リストランテ アモーレ の商品レビュー

井上荒野(著者)

2015/05/15

小さなレストランを舞台にした恋愛物語。話の構成を食事のコース仕立てにし、お店に集まる人たちの恋愛や人間関係を上手く纏めているなぁ、と。井上さんの食に対する愛情がいっぱい詰まった一冊。井上さんの読んだ作品の中で一番好きかも。

2015/05/08

井上荒野さん×美味しいご飯な小説、期待してたんですけどね、ガッカリかなぁ。
リストランテアモーレを営む、俗に言うイケメンシェフの杏二と、容姿はそこそこ程度の杏二の姉・偲。
杏二は客に手を出しまくるヤリチン。救いようがないほどに。まぁ女はこういう男に惹かれるよね。わかるけどそんな手当たり次第客に手出ししてたらあっという間にネットでたたかれるとは思いますが、いかがなものでしょうか、ネットの酷評を気にする偲姉さん。
偲の年の離れた恋心は応援したくなるし実ってよかったけど、とくに特筆するようなことはなく。。。めでだしめでたしがあっけない気もしたけど。
まぁここまでは別に普通。ただ、最後の章がダメすぎた。第1章から杏二がときたま出した謎の女Mが主観の章なんだけど。。。
杏二のテレフォンチャット？ につきあうテレフォンレディーのMこと麻友が一人称で、Mがリストランテアモーレを訪れたことにより、M目線でリストランテアモーレの周囲の人々を客観的に見る感じなんだけど、うーん、好きじゃない。全然うまくまとまってない。Mの存在いる？ いらなくない？？ Mが出てこなければ連作短編小説風でまだ楽しめたかな。不要としか感じられなかったし個人的意見としては台無しになった感否めない。

2015/04/30

イケメンシェフである弟と、一緒に働く姉。
イケメンであるがためか、それともDNAのせいか、訪れる女たちと次々と寝てしまう弟くんが、どうにも好きになれません。
が、わかっていながらそんな彼に夢中になる女の子たちがいるから、しょうがないのか？

2015/04/18

姉と弟のふたりでやっているこじんまりしたリストランテというところは魅力的なのだけれど、シェフである弟がお客さんにちょっかいを出すっていうのはイタダケナイわ〜。
でも、料理がおいしそうなのだ。
近所にフラフラといけるレストランがあるといいのになぁ。