国境のない生き方 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分の世界を広げたいと思っているときに手に取った一冊。 これまでの自分と、これからやっていきたいことを重ねながら読んだ。 発見だけでなく、ヤマザキ・マリさんの波乱万丈な人生そのものが面白く、一気に読み終えてしまった。 印象的だったのは、「見ている世界の広さ」の違い。 マリさんが“地球サイズ”で物事を捉えているのに対し、自分はまだ“日本サイズ”だと感じた(人だけでなく、生き物に対する視点も含めて)。 また、世界を広げるために必要なのは、好奇心と「旅・本・人との出会い」だと気づかされた。 本を読み、旅をし、そこで感じたことを人に話すことで、理解がさらに深まっていくのだと思った。 一つひとつの出来事と向き合い、乗り越えてきた姿も印象的だった。 イタリアでの貧しい生活や出産等、どれも簡単ではない。 そうした経験と行動力の積み重ねが、ヤマザキ・マリさんのスタイルを生み、『テルマエ・ロマエ』につながっているのだと感じた。 苦しいときこそ、人は磨かれると実感した。 ●自分の世界を広げるために、これからやっていきたいこと。 ・旅や本、映画を通して感じたことを、自分の言葉で人に伝えていく ・ジャンルを限定せず、幅広く触れるようにする ・英語を学び、異なる文化圏の人と対話する ・気になった作品は積極的にチェックする 作中で紹介されて気になった作品 ・『デルス・ウザーラ』(黒澤明) ・『千夜一夜物語』
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世界中を飛び回っているヤマザキマリさんの波瀾万丈な人生を紐解きながら、その時出会った人や本について綴られたエッセイです。 行動し、結果を受け入れ、対処し、それが血肉となる。 その繰り返しが人間を成長させるのだと改めて思いました。
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テルマエロマエの作者の生き方を書いたエッセイみたいなもの。漫画家のイメージと異なり、行動力に溢れる生き方をしており、なかなか波瀾万丈な人生を送られている。読みやすいし、面白い。地頭のいい人なんだと思う。日本人としてのアイデンティティが良くも悪くも薄い。基本、変な人の話ばっかりなの...
テルマエロマエの作者の生き方を書いたエッセイみたいなもの。漫画家のイメージと異なり、行動力に溢れる生き方をしており、なかなか波瀾万丈な人生を送られている。読みやすいし、面白い。地頭のいい人なんだと思う。日本人としてのアイデンティティが良くも悪くも薄い。基本、変な人の話ばっかりなので、特に読んでためになることはありません。こんな人もいるよねでOK。多感な時期に読むと変な方向にいきそう。生存バイアスかかっているので、こういう人の下には海外で危ない目に遭ったりとか、苦しんでいる人もいることを忘れずに。。
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Audible 著者の漫画は読んだことはなかったけれど、書名に惹かれて。 67年に生まれたとは思えないほど、国境どころか「女は~でなければ」「普通は~」と言った呪縛がない。 彼女の母親も、同じで、自分の好きなことにまっすぐ。 好きなことを選ぶことは、自分勝手とは真逆で、日本のバ...
Audible 著者の漫画は読んだことはなかったけれど、書名に惹かれて。 67年に生まれたとは思えないほど、国境どころか「女は~でなければ」「普通は~」と言った呪縛がない。 彼女の母親も、同じで、自分の好きなことにまっすぐ。 好きなことを選ぶことは、自分勝手とは真逆で、日本のバブル期に食べ物にも事欠くイタリアでの極貧も、シングルマザーも、ゼロから日本でキャリアを築くことも、すべて自分で引き受けること。 「普通」で生きると、無意識に世間や他人のせいにしてしまう。 また、とても読書家で、それぞれに当時どのように感じたのかと言ったエピソードも素敵だった。 本を読んだだけにせず、血肉とできたのは、本から学んだことを10代のころから議論できたからかもしれない。議論=言い争い、となりがちな風土にいなかったのが幸いしたのだろう。それを選んだ著者の力。 とても、素敵な人だと思ったので、マンガも読んでみようと思う。
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マリさんご本人がすごい人であるのはもう前から知ってはいたし、こういうプロフィールがあっての『テルマエ・ロマエ』というのにも深く納得したが、それ以上にビオラ奏者のお母上がすごかった。よくもあの時代にここまでできた、信念の人だったんだ。マリさんが読んできた本もだいたい被っていて、レビ...
