三人屋 の商品レビュー
家族のあたたかさ、三人姉妹で両親のつくったお店を守っていく繋がりを感じる一冊でした。 家族での描写がもう少しほしかったです。 仲がよくない、けれど家族だから繋がっている。 そんな距離感、どの家族にもあるあるなのかな。
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ほんわかなのかと思ったら違った。 なんか、みんな 拗らせてるなぁ。 最後まで面白かった。 さまざまな女を見てきて、夜月は思う。 女の幸せは、容姿も身丈も性格も頭脳も性の嗜好も関係ない。ただ、運なのだと。本人にはどうしようもない運なのだと。p113 夜月の女の幸せとは。 風向きは...
ほんわかなのかと思ったら違った。 なんか、みんな 拗らせてるなぁ。 最後まで面白かった。 さまざまな女を見てきて、夜月は思う。 女の幸せは、容姿も身丈も性格も頭脳も性の嗜好も関係ない。ただ、運なのだと。本人にはどうしようもない運なのだと。p113 夜月の女の幸せとは。 風向きはいつでも変わると思う。
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人物設定が上手い こんなにも多種多様な人達を 集めても、まとまってる 上手いな〜〜 どうなることかと思ったけど チャンチャン
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
父母が遺してくれた喫茶店を朝は三女・朝日が喫茶店、昼は次女・まひるのうどん屋、夜は長女・夜月がスナックとして切り盛りしていて、そこに常連客や地元のお客が絡んだストーリー。 かと思ったら、父親の演奏したレコードを探す話も絡んできました。結局、このレコードも真相はわからずじまいだし、まひるの旦那は新しい家庭で上手くやっているのか?幼なじみに恋する中年男性はその後はどうなったのか…?夜月は逃げてきた様だけど、追手はこないの?等…読者にお任せなのかな~と感じる事が多いお話しでした。 初めに朝日に恋する人が出てきたので、ラブストーリーかと思いました。 サクサク読めましたが、疑問が多く残りました。
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いくつか原田ひ香さんの作品は読んだけれど、なんだか読者が置いてけぼりになって終わったような感じ。 あそこはどうなった?とか、そこはちょっとなぁ、と感じるところが何度かあった。
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新宿から西に15分の私鉄の駅、ラプンツェル商店街の真ん中あたり、3姉妹が朝、昼、晩と営業形態が違うお店を営んでいる「ル・ジュール」通称「三人屋」。朝は、大学院生の三女、朝日がやっているモーニングメニューのみの喫茶店、昼は、次女まひるの讃岐うどんの店、夜は、長女夜月のスナック。三人...
新宿から西に15分の私鉄の駅、ラプンツェル商店街の真ん中あたり、3姉妹が朝、昼、晩と営業形態が違うお店を営んでいる「ル・ジュール」通称「三人屋」。朝は、大学院生の三女、朝日がやっているモーニングメニューのみの喫茶店、昼は、次女まひるの讃岐うどんの店、夜は、長女夜月のスナック。三人それぞれと噂のあったイイジマスーバーの店長飯島大輔。夜月は、母の介護の時に家を出て父親の病気の時にも戻ってこなかったことでまひると上手くいっていない。夜月は、父から小さな在京オーケストラに在籍して一度だけレコードの録音をしたと聞かされていた。ベートーベンの「運命」四楽章の最後に少しだけ出てくる、ピッコロのパート、父が死んでしまったので父の音は聴けないが、そのレコードが見つかれば、妹達に聴かせられる、レコードを口実に自分の街に帰れると思ってずーっと探している。今は、レコードがなくても街にいられるけれど、妹達に許してもらったわけではない。昔の男から帯広で、探しているレコードがあったと電話があり、何も言わずに出ていってしまう夜月。夜月のいない間に父、志野原辰夫と同じ大学で同窓だった池田という男が店にやってくる。池田に父のオーケストラに入った事やレコードの事を聞くが何かの間違いで聞いたこともないと否定される。夜月がレコードと共に姉妹のところに帰ってくる。夜月が聴かせたレコード、本当の事はわからないが、夜月が父の音だと言うのだから、これは、父の音なのだとまひるも朝日もそう思い、姉を許す事が出来た。姉にここにいて欲しいと思った。「ル・ジュール」は、「三人屋」という看板に付け替えられ、志野原家三姉妹が看板を見上げていた。父親の話していたレコードを探して探して、それがあれば、失った絆が取り戻せると信じる夜月。一方、まひるは今でも夜月を求めてしまう。4歳の頃、まひるの側にはいつも夜月がいてなんでも知っていて、明るくて、優しくて、一緒にいれば、安心だった、夜月は、いつもすべてを与えてくれていた。姉妹の関係性もわからなくはないのだけれど、レコードを探して、それを手に入れるために北海道の帯広まで行って200万の借用書にサインして嫌な男に身を任せるとか、ちょっと現実離れしてるかなぁー。個人的には三人屋のモーニング、讃岐うどん、夜月のご飯とキャベツの漬物、食べてみたいなぁーって、美味しいんだろーなーっていうのが伝わってきました。原田ひ香さんの作品は、いつも面白くて大好きなのですが、 これは、ちょっとピンとこなかったかなぁー。
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設定はいいような気がするのに、せっかくの商店街が舞台なのにあんまり良さを発揮できていないような‥。バカな女ってこんな感じだろ感がありました。
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東京ロンダリングからの三人屋。前から気になっていたはずなのに、自分的には微妙な感じ。期待が大きすぎたのか・・ お年寄りの多いラプンツェル商店街で、「ル・ジュール」が再開店。朝は三女の喫茶店、昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナック。仲良くお店をやっているのかと思えば、それぞれに家...
東京ロンダリングからの三人屋。前から気になっていたはずなのに、自分的には微妙な感じ。期待が大きすぎたのか・・ お年寄りの多いラプンツェル商店街で、「ル・ジュール」が再開店。朝は三女の喫茶店、昼は次女のうどん屋、夜は長女のスナック。仲良くお店をやっているのかと思えば、それぞれに家族に思うところがあって。ただ、父のやっていた喫茶店(場所)を残したいという思いだけが共通している。長女の失踪の場面は、東京ロンダリングシリーズを思い出した。
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全体的に散漫な印象だった。 三姉妹や商店街の人々は、個性的であるのに、物語が軽く流れていて、結局何なの?と感じてしまう。 それが狙いなのかもしれないが、読み手は置いていかれた気分になる。
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三姉妹が営業する 朝は喫茶店、昼はうどん屋、夜はスナックになるお店、三人屋。 ラプンツェル商店街にあるそのお店と人間模様を描いた小説。 何の不安もなく、優しく安心して読める本。
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