止まりだしたら走らない の商品レビュー
タイトルからして、奇をてらったかんじの、不思議な小説。リトル・モアさんの本ということで、モノとしての本を意識して、大切に読ませてただいた、つもりです。
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いろんな人の頭の中を切り取ったような作品だった。 1冊の中に、小説としての新しい挑戦や工夫がたくさん散りばめられていて、読んでいて楽しくなった。
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中央線を日々利用する人々が、どんなことを考えているのか、思考を覗き見するような短編集。自分もそうだがきっとほとんどの人が、色んな他愛ないことに思いを巡らせながら、電車に乗り合わせている。そんな他愛ない思考をひとつひとつ取り出していった感じか。 著者の品田遊は、ツイッターでは「ダ・...
中央線を日々利用する人々が、どんなことを考えているのか、思考を覗き見するような短編集。自分もそうだがきっとほとんどの人が、色んな他愛ないことに思いを巡らせながら、電車に乗り合わせている。そんな他愛ない思考をひとつひとつ取り出していった感じか。 著者の品田遊は、ツイッターでは「ダ・ヴィンチ・恐山」の名で有名である。「頭の中で考えてるどうでもいいこと」を文章にしたこの小説と、「頭の中で考えてるどうでもいいこと」をつぶやくツイッターというのが、実に似ているというか同じような気がする。意識したのかそうでないのか。 とにかくたくさんの「思考」が書かれていて、それぞれクスッと笑えるところがあったりして面白いのだけど、最後の展開に全部もってかれた印象。最後にニヤニヤさせられた。悔しい。
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ダ・ヴィンチ・恐山さんの小説デビュー作。タイトル買い。通勤電車で読むのにもってこいな、クスっと笑える連作短編集。最終章まで読むとちょっとした仕掛けがあって、かわいい物語。エラーさんの挿絵もかわいい。
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面白い。小説として書くまでもないことを書くというのが僕らの世代的で、現代的で、馴染む。 みんな思ってるだろうに何で書かないんだろうな、と思ってたことだけを書いたという点で新しいんだけど、わざわざ”新しい小説”とか言うほどじゃないんだよな。やっぱり些細な事だから誰も書かなかったんだ...
面白い。小説として書くまでもないことを書くというのが僕らの世代的で、現代的で、馴染む。 みんな思ってるだろうに何で書かないんだろうな、と思ってたことだけを書いたという点で新しいんだけど、わざわざ”新しい小説”とか言うほどじゃないんだよな。やっぱり些細な事だから誰も書かなかったんだろうな。
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