マリさんご本人がすごい人であるのはもう前から知ってはいたし、こういうプロフィールがあっての『テルマエ・ロマエ』というのにも深く納得したが、それ以上にビオラ奏者のお母上がすごかった。よくもあの時代にここまでできた、信念の人だったんだ。マリさんが読んできた本もだいたい被っていて、レビューも興味深く読んだが、同じような本を読んできても、彼女のようにはなれなかったねーと思っちゃうのはまあ当たり前か。
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100分de名著『砂の女』の解説者でヤマザキマリさんの解説を聞いてから、彼女の聡明さ、気づきもしなかった視点へ光を当ててくれるトークに惹かれていた。今回はその彼女の人生経験をもとに書かれた本なので、どのページにもハッとする意見が散りばめられていて(時にユーモアもあり)、手に取って...
100分de名著『砂の女』の解説者でヤマザキマリさんの解説を聞いてから、彼女の聡明さ、気づきもしなかった視点へ光を当ててくれるトークに惹かれていた。今回はその彼女の人生経験をもとに書かれた本なので、どのページにもハッとする意見が散りばめられていて(時にユーモアもあり)、手に取って良かったと思える1冊だった。 ※その言葉をノートに書き留めて、今の境遇に甘えてしまいそうな時に見返したくなる。 私が今日本を離れて暮らす身だからなのか、この本は、日本の当たり前が通用しない環境に身を置くことで経験する刺激を和らげ、肯定し、ドンと背中を押してくれる。 日本の外を知らずに読めば、読後感もまた変わってきたような気がする。が、この本を読んで自分の人生の歩み方を俯瞰するきっかけにもなった。確かにそうだ、人生は一度きり。「頼れるのは自分だけ!」 各章で本が取り上げられていて、読みたくなるのもこの本の良さ。 言葉自体はライトだが、質量のある内容なので、読み応えがある。単なる時間潰しの読書にはならない。読み終えた後には、どの言葉が良かったか、改めてページを手繰る自分がいるから、この本と出会えたのは、今の自分にとって良かったんだなと実感。
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多感な年頃に愛読した本。波乱の人生を読書と絡めて振り返る。 破天荒なお母さまの影響が絶大。「ビオラ母さん」と合わせて読みたい。
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生きるとは経験する事なんだな。視野が広がる。どんどん興味ある物に飛び込んで失敗してやるぞ!って気になる。自分で自分の人生これからいくらでも豊かにできるなと前向きに元気になれる一冊でした!エネルギーもらった!
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内容からすると高校生から若い人向けに書かれた本なのかなと思う。私の子供達は日本語が読めないので、友達の子供に紹介しよう。 内容はヤマザキマリの濃い人生と昔読んでいた(というか血肉となった)いろいろな本に関する思いなどを絡めた人生論。フィレンツエで文壇サロンに6年間も入り浸ってい...
内容からすると高校生から若い人向けに書かれた本なのかなと思う。私の子供達は日本語が読めないので、友達の子供に紹介しよう。 内容はヤマザキマリの濃い人生と昔読んでいた(というか血肉となった)いろいろな本に関する思いなどを絡めた人生論。フィレンツエで文壇サロンに6年間も入り浸っていたり、最初の夫が(たぶん裕福な家庭出身の)ハンサムな詩人だったところが面白かった。27歳で妊娠、落ちぶれていく夫に見切りをつけて日本に帰る。しかし翌17歳でイタリアに1人で渡ったものだ。普通なら高校卒業してから留学するだろうに。でもたぶんこれはお母さんの教育も破天荒だったせいなのかなと思う。つまり、子供の生き方には親がずいぶん影響しているということだ。 教養を持った人々とはどういう人たちかという明確な教示がある。本を読むだけではダメで、自分が得た知識なり思いを言語化して、さらにそれを他の人と交換することで確固たる教養が出来上がる・・・ということらしい。たしかに。イタリア人はよく話すので、自分の思ったことなり見聞きしたこと(本も含む)を語るのが好きなのだが、日本人はなかなかこういうことはできないのではないかと思う。そもそも機会がない。でも、ネット空間だとそういうサロン的なものも可能なのかな?と思った。 ヤマザキマリのテルマエロマエは本当に面白くて、あれが出た時にはすごい作家だなあと思ったのだが、やはり下地にある教養がああいう作品にさせるのだね。芸術家の奥深さというのを感じる。
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漫画家ヤマザキマリ先生の自伝的エッセイ 命を寿ぎながら生きるとはこういうことか!と得心できた気がしました。 いつか未来にヤマザキマリ先生の朝ドラの放映が決定したら絶対に観たい。
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