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雲は湧き、光あふれて の商品レビュー

3.9

47件のお客様レビュー

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2019/06/25

高校野球短編。 ・ピンチランナー 怪我しながらも熱い想いを持つ益岡×益岡のピンチランナーとして盗塁だけを専門にピッチに出される須藤 ・甲子園への道 新人スポーツ女性記者の泉×公立校投手月岡 ・『雲は湧き、光あふれて』 舞台:戦前〜戦後 金が欲しいから野球をやると豪語する滝山...

高校野球短編。 ・ピンチランナー 怪我しながらも熱い想いを持つ益岡×益岡のピンチランナーとして盗塁だけを専門にピッチに出される須藤 ・甲子園への道 新人スポーツ女性記者の泉×公立校投手月岡 ・『雲は湧き、光あふれて』 舞台:戦前〜戦後 金が欲しいから野球をやると豪語する滝山×ピッチャーからキャッチャーに変更された鈴木 球児の葛藤を描く第1話、ラブコメ調の第2話、センチメンタルな回顧録調の第3話。 高校野球1つをとってもこんなに幅広くかけるものなのかと感心しました。 特に、第2話は予想だにしていなかった。 ちょっとにまにまが止まらず、続き読みたいなと思わせてくれました。 いろんな視点で楽しませてくれた一冊。

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2018/11/04

高校野球にまつわる話三編からなる短編集。爽やかな青春小説だと思ってきゅんきゅんしてたのに、最後の話にやられました。

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2019/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

甲子園で盛り上がっている時に読了したかったのですが間に合いませんでした。野球漫画は結構読んだのですが、野球小説(ノベルズ)は『バッテリー』ぐらいかも…。 『ピンチランナー』『甲子園への道』『雲は湧き、光あふれて』の3編の短編集です。 『ピンチランナー』は才能溢れ将来を嘱望されていたチームメイトが身体の故障で以前のようなプレーが出来なくなり、1打席限りの代打にたつ彼専門のピンチランナーになるまでの葛藤を描いた話。 『甲子園への道』は新米の雑誌記者の奮闘を書いた話。『雲は湧き、光あふれて』は戦時中に甲子園が大会が中止になった時の話。どれもかけがえのない時を賭けた挑戦で、だからこそ“熱い思い”をそれぞれが持っていて、それに読者が惹きつけられるのだと思いました。

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2018/01/07

高校野球の短編3編。野球ルールがわからない私にとっては知らない単語が多くて難易度高めでした。1話目は、盗塁がうまく、代走で試合に出してもらえる男の子の話。怪我をして代打でしか出れない子と二人で一つ。野球部なのに走る練習しかさせてもらえず、代走屋というポジションに悶々としていたけど...

高校野球の短編3編。野球ルールがわからない私にとっては知らない単語が多くて難易度高めでした。1話目は、盗塁がうまく、代走で試合に出してもらえる男の子の話。怪我をして代打でしか出れない子と二人で一つ。野球部なのに走る練習しかさせてもらえず、代走屋というポジションに悶々としていたけど、最後は思いっきり走る!!かっこいい!2話目は新人記者の話。3話目は、戦時中に甲子園話目指した高校球児の話。これが一番良かった。切なくて、うるっとなる。

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2017/12/14

短編集3編 高校野球の魅力をいろいろな形で伝えたかったのだと感じた.故障したり,経験のない記者だったり,戦争で開催されなかった甲子園大会だったり,負の要素の中でも輝いている球児たちの姿が眩しい.

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2017/10/19

表題が高校野球のあの有名な曲の歌詞であることに最後まで気づかない甲子園オンチな私…。でも最後は泣けて泣けて、若者の青春や情熱、健康な身体や命を奪った戦争が憎くてなりませんでした。須賀作品はポーランドの戦争を扱った『また、桜の国で』しか読んでいないので、始めの短編2作品は簡易な文体...

表題が高校野球のあの有名な曲の歌詞であることに最後まで気づかない甲子園オンチな私…。でも最後は泣けて泣けて、若者の青春や情熱、健康な身体や命を奪った戦争が憎くてなりませんでした。須賀作品はポーランドの戦争を扱った『また、桜の国で』しか読んでいないので、始めの短編2作品は簡易な文体で驚きました。でも表題作はやはり、社会派の匂いを感じさせる作品でとても良かったです。陰と陽の極端な世界観を書き分けることができる作者に感服です。

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2017/10/14

私達の部活でも同じことがあり、 みんなで話し合ったことが思い出されました。 共感出来る部分も多々あると思います。 ぜひ読んでみてください!!

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2017/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読みやすい作品。 1作目は着眼点がいいと思います。代走にはなかなか目が行かないので。 2作目は、記者目線で新しいなと思いました。何気なく読んでいるスポーツ新聞の苦悩が描かれています。 3作目は戦時下の劣悪な野球環境でも甲子園をめざす学生の物語でした。将校の暴力にも負けず主人公とエースの心がつながっていく場面が好きです。

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2017/08/26

【収録作品】ピンチランナー/甲子園への道/雲は湧き、光あふれて 高校野球の球児たちと彼らを取り巻く大人の話。戦時中の話が痛い。昔のことと笑えなくなっている今がある。

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2017/07/25

高校野球好きだし、須賀さんだし、で手に取りました。 青春です。面白かった。 最後の話は泣きました。戦争はいかんね 大会歌尊い

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