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望遠ニッポン見聞録 の商品レビュー

3.7

38件のお客様レビュー

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2017/05/02

TV番組を見てヤマザキマリ氏に興味を持ったので、プリニウスと共に購入。長編小説を読む合間にちょこっとずつ読みました。ダンナ様からのプレゼントで仏像のペンダントヘッド貰った話、深夜読んでて変な笑い出ました。アグレッシブな人は面白い。

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2017/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「テルマエ・ロマエ」の作者によるエッセイ。 イタリア人と結婚していることは知っていたし、「テルマエ・ロマエ」だし、てっきりイタリアにお住まいなのかと思ったら、シリアやポルトガルに住んでいたこともあり、いまはアメリカにお住まいらしい。 油絵の勉強のために17歳でイタリアに留学してから旅行も含めると、本当に世界中あちこちに出かけている。 で、日本人が思っているようなダンディかつ女たらしのイタリア男性ってほとんどいない、だの、日本のビールが一番おいしい、だの、シリアの女性用下着の不可解さだのが軽妙な文章で冷静に分析されている。 これが面白くないわけがない。 本心をなかなかあらわさない、外国人からすると得体の知れない日本人だが、ヤマザキマリは、欧米人の、とにかく自分のいいたいことをまくし立てるだけではなく、日本人のように人の話を聞く姿勢がコミュニケーションには大事と言う。 日本からも外国からもひとしく距離を置いて立っていられるのは格好いいよなあ。 ところで、しゃがむのってアジアの文化なの? 欧米の人、南米の人、アフリカの人たちはしゃがまないの? 人間として体のつくりは同じはずなのに。 すごく不思議。

Posted byブクログ

2016/12/29

『プリニウス』を読んでいますが、『テルマエロマエ』の作者としての方が有名でしょうか。イタリア、スペイン、シリア、アメリカなど海外での生活が長いその作者からみたニッポンの良さ?を綴ったエッセイ。もちろん一般的な日本の良さを称えるものではなく、変わり者を自称する作者の感性とこれまでの...

『プリニウス』を読んでいますが、『テルマエロマエ』の作者としての方が有名でしょうか。イタリア、スペイン、シリア、アメリカなど海外での生活が長いその作者からみたニッポンの良さ?を綴ったエッセイ。もちろん一般的な日本の良さを称えるものではなく、変わり者を自称する作者の感性とこれまでの経験ならではの目の付け所が面白い。 ここに登場する外国人が標準なのか、彼女だからこそネタにできた人なのか、は分かりませんが、これからもっと文化の違う人と接する機会が増えてくると、自分がもはや、なに人でもよいというようになってくるでしょうから、日本人の描く日本人というこの本が意外と必要になってくるのかもしれない。しかし彼女の感性が標準的な日本人のものなのかどうかは分かりませんが。

Posted byブクログ

2016/05/29

17歳で絵の勉強のためにイタリア留学して以来、生涯のほとんどを海外で過ごしてきた、ヤマザキマリさんのエッセイ。 読みやすく面白い文章でありながら、すこぶる真面目で、ものすごく内容が濃い。 もう一度言うけれど、タイトルだけでも笑えるし分かりやすいのだが、真面目だ。 真面目に語る、...

17歳で絵の勉強のためにイタリア留学して以来、生涯のほとんどを海外で過ごしてきた、ヤマザキマリさんのエッセイ。 読みやすく面白い文章でありながら、すこぶる真面目で、ものすごく内容が濃い。 もう一度言うけれど、タイトルだけでも笑えるし分かりやすいのだが、真面目だ。 真面目に語る、日本と世界の文化のお話し。 読み始めるや、外国人が書いた「不思議の国ニッポン」みたいな感じだな、気持ちが外国人になっちゃっているんだろうな、と思ったが、読み進めればそうではないことが分かる。 日本人でなければ書けない、気付かない事がたくさん書かれているのだ。 例えば、何故、ニッポンのトイレがかくも素晴らしい発達を遂げたのか、それはあの通称「ぼっちゃん便所」の恐怖を生活から排除したい一心だったと。 なるほど! しかし、作者自身が 「心底には自分はやはり日本人でありながらもこの国の客観的な傍観者であるという意識が根付いている。」 と書いているように、ヤマザキマリさんはもう、普通の日本人ではないな〜と思う。 傍観というよりは、気持ち的に遠くに来てしまった「ふるさとを遠きにありて想う」書なのではないかと感じる。

Posted byブクログ

2016/02/27

面白かった!何度も笑った。人生を謳歌するパワーって大事だな、私も忘れずに鍛えたい。 2016.2.27

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2015/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヤマザキマリさんのエッセイ。コミックエッセイばかり読んでいたけど、文章も上手だなぁと思う。 小さなころから海外と縁が深く、若くしてヨーロッパに出て、世界各国を移動しながら生活するヤマザキさん。そのヤマザキさんが海外から日本を見たエッセイが面白くないわけがない。 それぞれの国に特徴があり、良い所も悪い所もあって当然。日本もまた然り。 日本の悪い所ばかり書く本も嫌だけど、日本を褒めてばかりの本も何となく気持ち悪いなぁと思っていたので、この本の「良い所も悪い所も表裏一体」という感じがとてもしっくりきた。

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2015/09/11

ヤマザキマリさんのエッセイ。 色々なお国の事情も垣間見ることができ、興味深く、面白く読みました。挿絵も面白い。 そういう見方もあるのかと驚くこともあれば、思わず笑ってしまうこともあったり、いろいろ。ヤマザキさんの各国での体験談も強烈。

Posted byブクログ

2015/08/15

内容とは無関係な感想。挿絵やあとがき漫画もあるけれど、ほぼ全てのページが活字でぎっしり!! これは読み応えあるぞ(^o^)とほくそ笑んだのに、さっくさく読み終わってしまった。無駄な句読点や改行が無い上に、頭にすっと入りこむ文章。私の体質(?)に合ってただけなのかもしらんけど、そん...

内容とは無関係な感想。挿絵やあとがき漫画もあるけれど、ほぼ全てのページが活字でぎっしり!! これは読み応えあるぞ(^o^)とほくそ笑んだのに、さっくさく読み終わってしまった。無駄な句読点や改行が無い上に、頭にすっと入りこむ文章。私の体質(?)に合ってただけなのかもしらんけど、そんじょそこらの作家様より名文。

Posted byブクログ