ワンダー の商品レビュー
オススメされて読んだけど、もう勧めてくれた人ありがとー!!!! と、全力で感謝した。 こんな素敵な読者時間を過ごしたのは久しぶりだった。 児童書の部類に入るのかな? でもこれを子供だけが独占するなんてズルイっ!と思うぐらい沢山の大人や学生にも読んでほしい。 むしろこの本を子供時代...
オススメされて読んだけど、もう勧めてくれた人ありがとー!!!! と、全力で感謝した。 こんな素敵な読者時間を過ごしたのは久しぶりだった。 児童書の部類に入るのかな? でもこれを子供だけが独占するなんてズルイっ!と思うぐらい沢山の大人や学生にも読んでほしい。 むしろこの本を子供時代に読んで、大人になった時によみかえせる子が羨ましい… この本はいつか絶対買おう!
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顔に障害をもったオーガストのお話。 障害をもった男の子が初めて学校に通って…っていうパターン的にはわりと王道な話ではあるけど、主人公だけじゃなく、友だちやお姉ちゃん、お姉ちゃんの彼までまわりの人たちの視点で話が語られるから、登場人物それぞれの主人公に対する気持ちとか自分の思いが...
顔に障害をもったオーガストのお話。 障害をもった男の子が初めて学校に通って…っていうパターン的にはわりと王道な話ではあるけど、主人公だけじゃなく、友だちやお姉ちゃん、お姉ちゃんの彼までまわりの人たちの視点で話が語られるから、登場人物それぞれの主人公に対する気持ちとか自分の思いが描かれていておもしろい。結末は想像つくお決まりのパターンだけど、うるっときた。最後の校長先生のスピーチがいい。 話し言葉の一人称でさくさく進むし、文字も大きく訳もわりと読みやすいから、分厚いわりにはすぐ読める。障害があるなしかかわらず、子どもが読んで感じることがたくさんありそうな本。
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生まれつき顔面に障害を持っているオーガスト。初めて彼を見た誰もが悲鳴を上げる。目をそらす。陰口を叩く。 例え悪意がなくても、自分の想像を超えた姿には誰でも戸惑ってしまうと思います。 そういう全ての反応が、彼や家族にはどれだけ苦痛だったか。 しかし彼の素直さと健やかな個性、そして優...
生まれつき顔面に障害を持っているオーガスト。初めて彼を見た誰もが悲鳴を上げる。目をそらす。陰口を叩く。 例え悪意がなくても、自分の想像を超えた姿には誰でも戸惑ってしまうと思います。 そういう全ての反応が、彼や家族にはどれだけ苦痛だったか。 しかし彼の素直さと健やかな個性、そして優しく賢い家族の存在や勇気ある友人たちが、彼の環境を少しずつ変えて行きます。 「世界のやさしさに気づいて、ほっとした」というジャスティン(姉の恋人)の想いに共感しました。 正しさよりも親切さを選ぼう。きっと誰でも優しくなれる。
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あまりに公的な評判がいいから、きっとおもしろいのだろうなぁとは思っていたけれど、その通りおもしろかった。 ともすれば重くなるテーマを読みやすい書き口にしていて、登場人物の感情とか、葛藤とか、すんなり入ってくる。 最後の関係性は『ハリー・ポッター』シリーズを彷彿させるような。 男二...
あまりに公的な評判がいいから、きっとおもしろいのだろうなぁとは思っていたけれど、その通りおもしろかった。 ともすれば重くなるテーマを読みやすい書き口にしていて、登場人物の感情とか、葛藤とか、すんなり入ってくる。 最後の関係性は『ハリー・ポッター』シリーズを彷彿させるような。 男二人に女一人ってよくあるグループ構成なのだろうか。 オリヴィアの「守られるだけじゃダメ」「あんたを中心に世界は周ってないんだから」というところがよかった。 家族のような共同体でなければ言えない言葉だし、誰かが言ってやらなければならない言葉。
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今年の課題図書でした!これで今年は全部読んだぞ! いろいろと考えさせられる内容だったし、主人公や周りの友人視点で進んでいくので読みやすかった!オギーのような立場に自分はなったことがないのでこんなことを考えているのか、と新鮮な気持ちになったし自分の行動や言動を省みるきっかけになった...
今年の課題図書でした!これで今年は全部読んだぞ! いろいろと考えさせられる内容だったし、主人公や周りの友人視点で進んでいくので読みやすかった!オギーのような立場に自分はなったことがないのでこんなことを考えているのか、と新鮮な気持ちになったし自分の行動や言動を省みるきっかけになったと思います!格言がとても良くて最後ちょっと泣いた
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オギー、ヴィア、サマー、ジャック、ミランダ 韓国映画のように泣かされた。 小説でここまで泣かされたのあったかな? それも児童本で 『人生の新しい規則を作ろうか……いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう』
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いろいろな視点から書かれてるのが新鮮でした。そうよね、お姉ちゃんや彼、友達、一人一人いろいろな考えがあるよね。それを丁寧に見せてくれて、とても読み応えありました。お姉ちゃんのエピソードが印象的でした。それと、ジャスティンの言葉も。また、プルマン家は実に理想的。子供への言葉なんて、...
