雲は湧き、光あふれて の商品レビュー
高校野球短編小説集。 どの話も小さくまとまっていて(良い意味で)、そこが良い。 本の雑誌をぺらぺらやってたら、紹介記事が目についてので即購入。 で、一晩で読破。
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高校野球を舞台にした小説集。高校球児、スポーツ記者、そして戦中の球児がそれぞれの作品の主人公。どの作品も変に青春を美化させることなく、しっかりと地に足の着いた、その上で読後感が爽やかな物語である。 今年は高校野球が誕生してちょうど100年。例年以上に盛り上がったこの夏にふさわしい...
高校野球を舞台にした小説集。高校球児、スポーツ記者、そして戦中の球児がそれぞれの作品の主人公。どの作品も変に青春を美化させることなく、しっかりと地に足の着いた、その上で読後感が爽やかな物語である。 今年は高校野球が誕生してちょうど100年。例年以上に盛り上がったこの夏にふさわしい読書ができました。特に表題作は感慨深いものがあります。『栄冠は君に輝く』に込められた思いを私たちは知っておく必要があります。
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表題作がやっと本に!とのことで読んだのですがピンチランナーも甲子園への道も面白かったです。読む前は神の棘の後なので違和感あるかな?とも思ったのですが青春小説という点では地続きのような印象でドップリはまれました。 夏に読んで良かった。あずきバー食べたい。
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甲子園が始まって今年で100年。この節目の年にこの本をこのタイミングで読めてよかった。 100年目にして、97回大会。この意味が最後の「雲は湧き、光あふれて」に込めれている。『栄冠は君に輝く』を聞くたびにおもいだしそうな一冊。
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時代の違う3つの高校野球の中編小説を集めた一冊。上手いのは走塁だけの代走のみの選手の話。新人スポーツ専門誌女性記者が出会ったある投手の話。大戦直前の大会で惜敗したチームの話。色合いと雰囲気の違う青春像でした。戦争っていう狂気は今から見ると滑稽でありながら恐怖も感じますね。
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高校野球をテーマにした三編の小説集。地方大会終わった、いい時季に読めた。球児も、球児以外も、今も昔も、甲子園を目指すまぶしさが題名からも内容からも伝わってくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
河原和音さんの表紙と須賀しのぶさんの名前に惹かれて手に取った。野球はそんなに興味なかったんだけど、それでも面白く読める。高校球児と新人スポーツ記者がそれぞれ主人公になった3つの短編集。高校野球の季節という事もあって、7月8月に読むとよりグッとくるかも。
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