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止まりだしたら走らない の商品レビュー

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55件のお客様レビュー

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2024/05/14

なんかすごくよかった。日常のあわいの、些細なひっかかりを、流さずに掬い上げたみたいな。わたしこれすき!と、おもいながらよみました。

Posted byブクログ

2024/03/14

誰しもが一度は考えた、行動した、些細なことをテーマにしていて、あるある〜とサクサク読み進められた。実在する駅名が入っているのも現実的に感じられた。 というか、最後の最後に登場人物の詳細がわかり、何故そう思っていたんだろう?と無意識の偏見があったことに気付かされた。 (理論的に喋...

誰しもが一度は考えた、行動した、些細なことをテーマにしていて、あるある〜とサクサク読み進められた。実在する駅名が入っているのも現実的に感じられた。 というか、最後の最後に登場人物の詳細がわかり、何故そう思っていたんだろう?と無意識の偏見があったことに気付かされた。 (理論的に喋るから?野球部だったから?             作者にやられた〜) PS 最後の最後まで話の構成がよく分からなくて?だった。

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2024/03/12

恐山の別名義の電車にまつわる短編がいっぱい入った小説。 初めの方に入っている露出狂の人の話が気持ち悪かった。自分が露出したことが女の人の記憶に残り続けることに喜びを感じている…という精神が心底気持ち悪かった。女の人のトラウマになれることを喜んでるのは人間として最低だと思う。恐山は...

恐山の別名義の電車にまつわる短編がいっぱい入った小説。 初めの方に入っている露出狂の人の話が気持ち悪かった。自分が露出したことが女の人の記憶に残り続けることに喜びを感じている…という精神が心底気持ち悪かった。女の人のトラウマになれることを喜んでるのは人間として最低だと思う。恐山はこんな気持ち悪いこと考えてる人だったのかと思って恐山を嫌いになりそうだった。性犯罪を犯してそれをむしろ誇りに思っているというのが気持ち悪すぎる。一度女になってただ女に産まれたからという理由だけで理不尽な性犯罪に遭ってみろよと思った。 ここまで読んでもう読むのやめようかなと思ったけど一応最後まで読んだ。そしたらBLっぽい話もあってまあまあ面白かった。最後はどんでん返しもあったしよく出来ているとは思ったけど。 でも恐山のことを嫌いになりたくないからもう恐山の書いた本を読むのはやめようかなとは思った。なんかいちいち理屈っぽかったし。あとネットの質問サイトに嘘を答えることを趣味にしている人の話とか普通に迷惑過ぎてなんら共感できないし。 ARuFaさんのファンで匿名ラジオを聞いていて相方のパーソナリティの恐山が本も出していると知って今回読んでみたけど、匿名ラジオだけ聴いてた方が幸せだった気もする。そんな感想。

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2024/01/19

空いてる時間にサクッと読めるお話。 日常に転がってる面白いこととか、昔考えたことがあるようなことを登場人物たちが中央線車内やその沿線であれこれ考えてて、全く知らない人たちの頭の中を覗いているみたいで楽しい感覚を味わえた。 仲の良い友人が昔中央線沿いに住んでて学生時代は沢山中央線を...

空いてる時間にサクッと読めるお話。 日常に転がってる面白いこととか、昔考えたことがあるようなことを登場人物たちが中央線車内やその沿線であれこれ考えてて、全く知らない人たちの頭の中を覗いているみたいで楽しい感覚を味わえた。 仲の良い友人が昔中央線沿いに住んでて学生時代は沢山中央線を利用したから記憶の中の風景を思い浮かべながら読めて楽しかった

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2024/01/10

少し前に短期間だけ中央線上に住んでいて、中央線の記憶があってから読めてよかったあとなった。別に筋に関係があるわけではないんだけど、なんとなく京浜東北線じゃなくて中央線に出せる味があるよネ、と 中央線だけじゃなくて、デカ目の電車に長めに乗ると、こんなにいっぱいの家が街にあり、こん...

少し前に短期間だけ中央線上に住んでいて、中央線の記憶があってから読めてよかったあとなった。別に筋に関係があるわけではないんだけど、なんとなく京浜東北線じゃなくて中央線に出せる味があるよネ、と 中央線だけじゃなくて、デカ目の電車に長めに乗ると、こんなにいっぱいの家が街にあり、こんなにいっぱいの人間が乗り降りして、しかもその全員に人生があるのヤバ〜とよく思うんだけど、その断片を具体的に見られた気がして嬉しかった、このどれもがフィクションなんだけど完全に作り話とは断定できなくて、“ある”可能性もあるのがアツい そして何より人生の切り取り能力と観察態勢が好き!!

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2023/11/24

中央線の各駅を舞台にした小話と、電車に揺られながら他愛ない話をしつつある目的地へ向かう二人の学生の話が収録されています。 普段電車に乗るときも、向いに座る人や横に立っている人は何かしら思考を巡らせている。そんな思考を少しのぞき見しちゃうような、今度電車に乗ったとき、人間観察、い...

中央線の各駅を舞台にした小話と、電車に揺られながら他愛ない話をしつつある目的地へ向かう二人の学生の話が収録されています。 普段電車に乗るときも、向いに座る人や横に立っている人は何かしら思考を巡らせている。そんな思考を少しのぞき見しちゃうような、今度電車に乗ったとき、人間観察、いや、妄想がしたくなっちゃう作品でした。

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2023/06/13

作者の感性がとにかく光ってる。言われたら思い出して「そういうこともあったな」となるけど、言われなければ一生忘れていただろう学生時代の感覚みたいなものを鮮明に描写できるのはすごい。

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2023/05/05

日常に転がっていて少し考えるけど、すぐに忘れ去ってもう思い出すことのないような、 そんな小さいぼんやりした事が文章となって次々現れてくるのが面白かったです。 挿絵も面白いんだけどややデカい&多くてちょっと読書に集中しにくかったかも。 最後にちょっとした種明かしがあり、最後まで読...

日常に転がっていて少し考えるけど、すぐに忘れ去ってもう思い出すことのないような、 そんな小さいぼんやりした事が文章となって次々現れてくるのが面白かったです。 挿絵も面白いんだけどややデカい&多くてちょっと読書に集中しにくかったかも。 最後にちょっとした種明かしがあり、最後まで読み進めて良かった〜となりました。

Posted byブクログ

2023/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すれ違うだけ、ただその場にたまたま居合わせた人たちの『思考』の数々。その人独自の解釈や信念といったものが中央線の電車の中で揺られ、語られていく。同時に、ある学生とその先輩の高尾山までの道中も物語として進行していくといった面白い構成。あくまでも高尾山までの道中が主軸と言えそうなので、章ごとに違うキャラクターの思考を追うのはまるで各駅停車で下車し寄り道をしたような気分になる。 私はこの本を読むまで、たった一瞬での関わり-たまたま同じ電車に乗った人たち-の人生や思考について思いを馳せたことがなかったので、筆者の視点は新鮮そのものだった。ある物語は点であり、ある物語は線である。 一緒に電車に揺られながら物語を追う行為は楽しいひと時だった。 筆者はオモコロ編集部のダ・ヴィンチ恐山氏である。巧みな描写と豊富な語彙力を武器に、小説家としても活躍されており、今後も筆者の作品を是非読んでみたいと思った。

Posted byブクログ

2023/04/15

中央線の中、頭の中の独白でほとんどが構成された小説。内向性に共感できる部分があって面白かったし、共感できなかった部分については興味深かった。たぶん再読する。

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