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雲は湧き、光あふれて の商品レビュー

3.9

45件のお客様レビュー

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2024/05/20

短編の3作品です。 ①怪我から復帰した選手の代走専属になった選手の話。 ②スポーツ新聞社の新人記者の奮闘の話。 そして ③戦時中に甲子園を目指した選手たちの話。 どれも感動の話です。 面白かったです。^_^

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2022/08/23

野球好きにはたまらない小説でした。特に、最後のお話は感動しました。今も戦争とは違いますが、コロナ禍という過酷な状況で、全力プレーで我々を感動させてくれる球児たちに改めて感謝の気持ちが沸きました。

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2022/07/31

男子高校野球、夏の甲子園開幕が近付いているこのタイミングで高まった野球熱から手に取った一冊。「野球モノ」という、日本にとっては割となじみ深い物語が数多くあるなかで、記者の目線や戦時中の話に着目しているところがまず新鮮で面白かった。特に3作目で表題にもなっている「雲は湧き、光りあふ...

男子高校野球、夏の甲子園開幕が近付いているこのタイミングで高まった野球熱から手に取った一冊。「野球モノ」という、日本にとっては割となじみ深い物語が数多くあるなかで、記者の目線や戦時中の話に着目しているところがまず新鮮で面白かった。特に3作目で表題にもなっている「雲は湧き、光りあふれて」は、夏の高校野球がどうしてここまで日本で注目を浴びて、どこかやっぱり他の部活動よりも特別扱いされているのか、という疑問に対するひとつの解答のように感じた。戦争で皆が大変な思いをしている中で、学生達の野球は小さな希望の象徴だったのかもしれないし、その余韻がわずかでも確かに、甲子園球場という舞台に残っているような、そんな。

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2022/01/24

高校野球、甲子園の特別感と、高校時代というその時期にしかないキラキラした青春感がある。 須賀しのぶさんの本の中では初心者向けで、読みやすい。 夏に読みたくなる作品。

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2021/09/01

高校野球を題材にした3つの短編集。 中でも、戦争で大会が中止になる話は、コロナ禍に通づる気がします。 罪なき学生達は政局により青春を失った。

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2021/02/20

高校野球を題材にした短編集 とはいえ、代走専門選手や、新人女性スポーツ紙記者、戦時中の(なので正確には高校野球ではないのだが)に焦点があたっている。

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2020/02/10

高校野球を題材にした短編3篇。代打でしか試合に出られない益岡、その後を補う須藤を描いた「ピンチランナー」は刹那的だが、心情をストレートに表現していて好感が持てる。記者目線で描く「甲子園への道」もいい。表題作は反戦を絡めた著者のメッセージのある内容である。好みが分かれるところだとは...

高校野球を題材にした短編3篇。代打でしか試合に出られない益岡、その後を補う須藤を描いた「ピンチランナー」は刹那的だが、心情をストレートに表現していて好感が持てる。記者目線で描く「甲子園への道」もいい。表題作は反戦を絡めた著者のメッセージのある内容である。好みが分かれるところだとは思うが、「甲子園の道」に登場する月谷にフォーカスしちゃうかな。明らかに扱い違うし...。続編を即、手に取ることになるだろう。

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2019/11/27

鉄壁のドライアイの私にも涙!『ピンチランナー』『甲子園への道』『雲は湧き、光あふれて』の三編集。ダントツで良かったのは表題作『雲は湧き~』。戦時中の甲子園、球児たちの物語。戦争に奪われた大会・夢・将来・若い命。涙なしには読めない。もう、外出先だというのにみっともないくらい号泣。『...

鉄壁のドライアイの私にも涙!『ピンチランナー』『甲子園への道』『雲は湧き、光あふれて』の三編集。ダントツで良かったのは表題作『雲は湧き~』。戦時中の甲子園、球児たちの物語。戦争に奪われた大会・夢・将来・若い命。涙なしには読めない。もう、外出先だというのにみっともないくらい号泣。『栄冠は君に輝く』の歌は、これまでもいい歌だなと思っていたが、この頃から脈々と受け継がれている歌詞、思いに感動ひとしお。他、熱闘甲子園のような『ピンチランナー』、新米記者の奮闘記『甲子園の道』も良かった。続編も読みたい。

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2019/06/25

高校野球短編。 ・ピンチランナー 怪我しながらも熱い想いを持つ益岡×益岡のピンチランナーとして盗塁だけを専門にピッチに出される須藤 ・甲子園への道 新人スポーツ女性記者の泉×公立校投手月岡 ・『雲は湧き、光あふれて』 舞台:戦前〜戦後 金が欲しいから野球をやると豪語する滝山...

高校野球短編。 ・ピンチランナー 怪我しながらも熱い想いを持つ益岡×益岡のピンチランナーとして盗塁だけを専門にピッチに出される須藤 ・甲子園への道 新人スポーツ女性記者の泉×公立校投手月岡 ・『雲は湧き、光あふれて』 舞台:戦前〜戦後 金が欲しいから野球をやると豪語する滝山×ピッチャーからキャッチャーに変更された鈴木 球児の葛藤を描く第1話、ラブコメ調の第2話、センチメンタルな回顧録調の第3話。 高校野球1つをとってもこんなに幅広くかけるものなのかと感心しました。 特に、第2話は予想だにしていなかった。 ちょっとにまにまが止まらず、続き読みたいなと思わせてくれました。 いろんな視点で楽しませてくれた一冊。

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2018/11/04

高校野球にまつわる話三編からなる短編集。爽やかな青春小説だと思ってきゅんきゅんしてたのに、最後の話にやられました。

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