望遠ニッポン見聞録 の商品レビュー
離れてみてわかる日本の良さが詰まった本! 気軽に読めて面白かった。 特にイタリアの歯医者さんのエピソードが好き。想像して笑った〜。
Posted by
イタリア人と結婚したという漫画家の著者。日本の独自性!?についての楽しい話題の数々。「世界を飛び回る、世界一幸福な人たち」、「巨大化するおっぱいマンガ」、「世界最高峰トイレ文化」、「日本の国酒、ビール」、「信頼できるのは、女好きより猫好き人間」、「キレることが苦手な一億総おしん」...
イタリア人と結婚したという漫画家の著者。日本の独自性!?についての楽しい話題の数々。「世界を飛び回る、世界一幸福な人たち」、「巨大化するおっぱいマンガ」、「世界最高峰トイレ文化」、「日本の国酒、ビール」、「信頼できるのは、女好きより猫好き人間」、「キレることが苦手な一億総おしん」「ドSな吹き替えに脅かされる民」、「それゆけセクシーナデシコジャパン」などのタイトルを見るだけでも、その楽しかった文章が思い出される。シリアの女性の美しいことを女性の著者が書いていることが印象的。イタリアのタクシー運転手に東日本大震災後の日本人の落ち着いた精神性を褒められる場面にちょっと涙ぐんだ著者。パプアニューギニアで芋虫のごちそうを出された著者、イタリア人の夫に「日本人はディスカッションしなさすぎ、『へえ、そうなんですか』と変な意見も受け入れてしまう」と言われる著者。日本人の長所・短所を楽しく語っている。
Posted by
私の中では ヤマザキマリさんは 名エッセイストとして 位置づけられている 「国境のない生き方」 「ヴィオラ母さん」 どちらも たまらなく 面白く読ませてもらった そして 今回 いつもの古本屋さんで 見つけた一冊 読み進めながら 少し前に読んだ 「ぼくはイエローでホワイトで、...
私の中では ヤマザキマリさんは 名エッセイストとして 位置づけられている 「国境のない生き方」 「ヴィオラ母さん」 どちらも たまらなく 面白く読ませてもらった そして 今回 いつもの古本屋さんで 見つけた一冊 読み進めながら 少し前に読んだ 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ(新潮社) を だぶらせながら 読んでいることに気が付いた 自分の顔が 自分では見えないように 自分のことは 自分以外の視点を持つと いろいろ 浮かび上がってくるのだなぁ と しみじみ思いました 「望遠見聞録」 うまく名付けられた書名だと思う
Posted by
おもしろい!日本を卑下するわけでも、イタリアとか海外を賞賛しすぎるわけでもなく、ただただ愉快な視点から日本と海外とを比較してクスクス笑いながらも感心させられます。 他の著書も是非読みたい!
Posted by
イタリアにダンディなおっさんはほとんどいない、日本も昔はJRに痰を吐くための痰壷が置いてあった、イタリアが人生に疲れると向かいたくなる真実のラテン系な国ブラジル。この辺が面白かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近ヤマザキマリさんに嵌まっている・・・というか、巻き込まれているw 長く海外で暮らすと、日本のヘンテコリンなところが見えてくるんだという。(日本人の常識から見た外国人のヘンテコリンさも際立つわけだけど) すする音(ソバだけじゃなくて鼻水とかも)、往来でしゃがむ行為、アルカイックスマイル(肉親への素っ気ない態度、感情の欠如)等々が理解しがたいとか。 また、イタリア人すらビビるブラジル人のバイタリティーには、読んでるだけで私もビビりました。
Posted by
世界各地を転々としてきた筆者だからこそわかる日本の良さや変なところを書いたエッセイでとても面白かった。 私が一番驚いたのは欧米人にしゃがむ習慣がないということだった。 このように様々な文化の違いを知れて自分の視野が広がったと思う。
Posted by
海外在住の漫画家ヤマザキマリさんの、海外に縁が深く、しかし日本人であるからこそ書ける、日本に関するエッセイ。外国人と日本人の気質の違いなんかも実体験をもとにしたもので面白かった。日本国内でも県民性なんかを感じることがあるが、世界規模でみると、そもそも寄って立つ考え方自体が違って面...
海外在住の漫画家ヤマザキマリさんの、海外に縁が深く、しかし日本人であるからこそ書ける、日本に関するエッセイ。外国人と日本人の気質の違いなんかも実体験をもとにしたもので面白かった。日本国内でも県民性なんかを感じることがあるが、世界規模でみると、そもそも寄って立つ考え方自体が違って面白いんだろうなと思う。 しかし、一番面白かったのはシリアの女性の下着事情。確かに美人が多いし、コートの下がものすごくセクシーだとは、反則である。
Posted by
基本的に漫画と同じことが書かれていると思う。 批判もあるが、日本の歴史や文化に対して愛情がある。 先進欧米諸国に住んだ日本人(大抵配偶者はその国の人で、その点この著者もその例に漏れないのだが)は、日本のここが遅れてる、センスがない、みっともないという話か、日本が優れていて、洗練...
基本的に漫画と同じことが書かれていると思う。 批判もあるが、日本の歴史や文化に対して愛情がある。 先進欧米諸国に住んだ日本人(大抵配偶者はその国の人で、その点この著者もその例に漏れないのだが)は、日本のここが遅れてる、センスがない、みっともないという話か、日本が優れていて、洗練されていて、マナーがよいという優越論か二極化されがちなのだが、この人は、日本人の良くないところも認めつつ、日本に住んでいては気づきにくいようないいところを掘り出すのがうまいんだよなあ。 文章については、意外と上手い気もするが「何気に」の多用はいただけないと思った。 一番気になったのは、猫を愛し、飼うのはいいが、ここに書かれているだけでもイタリア、日本、ポルトガル、ブラジル、NYと引っ越していて、猫はどうしているのか。今飼っているのは…と出てくるが、前の猫はどうしているのか?猫も20年近く生きるのが普通になっているが。 引っ越すたびに、他人にもらってもらうのか。連れていかれるのも猫にとってストレスかもしれないが、飼い主が変わるのもストレスだ。「猫好き」が猫を不幸にしていないことを祈るばかり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幻冬舎のセールで買っておいたもの。 テルマエより前に、イタリア家族のコミックエッセイで知った作家さんだったので、このエッセイは割と面白かった。比較文化論というか、著者の熟知しているイタリアだけでなく、他の国との比較もあって、興味深かった。ブラジルでの話や、中国辺境の旅の話は楽しい。 秀逸だな、と思ったのは、第二章のフィギュア。 はにわ、ローマ彫刻、現代日本のフィギュア… うん、そっか。その時代の男性の好みなんだw そういう見方もあるんだ、と目からウロコ!
Posted by