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三人屋 の商品レビュー

3.1

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    1

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2022/04/28

朝昼晩と違うお店とか、三姉妹とか興味を持って読んだけど、エピソードの一つ一つがちょっと自分の好みではなかったかな… 内容が色々中途半端に終わった感じ。 続編で回収されるのか?読もうかどうか迷う。

Posted byブクログ

2022/04/15

三人姉妹父の店を営んでいる。ワケありで今は朝は喫茶店、昼はうどん屋、夜はスナックと、仲も今はあまりよくない。常連客達もやって来る。 終わりには三人でハッピーエンド。やれやれ。

Posted byブクログ

2022/03/25
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何というか…もう少しほのぼのとしたお話を期待していたせいでもあるが、商店街という狭い地域でお互いが密な関係性というか、情を通じた遊びが行われているような、そんな不純な関係を見せられているようで少しため息が出てしまうような内容だった。きっとモテる三人の女性たちを取り巻く物語だからだろう。

Posted byブクログ

2022/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんな意味なんだろうと惹きつけられたタイトル、 三人屋。 朝日、まひる、夜月の三姉妹が 朝はモーニングを出している喫茶店、 昼はうどん屋さん、 夜はスナック を営み、三姉妹とそこに集まるお客さんの話。 原田ひ香さんのお話らしく、 ご飯はとっても美味しそうに表現されていて、 ハッピーエンドのようで、 でも、少し心にザワつきを残していきました。 微妙だった三姉妹の関係が 少しずつ少しずつ変わっていく。 そのきっかけには、亡き父がかつて所属していた 小さなオーケストラが唯一録音したという 1枚のレコードが必要だったのかもしれない。 でも、最後の結末には心がえぐられました。 音楽に明るくはないけれど、 でも亡き父の演奏だけはしっかり覚えていて、 身を呈してレコードを手に入れた夜月さん。 昔から家を離れていることが多かったけれど、 家に戻りたくて、戻れる理由、許される理由を探して、 実は家族を思う気持ちは一番強かったんじゃないかな。 朝日、まひるの言わない優しさも分かる。 最後は、また家族、三姉妹に戻れたのかな。 でも、夜月さんを思うとただただ辛かった。 トーストの焼き方の種類、 たくさんの中から選べるジャム、 こしのありそうなうどんに薬味、 ブレンドされたご飯と スナックの大きなお通し、 どれも文章でしか表現されていないのに とても食欲がそそられる。 三人屋が実際に存在していることを望んでしまう、 あったら行きたかったなぁ〜

Posted byブクログ

2021/10/26

朝日、まひる、夜月、三姉妹の「三人屋」。トーストもうどんもご飯もおいしそうだな〜。 お店に通うお客さんたちの短編集かと思ったら、どちらかというと家族のお話だったのかな。最後はハッピーエンド、なのかな?

Posted byブクログ

2021/10/15

3人姉妹が一つの店舗で朝昼夜と異なる業態で営業する飲食店。 私は讃岐うどんが食べたい! 原田ひ香さんは食べ物を通して人間を描くのが上手だなぁ。 だからなのか、亡き父のオーケストラのレコードのことが蛇足に感じた。 3人姉妹の謎というか、全体を貫くひとつの筋としてのレコードなんだろ...

3人姉妹が一つの店舗で朝昼夜と異なる業態で営業する飲食店。 私は讃岐うどんが食べたい! 原田ひ香さんは食べ物を通して人間を描くのが上手だなぁ。 だからなのか、亡き父のオーケストラのレコードのことが蛇足に感じた。 3人姉妹の謎というか、全体を貫くひとつの筋としてのレコードなんだろうけど、それは大輔の存在でよかったかな…と思いました。 レコードのせいで、夜月が不憫で、後半読んでてつらかった。

Posted byブクログ

2024/01/23

1つのお店で三姉妹が朝昼夜と異なる業態で商売をしている不思議なお店の話。 初めて足を踏み入れた男子の視点で物語が進んでいくのかと思ったら、早々にメインを外れ、周りの人がそれぞれメインとなって語られていく話だった。 三姉妹それぞれ確執があり、不穏な関係の中、両親の残したお店をそれぞ...

