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子どもはみんな問題児。 の商品レビュー

4.1

108件のお客様レビュー

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2017/06/20

文章が簡潔で読みやすい。当たり前のことばかり書かれているが、言うは易く行うは難し、である。自分の子育てがOKかどうかときどき確認するためにも、また、精神安定のために読む価値がある。お経のような日々のお勤めにしたらよいと思う本である。

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2017/06/10

子育て中のお母さんや保育士にオススメ。 ・そもそも子どもというのは欠点だらけで、自分なりにいい子になっていこうと悪戦苦闘の真っ最中なのではないでしょうか。だから純情で可愛いのだと私は思います。 ・児童精神科医の佐々木正美氏によると、喜びを共有することは高度な社会性なのだそうです...

子育て中のお母さんや保育士にオススメ。 ・そもそも子どもというのは欠点だらけで、自分なりにいい子になっていこうと悪戦苦闘の真っ最中なのではないでしょうか。だから純情で可愛いのだと私は思います。 ・児童精神科医の佐々木正美氏によると、喜びを共有することは高度な社会性なのだそうです。 ・自分より小さい子には寛大で優しい。 ・主任保母としてやるべきことは、常に子どもたちを見張っている事。特に喧嘩は最初から見ていなければ何にも口出し出来ません。 ・家へ帰って先生のやったことをそっくり見せていますから、先生と呼ばれる仕事をしている人は気をつけなければならない。 ・保育園で子どもを注意する時「そんな事をしたらお母さんが悲しむでしょう」と言うのが一番効いた。 ・保育園でとてもいい子にしている子どもが、お家に帰って発散している場合もある。 ・作家のアーサー・ランサムは驚く程沢山本を読んだ人で、夜寝る時は読みかけの本の上にメガネを置いて「寝ている間に眼鏡が本を読んでいると思うと安心」と言う程だった。 ・子どもと絵本の出会いは、お母さんの膝の上から始まる。 ・トルストイは優れた芸術の3つの条件を挙げています。①「新鮮さ」読むたびに新たな感動を覚える事。②「誠実さ」ただ描きたくて書くのでなくそこに精神的に優れたもの、誠実さが必要。③「明快さ」相手に分かること。

Posted byブクログ

2017/02/21

子どもへの愛情あふれる本ですが、基本的にベテラン保育士さんの目線です。 中川李枝子さんの保育理論、子ども感が満載。それはもちろん現代にも通用するものですが、実践的な本ではないので、育児に悩んでなんらかの解決の糸口を求めて読む人には、物足りなく感じるでしょう。 保育士さんやプレマ...

子どもへの愛情あふれる本ですが、基本的にベテラン保育士さんの目線です。 中川李枝子さんの保育理論、子ども感が満載。それはもちろん現代にも通用するものですが、実践的な本ではないので、育児に悩んでなんらかの解決の糸口を求めて読む人には、物足りなく感じるでしょう。 保育士さんやプレママさんにおすすめの本です。 私は読んでいて、保育士になりたいと思ってしまいました。それくらい中川李枝子さんの書くみどり保育園は魅力的。なにしろ『いやいやえん』の舞台ですものね。 子どもを注意するときは「お母さんが悲しむでしょう」と言う。「お母さんに怒られるよ」じゃないんですよね。 「がんばれ」ではなく「お母さんが喜ぶわよ」。 「お母さんがナンバーワン」だから、保育者はお母さんを好きになることが必要で、お母さんが保育者といい関係を築けば、おのずと子どもは安定するそうです。 4章「本は子どもと一緒に読むもの」が特に参考になります。 「子どもは本当にお母さんが大好きなのよ」という言葉に、最近ようやく心から共感できるようになりました。この貴重で幸せな時間を一瞬ももらすことなく過ごしたいです。愛情を態度で示すこと。子どもたちから学びたいです。

Posted byブクログ

2017/02/18

子どもは所有物ではない。 お母さんが頑張る必要はない。 よい環境で育てられれば、自ずとしっかりしていくもの。 よその子と比べないで、自分と比べて。 自分より上出来ならいい。 自分より出来たら、それで満点。合格。 焦らないで、だいじょうぶ。 悩まないで、だいじょうぶ。 子どもをよく...

