過ぎ去りし王国の城 の商品レビュー
宮部みゆきの小説だな、と思った。物語の設定からちょっと魅力を感じず、序盤で飽きてしまった。中盤くらいまで読み進めるとなかなか面白いのだが、ラストはまあ、こんな感じかな、という思いになった。
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初出「怪」35〜42 中3の尾垣真は銀行の壁で見つけた古城のスケッチの中には入れることを発見し、絵のうまい城田珠美に鳥のアバターを描いて貰って飛び回ると塔の中に女の子がいるのを目撃する。次に二人で入ると中年の漫画アシスタントのパクさんに出会い、塔の少女が10年前に失踪した小学生で、調べていくと親から虐待を受けていたために、別の平行世界で19才になっていた本人が描いた絵によって「保護」されたという仮説にたどり着く。三人で救いに行って戻ると、少女が失踪しない世界に変わっていた。 宮部みゆきが書くとリアルになるし、虐待されたり、いじめられている子供への愛情が感じられて、温かい気持ちになる。
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途中、設定にん?と思う部分はありましたが結末がよくて読後感はスッキリです。 サラッと読みたいときにおすすめの本
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ファンタジーモノと思って読み始めるが違った。 異界へ渡り世界を変えるってのはよく見ますが、 あまり変わり映え無しでも読後感が悪くないのはいい。
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うーん、異世界の設定は取ってつけた感あるし、現実世界もいろいろてんこ盛りで散漫になっている気もする。途中主人公(というか語り手か)を置いてけぼりにして、残りの仲間2人でいつの間にか謎解きしているという展開もちょっとなぁ。話の〆方はよかったけどね。
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絵の中に入るなんてファンタジーだなぁ。一気にひきこまれながら、現実のエグい世界が錯綜しつつもラストまで逃げずに解決していく様はずっと目が離せなく。登場人物も少なくてひとりひとりを丁寧に描くことによって感情移入もしやすかった。個人的には現実の厳しさと向き合っているその後も知りたくな...
絵の中に入るなんてファンタジーだなぁ。一気にひきこまれながら、現実のエグい世界が錯綜しつつもラストまで逃げずに解決していく様はずっと目が離せなく。登場人物も少なくてひとりひとりを丁寧に描くことによって感情移入もしやすかった。個人的には現実の厳しさと向き合っているその後も知りたくなってしまう。作者の本領発揮のファンタジーさすが。
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これはヤバげに面白かった! ファンタジー的要素も社会問題的要素も 切ないやら苦しいやら悲しいやらワクワクやら
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やっぱり私はSF物が好きなんだ。 私にも別の私の人生があるのだとすれば、そっちの世界の私は、幸せだといいな。
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宮部みゆきがおもしろくなかったことは今まで一度もなかったけれども、この本は、サクサク読める程度にはおもしろかったが、人生を変えるほどではなかった。
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最初はとっつきにくかった。絵の中の世界?この話はSF?ファンタジー?宮部みゆきの小説にしてはちょっと変わった切り口だなあと思いつつ読み進めていった。 パクさんが出てきたあたりから少し読みやすくなって大人の風合いが感じられたけど、怒涛の展開のあたりでは冒険物かと思うくらい、私も真と...
最初はとっつきにくかった。絵の中の世界?この話はSF?ファンタジー?宮部みゆきの小説にしてはちょっと変わった切り口だなあと思いつつ読み進めていった。 パクさんが出てきたあたりから少し読みやすくなって大人の風合いが感じられたけど、怒涛の展開のあたりでは冒険物かと思うくらい、私も真と一緒に何が何だかわからないまま巻き込まれていった。 この話で伝えたかったことは何だろう。自分では抗えないつらい毎日の中であっても、一筋の希望を捨てないっていうことだろうか。人を傷つけるのも救うのもやはり人だということだろうか。今、この瞬間にも死んでしまいたいくらいつらい思いをしている人がいる。真っ暗闇の人生の中にいる人に灯りを差し伸べられる存在になりたいと思った。
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