三人屋 の商品レビュー
鄙びた商店街の一画にある古びた喫茶店跡に三交代制で朝はモーニングカフェ、昼にはうどん屋、夜はバーを営む店が現れた。 営むのは考え方も行動もそれぞれ異なる背中合わせの三姉妹で、お互いに付かず離れずな距離感で暮らす。 そんな店にまつわる男たちの逸話で展開して行く人情話的な作品です♪ ...
鄙びた商店街の一画にある古びた喫茶店跡に三交代制で朝はモーニングカフェ、昼にはうどん屋、夜はバーを営む店が現れた。 営むのは考え方も行動もそれぞれ異なる背中合わせの三姉妹で、お互いに付かず離れずな距離感で暮らす。 そんな店にまつわる男たちの逸話で展開して行く人情話的な作品です♪ 見た目カッコ良さげな男性陣もみんな結構情け無いメンツなのが面白いですね。 途中少しかったるい感があるけれど、終盤の盛り上がりにはワクワクします。 結局オヤジ達から密かに「三人屋」と陰口叩かれていた店は紆余曲折の末に消滅の危機を乗り越えて晴れて正式に三人屋の看板が掛かってめでたしめでたしってことで笑
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読了後、頭の中が????でいっぱい。 良くない方の意味で、長めの読みやすい芥川賞作品というかんじ。 細かく人間関係や背景を描いていないので分かりにくい。 三姉妹の少しぎこちない関係性わかる気もしました。 多分だけど女性って奇数人数の行動は合わないような。 それが兄妹でも友達...
読了後、頭の中が????でいっぱい。 良くない方の意味で、長めの読みやすい芥川賞作品というかんじ。 細かく人間関係や背景を描いていないので分かりにくい。 三姉妹の少しぎこちない関係性わかる気もしました。 多分だけど女性って奇数人数の行動は合わないような。 それが兄妹でも友達でも。 3人でいるとなんか突然他2人を客観視しちゃったり。 だったら自分は好きにすればいいやって行動を取り出して 自分以外の2人がナゼか仲良さそうに見えて 入り込めないように思えてくる。 あぶれたように描かれていた長女はそんな心理だったのでは。 女って、姉妹ってめんどくさいなと読んでいて思ってしまいました。 それが上手く描かれていたと思います。 味の素かけときゃ美味しい的なセリフ笑っちゃいました。 たしかに、有名な料理家も言ってた。 そこだけは共感。。。 姉妹が父親のレコードにこだわる理由が示されていないのにその話が頻出するのはなぜなの??? なぜレコードがそんなにも姉妹を繋いでいるカギになっているのか謎です。 短編が繋がっているようであまり繋がっていない。 分かるようで分からない不思議小説でした。
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遡って読んだ。 最初は三姉妹の話で続編がスピンオフ的な短編なのかと思ったら 最初から同じような作りだったのね。 でも続編とは人が違ってるよな印象。フシギ。 [図書館·11月9日読了]
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飲食店を経営する三姉妹の話。 モーニングは朝日、ランチはまひる、スナックは夜月とそれぞれの名前がピッタリなので、名前からこの物語を考え始めたのではないかと思ってしまう。もし夜月がモーニングをやったら客は混乱するだろうな。 家出癖がある夜月や、サービス精神がありすぎて疲れてしまうま...
飲食店を経営する三姉妹の話。 モーニングは朝日、ランチはまひる、スナックは夜月とそれぞれの名前がピッタリなので、名前からこの物語を考え始めたのではないかと思ってしまう。もし夜月がモーニングをやったら客は混乱するだろうな。 家出癖がある夜月や、サービス精神がありすぎて疲れてしまうまひる、自分の就職後の店を心配する大学生の朝日がそれぞれ抱えている問題に、常連客と触れ合いながら向き合う。 人間模様の描き方はさすが原田ひ香という感じだが、夜月は自分勝手すぎてひどいなと思ってしまった。青春時代に病んでしまったのかもしれないけど、誰かと一緒に住むか、カウンセリング受けた方が良い。 原田ひ香のごはん小説が好きなのだが、飲食店なのにごはんやそれに合うお酒などの描写が少なかったので残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うーん、なんだか素直に面白かったと言えない。なんかイライラする。奔放で自分勝手なのに、やたらとご飯が高評価な姉、それを気にする妹。家族のためにやりたかった音楽をやめて喫茶店を始めた父を気遣いすぎる姉妹。というか、そんな雰囲気を家族、ましてや娘に悟られるとは、どんな父親??本当に良い親だったの? 娘たちはパパが喫茶店の主人じゃ不満だったの? 実はレコード出してる音楽家だったっていうのがそんなに大事??挙句、そのパパの尊厳の素のレコードを手に入れるために売春までする羽目に……。それでいいの、パパ! とにかく機嫌な人をオドオド見てる人ばっかり出てくる! まぁそういう人たちがテーマの小説というのなら仕方ないけど。
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哀愁が濃く漂ってる感じ。 仲は良くはないけど、姉妹の繋がりはやっぱり家族だと思う。 ダメ男しか出てこないところが、次作期待?
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長女の夜月、次女のまひる、三女の朝日。朝は三女の朝日の喫茶店でモーニングが評判で大学生、昼は次女のまひるのうどん屋で次女は結婚しており子供が二人いる、夜は長女のスナックで巨大なお通しで一杯のめて美味しい糠漬けとご飯が食べられる。 冴えない商店街を巻き込んで人情劇が始まる。
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ご飯本=ほっこり という思い込みを打ち砕く、 わりとギスギスした人間関係を描いた作品。 料理好きとしては、 もっとご飯作ってるところの描写があると 嬉しかったなー!
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7/17 ご飯のお話であることには変わりないが、 3姉妹の関係性がとても興味深かった。 最後の最後で家族というつながりの前に、対「人」という気遣いが働いたことが今までにない展開で面白かった。 小説ってどこか非現実的なところがあるが、この小説は「現実はこんな感じ」と思わせてくれるも...
7/17 ご飯のお話であることには変わりないが、 3姉妹の関係性がとても興味深かった。 最後の最後で家族というつながりの前に、対「人」という気遣いが働いたことが今までにない展開で面白かった。 小説ってどこか非現実的なところがあるが、この小説は「現実はこんな感じ」と思わせてくれるものだった。
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3姉妹、どの人にも共感できず。 お父さんが残したお店を守りたいって気持ちはわかるけど、お父さんとの絆が書かれていないから、あまりピンとこない。
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