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ジヴェルニーの食卓 の商品レビュー

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397件のお客様レビュー

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4人の女の話

セザンヌやなモネなどの画家たちの話のように思えるが、解説を読んだ後ではこれは画家たちの周りにいる女が主題であるように感じた。特にドガとマティスの章では、純粋に彼らに翻弄される女性が強調されているような話だった。

ぱるむはむ

2024/06/03

マティス、ドガ、セザンヌ、モネをテーマにした短編集。タンギーじいさんの画廊はゴッホをテーマにした作品で読んだことがあったが、タンギーの娘がセザンヌ宛に綴った手紙でストーリーを進めていくというのが新しくて良かった。どの作品も画家の身近な人物視点で描かれていて面白い。 (読書メーター...

マティス、ドガ、セザンヌ、モネをテーマにした短編集。タンギーじいさんの画廊はゴッホをテーマにした作品で読んだことがあったが、タンギーの娘がセザンヌ宛に綴った手紙でストーリーを進めていくというのが新しくて良かった。どの作品も画家の身近な人物視点で描かれていて面白い。 (読書メーターからの転記)

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2024/05/21

今まで、モネやマティス、ドガのような有名な芸術家達は、遠く掛け離れた存在であり、私には到底理解の出来ない考え方をしているのだと思っていた。 しかし、この本を読んで、彼らも同じ人間であり、家族がいて、日々の食事を楽しみ、仕事に追われる毎日を過ごしていたのだと考えると、また彼らの作品...

今まで、モネやマティス、ドガのような有名な芸術家達は、遠く掛け離れた存在であり、私には到底理解の出来ない考え方をしているのだと思っていた。 しかし、この本を読んで、彼らも同じ人間であり、家族がいて、日々の食事を楽しみ、仕事に追われる毎日を過ごしていたのだと考えると、また彼らの作品への見方が変わると思った。 早く美術館に行って作品に触れたい。

Posted byブクログ

2024/05/19

マティス展に行って感動の冷めやらぬまま、一緒に美術館に行った方に勧められて読みました。 以前も勧められて読もうと思ってそのままでしたが、改めて手に取りました。作品を見た後だったので、そういうことなのかぁ、ととても納得するととも、マハさんの文体、行間から伝わる空気感や人柄の描写が秀...

マティス展に行って感動の冷めやらぬまま、一緒に美術館に行った方に勧められて読みました。 以前も勧められて読もうと思ってそのままでしたが、改めて手に取りました。作品を見た後だったので、そういうことなのかぁ、ととても納得するととも、マハさんの文体、行間から伝わる空気感や人柄の描写が秀逸で、タイムスリップして、その場に立ち会ってるような気がしました。話に出てきた人物や絵をネット検索しながら読んだので、学生時代から好きだった印象派の画家たちの、その時代の画家たちの生き様も生き生きと知ることが出来て、とても面白かったです。元学芸員というマハさんの絵にまつわる小説はどれも面白いので、学生たちにも勧めて欲しいものです。きっともっと絵を見るのが楽しくなるのではないでしょうか。

Posted byブクログ

2024/05/13

芸術家に心奪われた人たちを通して語られる芸術家たち。 芸術を生み出す苦悩や葛藤がありつつも、そうせざるを得ない。 表現することが生きること。 花咲き乱れるジヴェルニーの庭を想像して夢に見る。

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2024/05/11

心あったまる系の短編。有名な画家視点ではなくその周りの人物視点で描かれているのがリアルさを出している。出てくる全ての情景が美しい。日差し、小物、部屋の様子、屋外の植物の生き生きとした緑。光溢れる世界。ありありと思い浮かぶし、今もハッキリとその状況を思い出せる。視覚的に凄く美しい小...

心あったまる系の短編。有名な画家視点ではなくその周りの人物視点で描かれているのがリアルさを出している。出てくる全ての情景が美しい。日差し、小物、部屋の様子、屋外の植物の生き生きとした緑。光溢れる世界。ありありと思い浮かぶし、今もハッキリとその状況を思い出せる。視覚的に凄く美しい小説。どの短編も情景がありありと浮かびあがり、キラキラとした白い光が見える。

Posted byブクログ

2024/05/06

芸術家たちの生きた日々が綴られていて、生きた時代でもないのに鮮明さのある一冊。 短編で話が分かれているが、共通してお金よりも自分達の表現したいものを追いかけ、お金面での裕福よりも幸せなど心の裕福さを持った人たちだった。 壮絶さを感じる場面がありながらも、自分にとっての幸福感を持...

芸術家たちの生きた日々が綴られていて、生きた時代でもないのに鮮明さのある一冊。 短編で話が分かれているが、共通してお金よりも自分達の表現したいものを追いかけ、お金面での裕福よりも幸せなど心の裕福さを持った人たちだった。 壮絶さを感じる場面がありながらも、自分にとっての幸福感を持っている人は強いと感じた。 世間一般的な幸せと個人の幸せ、お金面での裕福と精神面での裕福…考えればキリがないけれど、自分が大切にしたいのは何かを一度見直しても良いのかもしれないと思わせてくれた一冊だった。

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2024/04/28

原田マハさん縛りで最近図書館で借りて読んでる中で、これは本棚に置いておかなきゃと思った。 あくまで小説ではあるけど、美術館で名前の字面だけを追っていた作者たちが、具体的なイメージを伴って頭の中に存在し始めてきた。それが嬉しい。 色々語りたいところはたくさんあるけど、特にモネが良か...

原田マハさん縛りで最近図書館で借りて読んでる中で、これは本棚に置いておかなきゃと思った。 あくまで小説ではあるけど、美術館で名前の字面だけを追っていた作者たちが、具体的なイメージを伴って頭の中に存在し始めてきた。それが嬉しい。 色々語りたいところはたくさんあるけど、特にモネが良かった。前から好きだったけど、どこが好きなのか、自分の中でくっきり輪郭を持ってきたような。 自分でも色々調べてみたいと思うし、有名なんだなぁぐらいしかなかったマティス、ドガも改めてしっかり観たいと思った。海外の美術館に行きたすぎるのに時間もお金も足りなすぎる…!!

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2024/04/24

芸術とか難しくてよく分からないと思ってたけど、この本はすっごく面白かった。 どんな絵なのか調べながら読んだ。 芸術家は自分とは違う世界に住んでる奇才の持ち主だと思っちゃうけど、同じように家族がいて生活があるんだなぁ、と思った。 前々から印象派の絵は柔らかくて温かい気持ちになれる...

芸術とか難しくてよく分からないと思ってたけど、この本はすっごく面白かった。 どんな絵なのか調べながら読んだ。 芸術家は自分とは違う世界に住んでる奇才の持ち主だと思っちゃうけど、同じように家族がいて生活があるんだなぁ、と思った。 前々から印象派の絵は柔らかくて温かい気持ちになれるな、と感じてたけど、どんな経緯で世の中に認められるようになったのか知れてよかった。 今年はモネ展へ行こうと決意した! 原田マハの他の本も読もう。

Posted byブクログ

2024/05/03

私はアートに詳しくないので、マハさんの作品から教わることが多い。印象派の画家が変えたのは芸術だけでなく、周りの人たちの人生をも変えてしまった__鮮やかな描写が印象深く、創造ではなくこの世界が存在していて欲しいと願ってしまう。

Posted byブクログ