるし ロスジェネ世代は部下の森山君。 クサってるだけじゃ未来はないのだ。 いつのま...
東京セントラル証券に出向した半沢直樹ですが 組織に巻かれない姿勢はブレてません。 IT大手が相談に来た買収事案を 古巣の「銀行」に横取りされても 泣き寝入りしません。 「倍返しだ!」←本文で言ってるし ロスジェネ世代は部下の森山君。 クサってるだけじゃ未来はないのだ。 いつのまにか半沢部長に巻き込まれて 仕事に前のめりになってくのが 既定路線だけどグッとくる。 株式のこととか詳しくは知りませんが なぜ証券から銀行に鞍替えしたのか どうしたら一発逆転できるのか そういう部分はミステリ的でもある。 よーし、ドラマが始まる前に もう一冊も読んでしまうか!
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2020年に7年ぶりにドラマ化した半沢直樹の続編部分にあたる小説。 逆襲とあるようにリベンジが主題なわけだが、奇妙な縁から再会した同級生2人の友情物語の趣が強い。終盤、再会した友人が社長を務める会社への誘いを断り、元の証券会社で出来ることを探すことにした主人公。 所属は違えど...
2020年に7年ぶりにドラマ化した半沢直樹の続編部分にあたる小説。 逆襲とあるようにリベンジが主題なわけだが、奇妙な縁から再会した同級生2人の友情物語の趣が強い。終盤、再会した友人が社長を務める会社への誘いを断り、元の証券会社で出来ることを探すことにした主人公。 所属は違えども、それぞれの立場で次を目指すのがかえって良い終わり方に思えた。
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読友から借りた本 言わずと知れた先日まで放映されていた「半沢直樹」の原作です 「半沢直樹」シリーズは初めて読みました ・ 物語はIT企業の雄、電脳雑技団が東京スパイラルの買収計画を半沢の出向先、東京セントラル証券にアドバイザーを依頼してきたところから始まりま...
読友から借りた本 言わずと知れた先日まで放映されていた「半沢直樹」の原作です 「半沢直樹」シリーズは初めて読みました ・ 物語はIT企業の雄、電脳雑技団が東京スパイラルの買収計画を半沢の出向先、東京セントラル証券にアドバイザーを依頼してきたところから始まります ロスジェネ世代で世の中に不満だらけの部下と共に銀行に立ち向かう姿が痛快です ・ そんな風に銀行に楯突いていたらもう戻ることはできないんじゃないかと心配する周囲をよそに半沢は涼しい顔 正しいことを正しいと主張できることが何より大事だということ、自分のために働くんじゃない、お客様のために働くんだ、それが社会のためになるということを部下に説く姿は正にサラリーマンのヒーローですね ・ それにしても、ドラマでの決めゼリフ「やられたらやり返す!倍返しだ!」は原作ではほとんど登場しないんですね
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