雲は湧き、光あふれて の商品レビュー
ピンチランナー、甲子園への道、雲は湧き光あふれての3つの話によって構成されている。 どの話を高校野球小説であり、 若いからこそある悩みや葛藤、弱さそしてそれを乗り越えていく描写がかかれていて高校野球が好きでない人にもぜひ読んでほしい一冊である。
Posted by
高校野球小説3編。青春だな~ 2015.11.13
Posted by
一行目:スパイクの紐を結びなおす。 BL作家の一般向け小説なぞ、どんなものかという軽い気持ちだったが、とても良かった。 高校野球に絡む3編。その切り口がイイ。 腰に故障を抱えたスラッガー専属の代走を打診される主人公。 地方大会を取材する新米記者。 そして戦時中の高校球児ー さすが...
一行目:スパイクの紐を結びなおす。 BL作家の一般向け小説なぞ、どんなものかという軽い気持ちだったが、とても良かった。 高校野球に絡む3編。その切り口がイイ。 腰に故障を抱えたスラッガー専属の代走を打診される主人公。 地方大会を取材する新米記者。 そして戦時中の高校球児ー さすがBL作家とあって、臨場感、その場の空気がよく伝わってくる。 広く読んでもらいたいが、野球を知らないとこの隙間を縫うような良さはわからないかも。
Posted by
甲子園、という響きに対する特別な憧れ 3年間って短くて、あっという間だけど、全力出しきれる時間なんだよなあ 胸が痛くなるほどのキラキラしさがあの時間には込められている いましかない、いまだけ。 主役じゃないと思っているあなたも、その瞬間を生きているだけで主役だったのだ
Posted by
高校野球をモチーフにした短編三作からなる小説です。 どの話も所謂スター級の球児ではなく、普通の球児。等身大の野球が好きで甲子園に憧れを抱いている子達ばかり。 才能がある子への劣等感や挫折感、ポジション変更によるいざこざ、仲間との軋轢。それらを踏まえた上で、その話の主人公なりの答え...
高校野球をモチーフにした短編三作からなる小説です。 どの話も所謂スター級の球児ではなく、普通の球児。等身大の野球が好きで甲子園に憧れを抱いている子達ばかり。 才能がある子への劣等感や挫折感、ポジション変更によるいざこざ、仲間との軋轢。それらを踏まえた上で、その話の主人公なりの答えに辿り着いていて面白かったです。
Posted by
須賀しのぶさんの近著は傑作揃い(革命、紺碧、ゲームセット、芙蓉…)、これも良いです。努力が報われる話が好きなのですが、須賀しのぶさんの作品では、努力してもかなわない存在(天才)や、歴史といったどうしようもないものの前でも、葛藤しつつ前進しようという人々が登場します。彼らの歩みに時...
須賀しのぶさんの近著は傑作揃い(革命、紺碧、ゲームセット、芙蓉…)、これも良いです。努力が報われる話が好きなのですが、須賀しのぶさんの作品では、努力してもかなわない存在(天才)や、歴史といったどうしようもないものの前でも、葛藤しつつ前進しようという人々が登場します。彼らの歩みに時折涙することも。本書は入門編としてオススメです。大傑作流血女神伝の再評価を祈ってます!
Posted by
ずるい。こんな話書かれたら、もうわくわくするしか無い!ってなる。 高校野球と言うのは一生に一度しかない晴れ舞台だからこそ、あんな風にキラキラしてるんだろうかってなる。
Posted by
題名と表紙の絵だけで甲子園ものだ!と思い買おうかな~♪でも積読もたくさんあるしな~(--;)と悩んでいたら、友人が貸してくれてラッキー(^o^)最初のピンチランナーは自分が思っていた通りの現代高校生の話(^^)次の甲子園への道は高校球児を追う新人記者の話で意表を突かれたけれど、が...
題名と表紙の絵だけで甲子園ものだ!と思い買おうかな~♪でも積読もたくさんあるしな~(--;)と悩んでいたら、友人が貸してくれてラッキー(^o^)最初のピンチランナーは自分が思っていた通りの現代高校生の話(^^)次の甲子園への道は高校球児を追う新人記者の話で意表を突かれたけれど、がんばれー(^^)/と応援したくなる♪最後の雲は湧き、光あふれては戦時下の旧制中学球児達で、泣けた(ToT)毎年聴いているけれど「栄冠は君に輝く」はいい曲だと改めて思う(*´-`)
Posted by
高校野球短編小説集。 どの話も小さくまとまっていて(良い意味で)、そこが良い。 本の雑誌をぺらぺらやってたら、紹介記事が目についてので即購入。 で、一晩で読破。
Posted by
高校野球を舞台にした小説集。高校球児、スポーツ記者、そして戦中の球児がそれぞれの作品の主人公。どの作品も変に青春を美化させることなく、しっかりと地に足の着いた、その上で読後感が爽やかな物語である。 今年は高校野球が誕生してちょうど100年。例年以上に盛り上がったこの夏にふさわしい...
高校野球を舞台にした小説集。高校球児、スポーツ記者、そして戦中の球児がそれぞれの作品の主人公。どの作品も変に青春を美化させることなく、しっかりと地に足の着いた、その上で読後感が爽やかな物語である。 今年は高校野球が誕生してちょうど100年。例年以上に盛り上がったこの夏にふさわしい読書ができました。特に表題作は感慨深いものがあります。『栄冠は君に輝く』に込められた思いを私たちは知っておく必要があります。
Posted by