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HARD THINGS の商品レビュー

4.1

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/04/01

ITベンチャーの経営書はどちらかというと煌びやかな印象があったが、この本は真逆と感じた。 経営者である作者が経験する苦難の数々が凝縮された構成となっている。 経営の難しさ、やりがい等をより感じられる作品。

Posted byブクログ

2020/03/23

ベンチャー経営の指南書。困難な経営に対してどうするか、どんな苦境に対しても「何とかする力」について書かれている

Posted byブクログ

2020/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

HARD THINGS ベン・ホロウィッツ著 ★3.8 【シリコンバレー最強の投資家、かつ創業者による経営の修羅場と切り抜け方のヒント】 2007年オプスウェア(元ラウドクラウド)を16億ドルでHPへ売却 2009年VC アンドリーセン・ホロウィッツ創業、投資先はFacebook、Twitter、Skype、Airbnb、Foursquare他多数 ひとりで背負い込んではいけない:自分の困難は、仲間をもっと苦しめると思いがち。しかし真実は逆だ。分けられる重荷は全て分け合おう。最大数の頭脳を集めよ。 ありのままに伝えることが重要:会社の問題を隠さない方がよい主な理由は3つ。 1.信頼:物事をありのままに伝えることは、信頼を築く上で決定的に重要。 2.困難な問題に取り組む頭脳は多いほど良い:どんなに大きい脳でも知らない問題は解決できない。十分な目玉の数があれば、どんなバグも洗い出される。 3.良い企業文化、悪いニュースは早く伝わる:失敗した会社は致命的問題が会社を死に至らしめるずっと前からその問題を多くの社員が知っている。問題を知らせた社員を罰してはいけない。悪いニュースや問題を明らかにした人々に報酬が与えられる文化をつくる必要がある。 人を正しく解雇する方法:レイオフをした後に成功する会社は極めて例外的、会社の文化を壊すからだ 鉛の弾丸を大量に使う:特効薬は存在しない、魔法の銀の弾丸(M&Aや路線変更等)ではなく、鉛の弾丸(顧客ニーズである性能問題に真っ向から取り組む等)を大量に使うしかない やるべきことに集中する:外部環境の変化がどうかなんて誰も気にしちゃいない、自分のチームをコーチすること、やればよかったと思うことには一切時間を使わず、すべての時間をこれからすることに集中しろ セールス担当幹部マーク・クラニー:セールスの異才だが短所の多さから全役員反対、身元照会のための75人の紹介者のリスト、短所の無さではなく、職務遂行に必要な長所で選ぶ 働きやすい場所を作る:一対一の個人面談、なぜやるのかを十分に説明、良い会社でいるために重要 なぜ部下を教育すべきなのか: 1.生産性:マネージャーが12時間を使い講義<<<生徒10人×2,000時間/年×+1%向上=+200時間相当の利益 2.業績管理:明確な期待値を設定しておくことが重要 3.製品品質 4.社員をつなぎとめる 幹部の採用(未経験の仕事でも適任者を見つける) 社内政治を最小限に: 正しい野心を持った人材を採用すること、会社の勝利を第一の目標とし、その副産物として自分の成功を目指すような人物 給与の直接個別交渉は絶対行わない、政治性が広がる、実績評価・給与査定・昇進等は厳格なルールをづくりを 個人面談: 緊急性の高い課題以外のありとあらゆる問題を拾い上げることができる唯一のチャネル 個人面談を効果的にするカギは、その主人公は上司ではなく部下である社員だと理解するところにある、上司が話すのは10%以下、90%以上は社員 役立つ質問例:われわれがやり方を改善するとしたらどんな点をどうすればよいと思う?組織で最大の問題は?頑張って貢献しているのは誰?君が私ならどんな改革をしたい? アンディ・グローブ(インテル経営者) 「インテル経営の秘密」「インテル戦略転換」 正しい動機からフィードバックを与えよ:フィードバックを与えるのは相手の成功を助けるためであり、失敗を願うからではない。相手の成功を願っているなら、それを相手に感じさせよ。感情を伝える努力をせよ。相手があなたは味方だと感じられれば、あなたの言葉に真剣に耳を傾ける。 フィードバックは単刀直入であれ:相手の社員の感情を和らげようとする言葉を加えてはならない。叱責を別のものに誤魔化すことはできない。

Posted byブクログ

2023/12/26

起業家は必見 タイトルの通り、ハードシングスに見舞われた著者がその中でどのように決断をし、乗り越えたかを描いた名著。 CEOとしての葛藤や、経験からくる知恵は他の本では味わえないリアリティを持っていて、厳しい中での戦い方を伝えてくれた。

Posted byブクログ

2019/06/19

スタートアップ経営者は、試練の連続で、どのように乗り越えるのかという話なのだが、ふつうに会社員をしている自分でも面白かった。経営者は、何を管理職に求めているのか、社員にどのような動きをしほしいのか、上の人の目線から自分を見つめ直すことができた。

Posted byブクログ

2019/06/02

著者であるベン・ホロウィッツさんが自らの経営者体験で得た知識を惜しげもなく伝えてくれた書籍です。起業、営業、人事、財務等、ホロウィッツさんがビジネスで得られた教訓はとても汎用的なものだと思います。

Posted byブクログ

2019/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著書のベン・ホロウィッツ氏が自身が起業した時の体験談をベースに書いた本。 成功した会社を後になって分析した本が多いが 本書は、自身がCEOとしての困難への対処法と指南に溢れているので 他の似たような本よりもリアリティが高く、参考になる部分は多い。 また、本書の中でも言及されているが、激務しながら沢山の困難にぶち当たる経験をしていないと、深みが出ない。自身にも還元したい。

Posted byブクログ

2019/02/11

正直なところ、序盤はつまらなかった。 色眼鏡で見ていたからだろう。これは作者の回顧録みたいなもの、回答のない困難に答えを出す方法を学ぶことを探していたからだ。 実はそんな方法はないのだと気付いてからは、読むスピードが早まった気がする。 気になったところ p88 自分へのメモ、や...