いろいろな視点から書かれてるのが新鮮でした。そうよね、お姉ちゃんや彼、友達、一人一人いろいろな考えがあるよね。それを丁寧に見せてくれて、とても読み応えありました。お姉ちゃんのエピソードが印象的でした。それと、ジャスティンの言葉も。また、プルマン家は実に理想的。子供への言葉なんて、理想そのものです。こんな風に対応できてたらな、と遠い目になってしまいました。ハリウッド映画でよく見るような、大団円的なラスト。また、宝石のような言葉がたくさんでてきて、心にしみました。少しだけ余計に親切に、私も心がけます。
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登場人物それぞれの視点ごとで構成されていて、それぞれに感情移入できて読みやすい。 キス&ハグの欧米文化やジョークやたとえが多いのはやはりなじまないけど、ジャックとのオンライン上のやりとりは今風でクスリとさせられた。 アメリカの学校の雰囲気が楽しめたのもよかった。5年生レベル高いな...
登場人物それぞれの視点ごとで構成されていて、それぞれに感情移入できて読みやすい。 キス&ハグの欧米文化やジョークやたとえが多いのはやはりなじまないけど、ジャックとのオンライン上のやりとりは今風でクスリとさせられた。 アメリカの学校の雰囲気が楽しめたのもよかった。5年生レベル高いな。来年5年生になる長男は、この本理解できなさそうww しかし後半のうまくいきすぎ感はちょっと違和感あり。 最終的に唯一の「敵」になったジュリアン。彼視点のストーリーも英語版で出てるみたいだけど、どうなのかな? ジュリアンもジュリアンママもあまりにステレオタイプに描かれすぎ。高年向けの本なのでわかりやすいキャラづけが必要とはいえ、ちょっと薄っぺらさを感じてしまった。ま、実際にこういう視野狭い子もいるんだろうけど。 異形のものを「キモイ」と思うのも、生理的嫌悪感を抱くのも人間の本能であると思う。けれど、それ以外の視点でその人を判断できるのも人間である。 世界は不平等である。ただし、味方は必ずいる。 (わたしの格言!)
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感動の一冊。 読み始めはアメリカ人の書く小説なので、聖書的というか、自己啓発的というか、綺麗事が並べ立てられている本に過ぎないのかな?と思ったがそんなことは全くなかった。アメリカの小説でこれだけ少年少女の繊細な部分、悩みや成長が描かれている小説に初めて出会ったように思う。 ま...
感動の一冊。 読み始めはアメリカ人の書く小説なので、聖書的というか、自己啓発的というか、綺麗事が並べ立てられている本に過ぎないのかな?と思ったがそんなことは全くなかった。アメリカの小説でこれだけ少年少女の繊細な部分、悩みや成長が描かれている小説に初めて出会ったように思う。 また、アメリカアメリカ言って恐縮だが、アメリカ人の異質なものを肯定する精神には感銘を受ける。
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主人公は、ユニークフェイスの男の子。初めて学校に行くことになり、さまざまなトラブルをのりこえながら成長していく物語…。といっても、内容はとてもシビアでリアル。イヤな奴もたくさん出てくる。いわゆる「感動ポルノ」臭は控えめ。 本人視点からだけでなく、章ごとに話者が変わる群像劇的な構...
主人公は、ユニークフェイスの男の子。初めて学校に行くことになり、さまざまなトラブルをのりこえながら成長していく物語…。といっても、内容はとてもシビアでリアル。イヤな奴もたくさん出てくる。いわゆる「感動ポルノ」臭は控えめ。 本人視点からだけでなく、章ごとに話者が変わる群像劇的な構成で、同じ出来事を体験しながらも、それぞれが、それぞれの立場で、どのように感じていたかを描くことで、誤解やすれ違いが浮き彫りになる。 障害学の分野では、「障害」とは、個人が抱える問題ではなく、「社会が作り出しているもの」だと考える。この物語で言えば、入学当時のオギーは、そのユニークな顔によってさまざまな困難=障害にぶつかる。だが、少しずつ理解者が増え、仲間が増えていくに従って、生きていくうえでの「障害」は次々になくなっていき、最後には「障害者」ではなく、「ふつうの男の子」としてみなに受け入れられるようになる。その周囲の人々がオギーを受け入れていく葛藤の描写がとてもリアル。ただの障害者の感動ポルノではなく、もっと大きなテーマを含んでいる。
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