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バケモノの子 の商品レビュー

3.9

51件のお客様レビュー

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2016/08/15

すごいなー。細田守監督は。 おおかみこどももそうですけれど、人間と、そうじゃない世界に両足を踏み入れた存在のジレンマや孤独と闇、 それを支えてくれる人の存在というあたたかさをしっかり書いてくれている。

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2016/07/18

読みやすい作品でした。映画は観てませんが機会が有れば観てみたいと思います。個人的には二郎丸のキャラが好きです(o≧▽゜)o

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2016/04/24
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素直ではない熊鉄と九太とのやり取りの中に、深い愛情を感じた。血は繋がっていなくても、自らの命を差し出してしまえるほどに、熊鉄は親として九太を大事に思っている。剣へと姿を変え、二度と九太に会えなくなるとしても、親としての務めを果たした熊鉄に涙した。この作品を見る、読むことで、誰でもが持つ胸の中のカタナの存在に気づけますように。

Posted byブクログ

2016/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を観た後で、本も読みました。 この作品に触れて今までお世話になってきた人たちを思い出しました。 大学生の頃、海外にいた頃。今現在。 みんな親のように接してくれた人たち。作品の中でも熊徹は九太を最初から無条件に受け入れたわけではなくて、九太とぶつかって、食らいついてくる姿を見ながら親のような立場になった。それと同じように一人暮らしをしてから出会った人たちも、自分から頑張ろうと、何かを見つけようともがこうとする姿を見てくれている中で受け入れられたのかなと思った。失敗する中でも、自分のことを見捨てないでそばにいてくれる人の存在は大きい。 九太は最初に熊徹が負ける姿を見て、孤独な姿を自分の姿に照らし合わせている。熊徹と九太の立場は周りに左右されるものではなくて、揺るぎのない絶対的なものなのだと感じた。師匠の弱い面まで含めて、この人についていこうとする姿勢が印象的。 あと、九太の実の父親の姿を見ていて、生物的な親は無条件に親であり、後天的に出会って親のように自分を見てくれている人とは全く別の存在なのだと思った。 九太の最後のセリフの「俺のやることを、そこで黙って見てろ」というのは決断・覚悟をした人の言う言葉で、今の自分に決定的に欠けた部分なのだと思う。 相手のご機嫌を取ろうとするのではなくて、本気で自分がやりたいことをぶつけていく必要、覚悟が求められると感じた。

Posted byブクログ

2015/10/18

映画は見てないけど読了。 アニメを、そのままノベライズした感じの文章で、テンポがいい。 「ひとりでは戦えない。足りないところを補ってやる。」 「心の中に剣をもつ」 あと、細田さん(貞本さん)の描く女性キャラクターは毎回芯が強くて、きれいで胸が痛くなります。

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2015/10/17

映画良かったので、本でも読んでみたのですが、映像をイメージできて面白いところもあるのですが、小説だと最後急ぎ足の気がするのとやはり映像で見せる話のイメージがあり小説は微妙でした

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2015/09/22
  • ネタバレ

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男の絆の深まり方が描かれているように感じますが、体当たりなので女性には分かり難いのではと感じました。主人公の九太と実のお父さんの関係、楓との関係、がちょっと宙ぶらりんで終わってしまったのが消化不良です。 全体的には、中途半端な作品の印象を受けました。

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2015/09/20

ストーリーとしては、ありきたりな感じ。世界観は千と千尋に似てるかな。 でも友情や親子愛に溢れていて終止泣ける。 終わり方も一番良い終わり方なんではないだろうか。良い話。

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2015/09/11
  • ネタバレ

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映画バケモノの子の原作本 母親を交通事故で無くした蓮は、離婚した父親ではなく、 本家に引き取られることになるが逃げだす。 渋谷の街中で点々と生きながらえ世の中を憎んでいた。 そこに渋天街のバケモノ熊徹に出会い、見初められる。 蓮はその影を追いかけるうちに迷い込み、 熊徹の弟子となり、九太として生きていく。 師弟関係になり、互いに高め合う二人。 九太は渋谷の街に戻り、楓と出会い、 自分が知らない世界を知りたいと強く願い始める。 そうしているうちに、父親の居所がわかり、 人間の世界で生きることを選択するか迷い葛藤する。 師である熊徹に相談したかったが、 人間の世界に興味をもって勉強ばかりで、 修行していないことを指摘され、喧嘩別れしてしまう。 父親のもとに向かうが自分の気持ちをうまく整理できず、戸惑い、渋天街へ。 宗師様のあとを決めるため、熊徹は猪王山との試合。 苦戦を強いられているところに、 迷った挙句に罵声を浴びせる九太。 二人で勝利をおさめ、喜んだのもつかの間、 猪王山の弟子、一郎太が闇に飲まれて熊徹を瀕死に追い込む。 九太は怒るが闇に飲まれそうになるのを踏みとどまり、 意を決して一郎太との戦いに臨む。 渋谷での決戦で楓を守りながら戦うが窮地に追い込まれる。 今度は熊徹の助けを得て、二人で勝利する。 師弟関係という間柄でありながら、互いに学び合い強くなっていく二人。 そして「胸の中の剣」は知らないうちに磨かれているように思った。 白鯨の話が随所に絡み、 楓が言う「自分を映す鏡」というものが、 蓮にとっての一郎太であり、 クジラの姿として対峙するところもおもしろかった。 映画を観て、いままでの細田作品の中で、 もっとも男の子に向いたエンターテイメント性の高い作品だったように思う。 冒険活劇と銘打つだけあってさすがの出来だと思う。 細田作品は、キャラクターの葛藤や成長の姿をかならず描いていて、どの作品もその色が違うのについ引き込まれてしまうすごさがある。 そして、どの作品も「ひとりじゃない」ことに気付かせてくれるそんな作品の良さを改めて感じた。 これからも応援し、観続けていきたいと思う。

Posted byブクログ

2015/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母親を交通事故で失くした孤独な少年 ”蓮” はあるきっかけを通してはバケモノの住む街 ”渋天街” にたどり着き バケモノの ”熊徹” に弟子入りし、”九太” と名づけられ、共に成長していく。 似たもの同士の2人はいつもぶつかりあってばかりだったが、いつしか2人の間に奇妙な絆が芽生え始め 父と子のような存在になる。 人間誰しも心に闇を持つもの。 九太の心にも闇があった。 けれど、熊徹が九太の”胸の中の剣”になり、闇に打ち勝つ強い心を教えてくれた。 血がつながっているから家族なんじゃない。過ごした時間を共有し、大事な存在として思いあっている関係こそ家族なのだと私は思いました。 この本は、 九太と熊徹の人種を超えた親子の成長物語です。

Posted byブクログ