1つのお店で三姉妹が朝昼夜と異なる業態で商売をしている不思議なお店の話。 初めて足を踏み入れた男子の視点で物語が進んでいくのかと思ったら、早々にメインを外れ、周りの人がそれぞれメインとなって語られていく話だった。 三姉妹それぞれ確執があり、不穏な関係の中、両親の残したお店をそれぞれが違う形で守っている。 これはこれでありだけど、もっとお店やそれぞれが商売しているものの話が読みたかったかな。 あと三姉妹含め、出てくる人出てくる人みんな中途半端で、結局どうなったの?と突っ込みたくなる展開もあり、そこは気になる。

Posted byブクログ

2021/08/05

朝はトーストメインのモーニング、昼はうどん、夜は夜食も出すスナック。それぞれを三姉妹が営業する〈ル・ジュール〉(とはいえ常連客からは〈三人屋〉と呼ばれている)を舞台にした連作集。 三姉妹の確執というほどではないが微妙なすれ違いやスーパーの店長・大輔と三姉妹との関係、元オーケスト...

朝はトーストメインのモーニング、昼はうどん、夜は夜食も出すスナック。それぞれを三姉妹が営業する〈ル・ジュール〉(とはいえ常連客からは〈三人屋〉と呼ばれている)を舞台にした連作集。 三姉妹の確執というほどではないが微妙なすれ違いやスーパーの店長・大輔と三姉妹との関係、元オーケストラ奏者だった亡き父親が残した(らしい)唯一のレコードを巡る物語、そして常連客たちの物語が綴られる。 特別ではないけれど美味しいごはんと人間ドラマというよくある設定なのだが、青山美智子さんや古内一絵さんのような再生ものを期待していた私としてはいささか期待はずれな作品だった。 何しろ登場人物たちの殆どがだらしなかったり流されやすかったり、その時の感情のままに動いたりという好きになれないタイプだった。 全体的に恋愛物語が絡むのだが、それが真っ直ぐだったりほのぼのだったりというよりは爛れた感じが強くて受け付けなかった。唯一まともに読めたのは鶏肉屋・三觜の熟年恋愛くらいだが、途中ストーカーになりかけるという危ういところもあったし熟年ならではの難しさもあるしで手放しでは応援できなかった。 三姉妹の中では次女のまひるが一番頑張っているように見えるが、夫が離れていったように人によっては窮屈に感じるかも知れない。 終盤父親のレコードを巡って一波乱あるが、これもまたどうしてそうなるかなぁと思う展開だった。 目線を変えれば人間くさい、人間らしい物語といえるかも知れない。しかし最近のご時世にお疲れモードの私としてはもう少し素直でほのぼのする話が読みたかった。 最終的に店の名前が〈三人屋〉に落ち着いたのは良かった。 続編があるようだが、私には合わなかったので読まなくても良いかな。

Posted byブクログ

2021/07/06

帯に惹かれた。 「朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック。」 原田ひ香さんのご飯の描写と、それとはま反対のハードボイルド感、とても好き。 姉妹3人の語りの他に、周りの登場人物たちのクセあり言動にイライラしながらも、好転を願いながら読み進む。 気になるエ...

帯に惹かれた。 「朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック。」 原田ひ香さんのご飯の描写と、それとはま反対のハードボイルド感、とても好き。 姉妹3人の語りの他に、周りの登場人物たちのクセあり言動にイライラしながらも、好転を願いながら読み進む。 気になるエンディング。これは続編読むしかないな。

Posted byブクログ

2021/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三姉妹が同じ一つの店構えで、朝昼晩とそれぞれの食べ物屋を展開している『三人屋』。 三女がモーニング、次女がランチの讃岐うどん屋、長女がスナック、とそれぞれの性格や好みを活かして、亡き両親の喫茶店を引き継いでいる。 ここ近年はこういうタイプのお店もよく見かけるけれど、この作品が発行された2015年当時は珍しかったのかな。 『三人屋』を営む三姉妹と常連客を中心とした連作短編集。 妙なお色気とふわふわと掴みどころのない長女に、ボーイッシュな爽やかさの三女もいいけれど、個人的に気になるのは生真面目で無愛想な次女。 次女が丁寧に作る讃岐うどんも食べてみたいし、二人の子供を抱えてバツイチとなったその後がとても心配。 一筋縄にはいかない若妻の言いなりになっている頼りない元ダンナは、果たして次女の要求通りの養育費をキチンと支払ってくれるのだろうか。 三姉妹も常連客も、その後の展開が気になる終わり方だったので、そこのところは続編に期待したい。

Posted byブクログ