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残穢 の商品レビュー

3.6

444件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    143

  3. 3つ

    129

  4. 2つ

    40

  5. 1つ

    8

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2024/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドキュメンタリー形式の小説で読みやすい。どこまでが事実でどこからが創作かは解らないらしいけど、途中に出てきた新耳袋とか読みたくなった。

Posted byブクログ

2024/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごく怖いホラーだと聞いていたから読んだけど、怖いより可哀想が先だった…と言うか特に怖くなかった。でも面白く読めたので、なるほどなあーって紐解きミステリーみたいな気持ちで読めた。 まあどこでも人は死ぬし、そゆこもともあるよね。みたいな。あと個人的にヘルニア持ちなので共感の嵐だった。寝る体制辛いのに寝てなきゃなの人間のバグすぎない? 中身の感想とか特にないんだが…面白かったけど、自ら深入りして調べた人より不幸にもたまたまぶち当たった人の方がより悲惨な目に遭うのは、世の常よな…と思いました。あとは…なんだろ…動物が死なない世界線でそこは良かった。そんぐらい。

Posted byブクログ

2024/05/25

怖いよ…… じとーっと。 一人で夜に読んでると、嫌な空気になってきて、何も無かったはずの部屋に何かいる気がする。 そんな妄想を掻き立てられる作品。

Posted byブクログ

2024/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昨今のホラーは、ドキュメンタリー形式やモキュメンタリー方式が多くみられる。 多分に、この情報化社会の中で、どれだけ実に迫れるか、感じさせることができるかというのが一つの指針になっているとは思いますり そういう意味では、この『残穢』は、非常に綿密に背景が張り巡らされ、穢れという名の感染を、作中の人物どころかこの本を読んだ読者まで巻き込んで、逃げ場を失ったような気持ちにさせます。 ただ逆に、規模が大きくなりすぎて、やや鼻白んでしまうような感覚も得ました。 関係が連鎖しすぎて、もうよくわかんない感じになって、面倒くさくなるのは僕の悪い癖です。

Posted byブクログ

2024/05/19

読み終わった後で「手元に置いておきたくないな…」と思う程には気味が悪いです。 穢れ(けがれ)が残ると書いて、残穢(ざんえ) 日頃から「悔いのない死なんて殆どないのだから霊が実在すれば世界中霊で溢れて質量保存の法則どうなってるの?霊のエネルギー源ってなんなの?」なんて考えてしま...

読み終わった後で「手元に置いておきたくないな…」と思う程には気味が悪いです。 穢れ(けがれ)が残ると書いて、残穢(ざんえ) 日頃から「悔いのない死なんて殆どないのだから霊が実在すれば世界中霊で溢れて質量保存の法則どうなってるの?霊のエネルギー源ってなんなの?」なんて考えてしまう私でも、すんなり読めてしまうリアルな設定。 「なんか気味が悪いなぁ…くらいで、特段死者が出てるとかではないが、人の出入りが激しい物件で、手繰っても手繰っても特に思い当たるようなこともない」みたいなところがリアル 最後の方はちょっと普通のホラーもののようになってしまったけど。 「手繰って行くと根は同じ。そういう話は業が深い」

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2024/05/08

この感想。この土地に何か因縁があるか調べていくんやけど、みんな怖くてころころ居住者が変わるから何々さん、その前は何々さんって たくさん人の名前が出てきて、わけわからん。 しかもそれが1つの家を遡るなら、良いけどマンション、隣の団地までの広大な土地やから、余計人も多い。 マン...

この感想。この土地に何か因縁があるか調べていくんやけど、みんな怖くてころころ居住者が変わるから何々さん、その前は何々さんって たくさん人の名前が出てきて、わけわからん。 しかもそれが1つの家を遡るなら、良いけどマンション、隣の団地までの広大な土地やから、余計人も多い。 マンションがたつ前にたってた家の人、団地が立つ前にたってた家の人みたいな。しかもそれもころころ変わるから。 土地自体がもうだめって言いたいんやろうけど。 何か音がなったら、その音は常識的に考えて、見間違いの可能性が高いですよね。怖い体験をした人の話を聞いてた影響もあって、余計見間違いかもですよね?みたいなことを言って、ホッとして調べてたら、また怖いことが起こるの繰り返し。 怖い家が賃貸に出されてるんやから、そこに住んでみたら、面白いのにって思う。

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2024/05/03
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宣言通りGWに読みました。「畳が擦れる音がする!」から始まり、マンションの過去の住人を調べ、戦前、大正とその土地のあらましを調べていく。放火、自死、逮捕、殺人、行方不明、などなど、過去の「穢れ」を発見する。この穢れが伝染していた!って、どこがホラーなのかが分からなかった。。。これって怖いお話しなの?一番怖かったのは、「私」と「久保さん」が数年間もかけて過去追っかけていく執着心。このエネルギーの方が怖かった。断言しますが、絶対に夢野久作・ドグラマグラの方が怖いです。ということで、うーん?という読書でした。①

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2024/05/02

映画履修済みだけれど小説の方が好み。 決定的なことは描かれないことが逆に「自分の身にも降りかかるかもしれない」と思わせる厭らしさがあってとても良かった。 あと受け手の解釈や想像の余地が映画より広くなりやすい小説の方が向いてたと思う。 穢れに触れる条件があるのかないのか不明瞭な点...

映画履修済みだけれど小説の方が好み。 決定的なことは描かれないことが逆に「自分の身にも降りかかるかもしれない」と思わせる厭らしさがあってとても良かった。 あと受け手の解釈や想像の余地が映画より広くなりやすい小説の方が向いてたと思う。 穢れに触れる条件があるのかないのか不明瞭な点や穢れが連なるところの2つが映画より小説の方が細かく描写されているのが厭らしさや気持ち悪さやを際立たせていると感じた。

Posted byブクログ

2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リアリティのある文章と、現実主義者の主人公が理詰めで超常現象を追っていくストーリーのおかげで、フィクションであるのに、本当にあるのではないかと錯覚してしまう。最初はよくある事故物件モノかと思わせて、その真相を追っていく事でそんな事には留まらない壮大な歴史の流れに直面するというこのストーリー展開の巧みさが今回の本の魅力だと思った。 土地に起因して伝染していくという理不尽さと象徴となる幽霊をあえて出さない事で本来第三者であるはずの読者を巻き込んで話が進んでいくという緊張感があり、ページを捲る手が止まらない。後書きに書いてあった、鬼談百景も是非読みたいと思った。 あと、読んでいくと明らかに主人公が小野不由美本人であることが分かって面白かった。

Posted byブクログ

2024/04/24

怖い怖いと有名だったので読んでみたが,確かに怖い。けれどそれほどでもない。というのが率直な感想。怖さで言えば,前作の「鬼談百景」の方が怖かった。だが中盤辺りに出てくる台所での話は 眠れなくなるような怖さ。終盤に行くにつれて地味になって行くので,怖いのは序盤〜中盤だけ。

Posted byブクログ