ジヴェルニーの食卓 の商品レビュー
アリスのレシピ、ガトーヴェールヴェール。 この話しに出会わなければ見向きもしなかったでしょう。いつか食べてみたい。 タンギー爺さん、いつだって優しさ溢れるお話ばかりですね。人のために動ける人は中々いない。 支えてくれる人に感謝したくなる本でした。 そういえば ホワイト...
アリスのレシピ、ガトーヴェールヴェール。 この話しに出会わなければ見向きもしなかったでしょう。いつか食べてみたい。 タンギー爺さん、いつだって優しさ溢れるお話ばかりですね。人のために動ける人は中々いない。 支えてくれる人に感謝したくなる本でした。 そういえば ホワイトデーです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アートに詳しい方なら本当に楽しめる作品だと思います! 自分は芸術関連の知識はかなり疎いほうですが、それでも何か綺麗で神秘的な気持ちに包まれました。 巨匠と呼ばれる芸術家は作品だけでなくどこか人を惹きつける人柄も備えているのだなと感じました。 個人的にはモネのお話、ジヴェルニーの食卓がとても心に残っております。 あんな場所で人生を賭けてこれから何百年、いや何千年と世界に愛される作品をつくるのを横で支えるとはどんな気分なのだろう。自分が歴史の一員になれたと思うのか、それとも、そんな事微塵も思わないかなぁ。 いつか自分もこの作家たちが暮らしていたようなところで余生が過ごせたらいいと思いました!
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世界的有名な画家たちを、側で見守り支えてきた人たちの視点での物語。 史実とフィクションが絶妙に融合されているのであたかも全てがノンフィクションだと思えてしまうのがさすがの原田マハさんだなと思う。 画家たちの苦労や苦悩。 ただ作品を見るだけではそこまで汲み取ることは難しいけれど、...
世界的有名な画家たちを、側で見守り支えてきた人たちの視点での物語。 史実とフィクションが絶妙に融合されているのであたかも全てがノンフィクションだと思えてしまうのがさすがの原田マハさんだなと思う。 画家たちの苦労や苦悩。 ただ作品を見るだけではそこまで汲み取ることは難しいけれど、この一冊を通してそういった繊細な部分に目を向けられて良かった。
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こうだったんだろうな、 こうだったらいいな、 が、たくさん詰まっていた 史料から画家たちの大枠はわかるけど 当時彼らが、彼らの周りの人々が 何を想い、感じ、考えていたかまではわからない だからこそ受け手側の我々がそこを自由に想像できるのだと思う 余白にこそまた美がある 最近西...
こうだったんだろうな、 こうだったらいいな、 が、たくさん詰まっていた 史料から画家たちの大枠はわかるけど 当時彼らが、彼らの周りの人々が 何を想い、感じ、考えていたかまではわからない だからこそ受け手側の我々がそこを自由に想像できるのだと思う 余白にこそまた美がある 最近西洋美術史にハマった身だが、知っている作品名や地名が出てきて嬉しかった 読後、なんだかほっこり
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1人間の個人的感想ですが 美術やファンタジーが好きな自分にとってはとてもわくわくするような物語でした。 実際の絵から構築された物語(フィクション)が4.5編ほど入っていたかと思います。 美術作品と言うよりかは、絵の作者やその周りの雇われ人に焦点が当てられ、また微細な日々の変化の表...
1人間の個人的感想ですが 美術やファンタジーが好きな自分にとってはとてもわくわくするような物語でした。 実際の絵から構築された物語(フィクション)が4.5編ほど入っていたかと思います。 美術作品と言うよりかは、絵の作者やその周りの雇われ人に焦点が当てられ、また微細な日々の変化の表現がとても素敵でした。
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読み終わったと同時に、美術館の展示を調べていた。 文章がとにかく優しくて美しい 偉大な芸術家のすぐそばにいる気持ちになれてしまう
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原田マハさんの書く文章が本当に大好き。 どうしてこんなに美しい表現が思いつくのか...... 情景を思い浮かべながら丁寧に読み進めていくと、心が温まり、澄んでいくのがわかります。すっかりお気に入りの一冊になりました。絶対に再読します!
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とにかく美しい本だと思った。 実在の画家にちなんだフィクションの物語だけどまるで本当に作中に書かれている出来事が起こったかのように感じたのはそれぞれの物語の語り手の女性たちの感情の描写が巧みだからかなと。 本当に自分好みの美しい絵や映画、本などを観たり読んだりした後の恍惚としたあ...
とにかく美しい本だと思った。 実在の画家にちなんだフィクションの物語だけどまるで本当に作中に書かれている出来事が起こったかのように感じたのはそれぞれの物語の語り手の女性たちの感情の描写が巧みだからかなと。 本当に自分好みの美しい絵や映画、本などを観たり読んだりした後の恍惚としたあの感覚や畏敬の念を抱くまでの感動や衝撃が伝わってくるようだった。ただの鑑賞者としてそれらを消費するのではなく画家本人の近くにいて常に芸術を浴びてたらそりゃああいう感覚になるのも分かる。 作中に出てくる風景や作品、料理はどれも想像するだけで綺麗だったり美味しそうで幸せになる。
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展覧会の解説や資料、参考書籍で画家の情報に触れるのとは違い、何百年も前に絵筆をふるっていた彼らの姿を実際に垣間見ているような感覚に陥る。それほど、原田女史の深い知識と尊敬による脚色が史実と混ざり合って、リアル以上の物語に昇華されているのだと感じた。 後世に残る程の大きな才能を支...
展覧会の解説や資料、参考書籍で画家の情報に触れるのとは違い、何百年も前に絵筆をふるっていた彼らの姿を実際に垣間見ているような感覚に陥る。それほど、原田女史の深い知識と尊敬による脚色が史実と混ざり合って、リアル以上の物語に昇華されているのだと感じた。 後世に残る程の大きな才能を支える立場にあった人達に焦点を当てているところも好き。ゴッホにテオがいたように、理解者がいてこそ、孤独な芸術の道を進んでいけたんだろうと思いを馳せてしまう短編集だった。
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マハさんの文章で自分を満たす時間が幸せだと感じた一冊。 本当だったかもしれないと心が踊るお話、うっとりしてしまう言葉と表現の数々、本を読んでいてこんなにも幸せを感じられるものかと困惑して笑っちゃうくらいに素敵な時間を過ごさせてもらった。 読み終えてしばらく興奮が収まらなかったのが...
マハさんの文章で自分を満たす時間が幸せだと感じた一冊。 本当だったかもしれないと心が踊るお話、うっとりしてしまう言葉と表現の数々、本を読んでいてこんなにも幸せを感じられるものかと困惑して笑っちゃうくらいに素敵な時間を過ごさせてもらった。 読み終えてしばらく興奮が収まらなかったのが「うつくしい墓」。好きのど真ん中を貫かれて、この本との出会いに心から感謝をしたくなった。 南仏の光も風も、マグノリアの香りさえ感じられてしまいそうな鮮やかさと映画のようなお話のテンポ。何度も読み返して自分の中に落とし込みたくなった素敵な表現たち。読み終わるのが本当にもったいなかったし、この衝撃を上書きしたくなくてしばらく次のお話に進めなかったよ。 お話全体が穏やかな愛と柔らかい光に包まれている気がして、この作品の纏う空気がとても、とても好きです。
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