止まりだしたら走らない の商品レビュー
これは… なんといえばいいか。 なんかすごい読後感のある本だな…!! なんか分からないけどやられたー!と思う。 関係ないけれど、自分にも過ぎ去った過去の中にミンティアを毎日食べてた時期があったな。
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ブックトークで使用。「品田遊」はオモコロというウェブメディアのライター「ダ・ヴィンチ恐山」の別名義。オモコロは初めてネットに触ったくらいのころから見る抗うつ剤として愛読していたが、彗星のごとく新人ライターとして現れた氏の文章がまさしくわたしの「なりたかったのになれなかった人物像」...
ブックトークで使用。「品田遊」はオモコロというウェブメディアのライター「ダ・ヴィンチ恐山」の別名義。オモコロは初めてネットに触ったくらいのころから見る抗うつ剤として愛読していたが、彗星のごとく新人ライターとして現れた氏の文章がまさしくわたしの「なりたかったのになれなかった人物像」そのものだったんで、出てた小説を買った。表面上はオモコロみたいな万人受けするあるある系ギャグなのだが、よくみると日頃(なかば義務感で)よんでるネット詩・散文よりおもしろいこといってるようなきがして、ちゃんと読みたくなったのでえらんだ。「採点」もいいけど、「露出狂」からの「春」のながれも深掘りしたかったなあ。
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さすがダヴィンチ恐山と思わされる作品でした。 いくつかの短編の間に本編(?)が挟んであって 斬新なかんじでした。 また、近所の本屋では在庫がありませんでしたが、すこし大きめな本屋に行くと在庫が残っていることが多いです。
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特段前情報なしに読み始めてみたが、とても面白かった。 電車を舞台にした非常に入り込みやすい設定、洞察力のある人物描写、そして巧みに読者に思い違いをさせる巧さ、とても高評価。 個人的にはもう少し先まで書いてほしかったが、この終わり方なのが良いのかもしれない。 青春と名のつく歌...
特段前情報なしに読み始めてみたが、とても面白かった。 電車を舞台にした非常に入り込みやすい設定、洞察力のある人物描写、そして巧みに読者に思い違いをさせる巧さ、とても高評価。 個人的にはもう少し先まで書いてほしかったが、この終わり方なのが良いのかもしれない。 青春と名のつく歌や物語は、それを失って後悔した大人による作り物であり、そんなものに惑わされず自分の青春を謳歌せよ、というフレーズがとても刺さった。
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めっちゃおもしろい みんな毎日をなんとなく生きているようでいて、色々おもしろい視点から物事を捉えているんだなぁと思った
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恐山が書いた小説というのが気になって読んでみた。観察能力と語彙力えぐい。ふしぶしに恐山を感じた。読みやすくて面白かった!
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中央線を舞台にした連作短編集。電車に揺られながら何気なく考えている本当にどうでもいいことなどを拾い上げるのがうまい。
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恐山さん、多分普段こんなこと考えながら生活してるんだろうなと思って笑ってしまった。 人物の書き分けはあれど、そのそれぞれにリトル恐山の影があり面白い。 書きたいこと書いてるなぁと読み進めたら最後、新渡戸先輩の軽いトリックに騙された。確かに描写はなかったし、多分新渡戸という名前で新渡戸稲造を意識させて、5千円札のくだりでもそうさせようとしたんだろう。(ってかオモコロでもそんな記事書いてたな…) あとこれは全然個人的な意見だけど、年が近いのにこんなアウトプットが出せるの、純粋に羨ましいなと思ってしまった。(そりゃ勿論物書きを生業にしてるから違うけど、なんかTwitterとかオモコロで普段目に入る人だから勝手に身近に感じて、知り合いが書いた小説読んでスゲーってなる感じと似てる)
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■あらすじ 東京横断電車、中央線の乗客たちによる短編物語 乗客の個人的な問題を盗み見るような感覚に陥る不思議な文体 ―誰かの記憶に残りたいがために露出狂の道を走るサラリーマン ―知恵袋の質問にテキトーに答えることが娯楽な大学生 ―小学生の作文を深読みする教師 ―友人と別れたあとに自らの行動を採点する高校生 あなたの隣の乗客たちはこんなことを考えているのかも? ■感想 一人の物語が約10ページで完結するため、さくさくと読める! 一番共感したのは友人と別れた後自己採点する高校生。 私も「あーあの時こう言った方が良かったのでは…」 と一人反省会を開催している(;‘∀‘) 露出狂の考えも分かっちゃうんだけど…そっちに走ったかぁって感じ。
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再読。電車に乗って多様な景色を流れ見るように、切り取られた人生を見てる感じがして楽しいです。都築くんと新渡戸先輩のやりとりは、再読でしか味わえないおもしろさが滲み溢れていました。
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