過ぎ去りし王国の城 の商品レビュー
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絵の中に入って行って冒険する話。 それぞれにつらいことを抱えながら必死に戦っている人たち。ファンタジーが強いような、SFのような、現実のような。 読後感は救われていた気がします
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ファンタジー系かと思ったら、SF系でした(笑)まぁ、面白かったけど、流れに乗って読めばそれなりでも、かなり矛盾がありそう。謎が解けたようで、そもそもの前提が疑問のような・・キャラはいいんだけど、活かし方が中途半端のような・・それも含めて宮部さんらしいかな?実はソロモンの偽証の長さ...
ファンタジー系かと思ったら、SF系でした(笑)まぁ、面白かったけど、流れに乗って読めばそれなりでも、かなり矛盾がありそう。謎が解けたようで、そもそもの前提が疑問のような・・キャラはいいんだけど、活かし方が中途半端のような・・それも含めて宮部さんらしいかな?実はソロモンの偽証の長さにびびってて、代わりに借りました。元SFファンとしては、平行世界に抵抗あるんですよね~
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もしも、“今”じゃない居場所があるならー 存在感は薄いが無難に中学生をこなす、ポスト受験生・尾垣真はある日古城が描かれた絵を拾う。ただの上手なデッサンじゃないと気づいた真は、その秘密を探るため、絵は上手いが学校のハブられ女子、城田珠美に声をかける。 展開が少し強引な気もしたが、...
もしも、“今”じゃない居場所があるならー 存在感は薄いが無難に中学生をこなす、ポスト受験生・尾垣真はある日古城が描かれた絵を拾う。ただの上手なデッサンじゃないと気づいた真は、その秘密を探るため、絵は上手いが学校のハブられ女子、城田珠美に声をかける。 展開が少し強引な気もしたが、全体的に読みやすかった。宮部みゆきさんは、中学生を描くのがうまいと思う。狭い世界で、先の見えない未来を不安に思いながら、とりあえず目の前の人間関係からはみ出さないように、そんな中学時代を思い出した。つらい現実だって、長い人生の一幕でしかないと、少し前を見れるお話しでした。
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SF(すこしふしぎ)ファンタジーな導入から社会派に巻き込んでいくのはさすが。生きること、というか、生きていかなくちゃいけないこと、について考えさせられる。人物の配置がうまいし、それぞれに共感できる部分と共感したくない部分があるのもさすが。大人が読むのと子供が読むのではまた少し感想が違うかも。読後の救われた感じはとても好き。
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2017年の1冊目読了。 なんか途中難しくなって挫けそうになったけど読み切った。現実はいつも辛くて理不尽なことがいっぱいある。でも少しずつ、ホントに少しずつとはいえ、いい方に自分や、周りを変えようとすることは出来なくはないのかな。 ・・・やはり宮部みゆきさんは時代劇風のとか現実的な物語の方が好きかも。 そして自分も今年少しでもいいから頑張ろうかなあと思いました。
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現実寄りのファンタジー作品です。 物語としてはちゃんと面白いですが、ドキドキもなく次はどうなるの?というワクワクもなかった。 宮部作品はファンタジーよりリアル系が好きで、なのでこの作品はあまり私好みじゃなかったので★2に近い★3にします。
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一番好きな作家である宮部みゆき。だが宮部ファンタジーは正直ミステリーには劣るんだよなといつも思っていた。結局は読むんだが。感想は、率直によかった。面白かった。ファンタジーでありミステリーであり、社会問題にも目を向けている作品。これだけの中身をこの量で収める宮部クオリティ。相変わら...
一番好きな作家である宮部みゆき。だが宮部ファンタジーは正直ミステリーには劣るんだよなといつも思っていた。結局は読むんだが。感想は、率直によかった。面白かった。ファンタジーでありミステリーであり、社会問題にも目を向けている作品。これだけの中身をこの量で収める宮部クオリティ。相変わらず半端じゃないな。そして今更言うまでもないが、この表現の素晴らしさ。あー満足満足。お腹いっぱいである。
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宮部みゆきの過ぎ去りし王国の城を読みました。 古城のデッサンをモチーフにしたファンタジーでした。 中学生の真は銀行の掲示スペースに貼ってあった古城のデッサンをひょんなことから持ち帰ってしまいます。 その絵にアバターを書き加えることにより、人がそのデッサンに入り込むことができるこ...
宮部みゆきの過ぎ去りし王国の城を読みました。 古城のデッサンをモチーフにしたファンタジーでした。 中学生の真は銀行の掲示スペースに貼ってあった古城のデッサンをひょんなことから持ち帰ってしまいます。 その絵にアバターを書き加えることにより、人がそのデッサンに入り込むことができることに気づいた真は、絵の得意な城田珠美を引き入れて古城のデッサンの探検を開始します。 物語は面白く読んだのですが、結末がよく練られていない感じがしてちょっと不満でした。
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異世界冒険モノなんだけど、現実逃避をさせてくれない。時々、グサッとくるものがあって、この本にエナジードレインされてるんじゃないかと思ってしまう。 絵を描いてる時に、その世界?というか、目の前に広がっている光景に入り浸ってしまう感覚はわかる。スーパーナチュラルとかそういうのじゃなくて、集中というか、意識が現実から飛んでいるというか……。城田同様言い難いモノがある。
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2016.10.8 「今」を必死に飲み込んで生きる人たちへーーということらしいです。 ある日、銀行で出会った1枚の絵。その世界に入り込めることに気がついた主人公は…。 中学生がもつ生きにくさとか、世界の狭さみたいなことを感じました。 ずっと閉塞感を抱えて生きていると響くものが大き...
2016.10.8 「今」を必死に飲み込んで生きる人たちへーーということらしいです。 ある日、銀行で出会った1枚の絵。その世界に入り込めることに気がついた主人公は…。 中学生がもつ生きにくさとか、世界の狭さみたいなことを感じました。 ずっと閉塞感を抱えて生きていると響くものが大きかったのかも?自分の感覚の変化を感じた作品でした。意外と、消化してきてるのかも。じぶん。
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