絶歌 の商品レビュー
「葉形に広がったカーテンの裂け目に両手をかけ、僕は外界の処女膜を破り、夜にダイブした」p96 「はち切れんばかりに膨れ上がったこの世界への僕の憎悪と愛情が、今まさに交尾したのだ」p99 やたらと性的な言葉を用いる、それを文学だと思っている、そんな自分に陶酔している、強烈なナル...
「葉形に広がったカーテンの裂け目に両手をかけ、僕は外界の処女膜を破り、夜にダイブした」p96 「はち切れんばかりに膨れ上がったこの世界への僕の憎悪と愛情が、今まさに交尾したのだ」p99 やたらと性的な言葉を用いる、それを文学だと思っている、そんな自分に陶酔している、強烈なナルシズムだけが記された本。自分のことしか考えていない。 「生真面目」だという父親の話は、少し考えさせられた。犯罪者の親や子どもなどの家族には、大抵の場合、罪はない。でも実際、白い目で見られたり、同じ場所にとどまっていられなくなったりするだろう。そういうのは、よくないよな、と思った。
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猫を殺すシーンが酷すぎてそこから先は読めませんでした。胸がドキドキする程にです。少年がこんな事するなんてとても悲しい‥。周りの大人が少年の心を大切にしなかったからこんな悲しい事件が起きてしまいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事件後の少年院を仮退院してからの話。 装飾や言い回しが華美で厨二病っぽい。 自己陶酔しているように思える。 自分の家族に対しての罪悪感はたっぷり書き込んでいるのに、被害者に対しての謝罪は薄っぺらく感じる。
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発売当初話題になったため購入したものの、 自己陶酔が激しく一度序盤で読むことを断念。 メルカリで出品していたところ、 買い手がついたため、発送前に再読。 序盤は、いかに自身が他と異なる感性を持っていたか、自分がいかに特別な人間か、というようなことを書きたいのだろうなという思いが...
発売当初話題になったため購入したものの、 自己陶酔が激しく一度序盤で読むことを断念。 メルカリで出品していたところ、 買い手がついたため、発送前に再読。 序盤は、いかに自身が他と異なる感性を持っていたか、自分がいかに特別な人間か、というようなことを書きたいのだろうなという思いが、文章の節々から伝わってきて読めたものではなかった。 後半も、自身の苦労や苦悩について書き連ねているが、支援者や職にも恵まれ、最低限の生活を送れていたことを知り、あれほどの罪を犯した人間に対して、世間はぬるいな、という印象。 本の出版も、我慢できず遺族に無断で行ったと知り、結局自分の衝動を抑えられないという点においては、犯罪を犯した当時からなにも変わっていないのではないかと思う。
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これほどまでに読み手の感情の置き場所を迷わせる本があるだろうか。 純粋に本の感想を書くと、とにかく文章が美しい。 この文を本当に本人が書いたのなら相当読書家だし、頭も良い。 ライターが代わりに書いたのかと思ったけど、文章の随所随所に独特の自己陶酔感が滲み出てるから、ご本人が書いた...
これほどまでに読み手の感情の置き場所を迷わせる本があるだろうか。 純粋に本の感想を書くと、とにかく文章が美しい。 この文を本当に本人が書いたのなら相当読書家だし、頭も良い。 ライターが代わりに書いたのかと思ったけど、文章の随所随所に独特の自己陶酔感が滲み出てるから、ご本人が書いたんだなと思ってる。 かなり重い事件だけど、それでもこの本が地獄みたいに重くないのは、作者が周囲の人間を非常に肯定的に受け取ってるからだろう。 実際はわからないけど、自分を支えた人間を愛している事が伝わってくる。この本の中でもこれが本当に救い。 もう少しセンシティブな内容に触れるなら、卑劣な殺人を犯した人間がこの様な本を出す事自体やはり良い様には思えないし、何より作者が本当に反省しているのか疑問に思う点が多々ある。 ただ殺人者が贖罪に塗れた人生を送る事を、前向きに生きて行くのを否定する事を、誰にも強要出来ない。強要したって意味がない。 その辺が読み進めながら凄い揺れ動いて、一層被害者が受けた傷、加害者のこれからの人生を考えてしまった。 良い本に出会えたとは言えない。 でも読めて良かったし、ほんとに色々考えさせられた。
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感想を書くと批難がありそうだから 悩んだけど伝えたいと思ったので書きます 第三者だから読めたのですが 正直私はこんなにも当事者の言葉で伝えられる日が来るとはおもってなかったので生々しい言葉がすごく刺さりました。 心の感じとり方って制御出来ないししょうがないし する必要性はあま...
感想を書くと批難がありそうだから 悩んだけど伝えたいと思ったので書きます 第三者だから読めたのですが 正直私はこんなにも当事者の言葉で伝えられる日が来るとはおもってなかったので生々しい言葉がすごく刺さりました。 心の感じとり方って制御出来ないししょうがないし する必要性はあまりないと思う私にとって とても難しい話でした。
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面白いと言ったら不謹慎だが、心情が事細かく書いてあり学問的な面白さを感じた。 高校も行ってない人が書いたのかと思うと表現力の高さに驚く
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最期まで読みましたが、作者の思考にいちいち吐き気がしました。「これでも直されて出版したんだよな…」と、修正したことを疑ってしまうほど残忍な表現や暴力的な表現を読んで、酒鬼薔薇の思考の真の残忍さは計り知れないと思いました。 作者が書きながら当時のことを思い出して悦に入って自慰行為を...
最期まで読みましたが、作者の思考にいちいち吐き気がしました。「これでも直されて出版したんだよな…」と、修正したことを疑ってしまうほど残忍な表現や暴力的な表現を読んで、酒鬼薔薇の思考の真の残忍さは計り知れないと思いました。 作者が書きながら当時のことを思い出して悦に入って自慰行為をしていたんだろうな…と思うと不気味で気持ち悪かったです。 酒鬼薔薇の自己満足のために書いた本で、時々被害者遺族に謝罪をしてるものの、その誠意が全く伝わらない。 中古で安く売ってたので買いましたが、書店では絶対に買いません。日本にも『サムの息子法』があったらいいのにと強く思った作品。
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表現方法から自分に酔いしれているなぁという感想。学がないので聞いたこともない言葉に読むのも一苦労。iPhoneのブックで読んでいて、69%とまだ途中なんだけど、この先続きを読むかどうかはわからない。そのくらい後半はそんなに惹かれない内容。
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事件の詳細が生々しく書かれていた。自己正当化し、反省の色があまり見られなく、胸糞が悪かったのでメルカリで速攻売却した。
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