千年鬼 の商品レビュー
泣けた、、、1000年の間思い続ける小鬼の願いが届けられる。 女の子と小鬼の物語が短編で綴られる一冊。 人が鬼と化すのを1000年ずっと見守って、鬼にならないようにひたすら守り続ける小鬼の姿が、健気でどうしようもなく心奪われます。 女の子は人。 何度も生まれ変わり、場所を変え...
泣けた、、、1000年の間思い続ける小鬼の願いが届けられる。 女の子と小鬼の物語が短編で綴られる一冊。 人が鬼と化すのを1000年ずっと見守って、鬼にならないようにひたすら守り続ける小鬼の姿が、健気でどうしようもなく心奪われます。 女の子は人。 何度も生まれ変わり、場所を変え、人を変え、鬼になりかける子どもを、ずーっと見守る小鬼。 とにかく。泣けます。 もうなんというか。泣けます。 切なくて、真っ直ぐで、綺麗な心の鬼に。やられます。むしろ、わたしの方が鬼と呼ぶにふさわしいくらいに邪気があるのでは。と、思わずにいられない鬼の姿に心が打たれます。 短編、読みやすいファンタジー?なのかな? 一押しです!
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章途中とラストで涙がポロリとこぼれた。 終始とても読みやすく、登場人物に感情移入もしやすかった。 ラストは読者の捉え方によっては変わると思うが、私は良い終わり方だと思った。タイトルの意味を改めて考えるとまた違った視点で深いお話だと感じる。とにかくめくるページが止まらなく、1日で読...
章途中とラストで涙がポロリとこぼれた。 終始とても読みやすく、登場人物に感情移入もしやすかった。 ラストは読者の捉え方によっては変わると思うが、私は良い終わり方だと思った。タイトルの意味を改めて考えるとまた違った視点で深いお話だと感じる。とにかくめくるページが止まらなく、1日で読み終えるほどには面白かった。 ずっと読んでいたくなる文章! 後日談的なのは、自分で想像して楽しみます(´˘`)
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「鬼の芽は、鬼ではなく人に宿る」 過去世を見せて、鬼の芽を集める小鬼と黒鬼の話が短編集のように綴られていく。 ファンタジーのような、昔話のような、可愛らしさと恐ろしさが混在して胸の中に流れ込んでくる。 その旅の元となった悲しい出来事と、その最後が分かった時に、静かに乳色の霧が立ち...
「鬼の芽は、鬼ではなく人に宿る」 過去世を見せて、鬼の芽を集める小鬼と黒鬼の話が短編集のように綴られていく。 ファンタジーのような、昔話のような、可愛らしさと恐ろしさが混在して胸の中に流れ込んでくる。 その旅の元となった悲しい出来事と、その最後が分かった時に、静かに乳色の霧が立ち込めて幕を下ろしたように感じました。 各章の初めに語られる、言い伝えのような不思議な言葉が、重苦しいのだがとても良い。 購入して何年かごとに再読したい作品。
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ご都合主義でもいい、もう少し救いがほしかった。 出産のシーンは本当にやるせなくて泣くに泣けなかった。 ただ、物語を通して流れる穏やかで優しい雰囲気がとても好きで、知らないうちにどっぷりハマっていたらしく、読み終わってしばらく呆けてしまった。
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最初のうちは過去世見をテーマにした短編集かと思ってましたが、途中からどんどん壮大な物語になっていく。 決して単純なハッピーエンドで終わらせないところに余韻を感じさせる素敵な作品でした。
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人のこころに宿る鬼。鬼が宿る瞬間は、誰にでも起こりうる。そんな人間の裏の顔が他人事ではないから恐ろしい。
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映画のジャンルに例えるとファンタジーよりはホラー寄りな部分を感じる。残酷さと、小さな救いと、ほんの少しの可笑しさが混ざり、どうにも感想を記すことが難しいお話だった。1話目くらいの感じだと微笑ましいけれど。
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鬼の種を集めるお話。 うん、なんていうのか… 一時の思い入れで千年付き合うって根気がすごい。さすが鬼だ…。 彼がそこまでするほどの価値があるのかなぁ?なんて読んでいてぼんやり思いました。それこそ身を粉にしてまで尽くすのは何故か。まぁそれも人の論なのかもしれませんが。 遠くに行っ...
鬼の種を集めるお話。 うん、なんていうのか… 一時の思い入れで千年付き合うって根気がすごい。さすが鬼だ…。 彼がそこまでするほどの価値があるのかなぁ?なんて読んでいてぼんやり思いました。それこそ身を粉にしてまで尽くすのは何故か。まぁそれも人の論なのかもしれませんが。 遠くに行って、過去の映像を見るという辺り、清水玲子さんだったかな?の漫画を思い出しました。懐かしい。
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人の心に生ずる「鬼の芽」を集める小鬼が主人公。小鬼がとても可愛い。黒鬼のキャラも良い。意外と黒鬼と天女はいいコンビな気がするw 最初は小鬼の可愛さにほっこりしていたが、話が進むにつれて切なくなる。でも暗い話ではなく、読後感は良い。とても良かった。 西條奈加さんの本は「御師弥五郎」...
人の心に生ずる「鬼の芽」を集める小鬼が主人公。小鬼がとても可愛い。黒鬼のキャラも良い。意外と黒鬼と天女はいいコンビな気がするw 最初は小鬼の可愛さにほっこりしていたが、話が進むにつれて切なくなる。でも暗い話ではなく、読後感は良い。とても良かった。 西條奈加さんの本は「御師弥五郎」に続いて2作目。好みの作家さんな気がするので、他の作品も読みたい。
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初めは鬼を中心に書かれた短編かと思っていましたが、最後に全てが繋がった時にとても感動しました。 少々言葉が難しい部分もあるかもしれませんが、調べながら読めば小学生でも読みやすい作品だと思います。勿論、大人も十分に感動できる作品でした。
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