正直なところ、序盤はつまらなかった。 色眼鏡で見ていたからだろう。これは作者の回顧録みたいなもの、回答のない困難に答えを出す方法を学ぶことを探していたからだ。 実はそんな方法はないのだと気付いてからは、読むスピードが早まった気がする。 気になったところ p88 自分へのメモ、やってないことは何か?を聞くのは良いアイデアだ。 p133 われわれの会社が勝つ実力がないのなら、そもそもこの会社が存在する必要などあるのだろうか? p248 個人面談で役に立つ質問の例 われわれがやり方を改善するとしたらどんな点をどうすればよいと思う? われわれの組織で最大の問題は何だと思う?またその理由は? この職場で働く上で一番不愉快な点は? この会社で一番頑張って貢献しているのは誰だと思う?誰を一番尊敬する? きみが私だとしたら、どんな改革をしたい? われわれの製品で一番気に入らない点は? われわれがチャンスを逃しているとしたら、それはどんな点だろう? われわれが本来やっていなければならないのに、やっていないのはどんなことだろう? この会社で働くのは楽しい? p277 私が起業家として学んだもっとも重要なことは、何を正しくやるべきかに全力を集中し、これまでに何を間違えたか、今後何がうまくいかないかもしれないかについて無駄な心配をすることをやめるという点だろう。

Posted byブクログ

2019/02/08

自分で本を書くような成功者のサクセスストーリーには必ずおいしいいくつかの修羅場があります。 こんな困難を切り抜けてきたと、その困難がきつければきついほど自慢できるという寸法です。 そんな成功伝からも、もちろん得るものはあるのでしょうが、本書の趣はかなり異質です。 もちろん、...

自分で本を書くような成功者のサクセスストーリーには必ずおいしいいくつかの修羅場があります。 こんな困難を切り抜けてきたと、その困難がきつければきついほど自慢できるという寸法です。 そんな成功伝からも、もちろん得るものはあるのでしょうが、本書の趣はかなり異質です。 もちろん、タイトル通りに大きな困難が待ち受けていますし、それをうまく克服もしています。 大きな違いは、自身の経験を有意義な経験則に落とせる能力でありそれを過不足なく表現できる文章力です。 文章力については翻訳者のうまさもあるのかもしれませんが、とにかく読みやすくて面白い。 内容については以下に少し印象に残った言葉や話を列挙してみます。 「ひと、製品、利益の順で大切」(P145) 「大組織においては、どの職階においても社員の能力はその職階の最低社員の能力に収れんする、これをダメ社員の法則と呼ぶ」(P226) まあ、ボトルネックの人間版ですね。 会社がつぶれそうになった時、投資家のハーブ・アレンが助け舟を出したが、テクノロジー企業には投資していなかったのになぜ我々を助けたのか?と後日彼にその理由をきいたところ、「多くのCEOは苦境になるとそこから逃げようとするが、君たちは私に会いに来て、決意をみせた。勇気と決意に投資するのが私の流儀だ(意訳あり)」(P277)などは、感動的な場面です。 会計事務所アーンスト&ヤングの裏切りのエピソード(P336)は、本書が売れれば売れるだけ会社へのネガティブキャンペーンとなりますねえ、仕方ないけど。 捨てる神あれば拾う神あり・・まさに会社経営には何があるかわかりません。 2015年に発売されて数々の受賞をしている作品だけのことはあり、読み応えばっちり、そして読めば必ず得られるものがあるはずです。 満点に近い星4つです。

Posted byブクログ

2019/01/06

CEOが経験した困難な事象に対する対応方法を具体的にかかれた良書です。 CEOが会社や部下に対してどのように振る舞うべきなのか?を知るのであれば今まで読んだ本の中で最も良いと思いました。 一番響いたのは、社内政治について。自分が部長なら、部長は一番仕事が出来ない役員に標準をあ...

CEOが経験した困難な事象に対する対応方法を具体的にかかれた良書です。 CEOが会社や部下に対してどのように振る舞うべきなのか?を知るのであれば今まで読んだ本の中で最も良いと思いました。 一番響いたのは、社内政治について。自分が部長なら、部長は一番仕事が出来ない役員に標準をあわせて仕事をしてしまう。という点。 そうすると、全ての部長は一番仕事が出来ない役員レベルになってしまって、会社のレベルが下がってしまう。 うーん、これはまさにそうかも。自分の役職が上がってくると最も蹴落としできそうな一つうえの役職の人物を頭に思い描いた上で、その人物と自分を比較するが、これは愚の骨頂だと思った。比較するなら、一つうえの役職の『最も仕事ができる人物』と比較するべきだと実感。 そうしないと自分の成長は無いな。と感じた。

Posted byブクログ