炎の塔 の商品レビュー

五十嵐貴久(著者)

2024/10/25

前半は火災を認めようとしない人間や、スムーズにいかない救助にイライラさせられた
現実問題として、そうなんだろうというのは分かるんだけど、
なるほどね。という気持ちよりも
言い訳（説明）はいいから早くどうにかして！！
という気持ちになってしまった
その為、前半は中々進まず期待外れかなと思った。

でも後半は一気にハラハラさせられて
面白かった

2024/08/08

面白い！ 文体も読みやすく、テンポも心地よい。
特に、伏線！ デカい、デカすぎる伏線。道を歩いてきたら大きな岩に通せんぼされたくらいの。
あいつがコレで〜とか色々考えさせられるけど、オチは違う方向へ。でも、ソレはそれで意外性もあって面白い。シリーズになってるようなので続編が楽しみ。

2024/06/14

2015年刊。映画「タワーリング・インフェルノ」から起草執筆された作。映画らしさを感じるテンポ、展開。時間軸が逆になったりは無し。同時並行する様々な人の物語が描かれる点も映画同様。緊張感・緊迫感が有って、読むのを止められない感も有るが…。「タワーリング…」とは時代も国も違う。日本の建築基準法や建材、コンピュータの設置台数、火災の進み方など、「違い過ぎるんじゃないか？？」という違和感が常に付きまとう。勢いで読ませて貰ったが、正直、名作とは思わない。読後感が意外なほど薄い。楽しめたのは事実なので「4」にしました。

2024/06/11

名前さえ知らない誰かのために。過酷な災害の現場に飛び込んでいく消防士…カッコいいですよね！
地上100階地下2階の巨大タワーで発生した火災。１００階フロアーに取り残された千人の命を救うために奮闘する姿に感動しました。
後半になるにつれ、読むことがやめられず一気読みです。

2024/05/29

読み始めたら止まらない！面白かった！後半はなんだか泣けてくる…

続編があるらしいのでそっちも読んでみたい。

2024/01/14

正直言うと、ビル責任者で火事の延焼を唯一抑えることができる（命令）立場にあったこの人が、我先にと逃げてなくなったのは、スッキリした。

権力を振りかざし、先に逃げようとした都知事もなくなった。責任感のない人がトップにたつと下の人たちの多くが犠牲になることはわかっている。
今の日本を反映している。

犠牲になったのはつらいかもしれないが、彼らのような人は他の人を不幸にするだけ。

現場で働く消防士の方々、自分の命に変えてまで救助にいくという志しと行動に頭が下がる。

2023/10/21

昔見たタワーリングインフェルノの二番煎じかと甘くみたが全然負けてない。驚いた。のめり込むように読んだ本はあまりない。次作も次次作もすぐにも読みたい。

2023/09/02

ノンストップで進むストーリーに引き込まれて、読む手が止まらない。ゆっくりと確実に迫り来る恐怖は冷や汗もの。消防士達の葛藤、苦悩も十分に伝わってきて、その姿がとても魅力的であった。

2022/11/12

いやぁ～、面白かった！なかなか厚みのある一冊だけど、あっという間。気になりすぎて寝る間も惜しんで読んだ。
なぜか脳内に現れる伊藤英明。笑

2022/07/07

実は、この消防士神谷夏美シリーズの「命の砦」を先に読んでしまって、前作があることを知りどうしても読みたくなって本書を手にしました！地上450メートルを誇る巨大ランドマーク「ファルコンタワー」…オープン初日…建築工事のずさんさと、膨大な電量消費からの漏電などが重なり、また経営者の判断ミスから大規模火災が発生する…。手に汗握る展開で、読んでいて本当にハラハラしました！ただ消火活動を描いた作品でなく、居合わせた利用客や従業員などがどう行動したか…なども描かれいたのもよかったです。私的には、あの女子高生その後どうしたかな…というところも踏み込んでほしかったかな…。期待を裏切らない作品で、大満足です。