子どもは所有物ではない。 お母さんが頑張る必要はない。 よい環境で育てられれば、自ずとしっかりしていくもの。 よその子と比べないで、自分と比べて。 自分より上出来ならいい。 自分より出来たら、それで満点。合格。 焦らないで、だいじょうぶ。 悩まないで、だいじょうぶ。 子どもをよく見ていれば、だいじょうぶ。 子どもは子どもらしいのが、いちばん! まさにその通りだと思いました。 りえこ先生、ありがとう。

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2017/01/07

タイトルにぐっと惹かれて、懐かしい絵本でみた挿絵に惹かれて、まだ母親ではないし、子どもに関わるお仕事をしているわけではないけれど、読みたいと思っていた一冊。 章ごとのタイトルに伝えたいことがぎゅっと詰まっているのですいすい読み終えてしまいましたが、深く心に刻みたいことばかり。 特...

タイトルにぐっと惹かれて、懐かしい絵本でみた挿絵に惹かれて、まだ母親ではないし、子どもに関わるお仕事をしているわけではないけれど、読みたいと思っていた一冊。 章ごとのタイトルに伝えたいことがぎゅっと詰まっているのですいすい読み終えてしまいましたが、深く心に刻みたいことばかり。 特に読書の大切さについてのお話は自身の子どものころを振り返っても頷けることがたくさんありました。 母親になる、ということに気負うことは何もなく、自身も社会に目を向けて、こどもを社会へ送り出すまでにたくさん一緒に本を読む。 母親のロールモデルがまた1つ見つかりました。

Posted byブクログ

2017/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いまさら育児書を読んでもどうにもなりませんが、中川李枝子さんの本を見かけたら買わないわけにはいかない。 しばらく積んでいた間に続編(?)「ママ、もっと自信をもって」も出たらしい。 「子どものことを丸ごと受け入れてあげて」という中川さんは、育児に悩む全ての親をも丸ごと受け入れてくれる。 そして「でも、大丈夫よ」と言ってくれる。 その安心感。 親が子どもに与えられるものって、その程度なんだと思う。 “そもそも子どもというのは欠点だらけで、自分なりにいい子になっていこうと悪戦苦闘しているのではないでしょうか。ですから私たちが考えているより、結構悩んでいるんじゃないかと思います。” 子どもって、真面目ですからね。 “子育てには、「抱いて」「降ろして」「ほっといて」。子どもの発達に合わせた三段階があるといえるでしょう。(中略)子どもが成長して、「降ろして」といったら、降ろさなくてはなりません。さらに「ほっといて」といったら、見て見ぬ振りをしてなきゃいけない。手出し、口出ししたいのをこらえるのです。そういう段階が控えているわけですから、大切なことはやはり「抱いて」の時期、言いたいことを全部率直に伝えられるときに伝えておきたいものです。” もう少し大きくなったら…と、伝えきれなかったことがたくさんあります。 うちの子どもたちは今でも親の言うことに耳を傾けてくれている方だと思いますが、タイミングを逸して伝えられなかったことも。 でも、子どもに向き合う真摯な姿勢は、人間関係の基本でもあると思うのです。 だから、自分でも面倒くさいと思いながら、周囲の人たちに対して真摯でありたいと思うのです。 子どもに育てられることも、たくさんありますね。

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2016/12/19

こどもを抱きしめて、一緒に本を読みたくなりました。 癇癪持ちの娘もにこにこ可愛い息子も、こどもなのは今しかないと思うと、寂しくもあり、今私はなんて幸せなんだろうと再確認できました。

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2016/12/11

一つ一つのテーマが短く読みやすい。子育て中になかなかまとまって読む時間ないからもしかしてそういうことも考慮されてるのかな、考えすぎ? 子供にとって、絵本は、はじめは話の面白さ云々より、お母さんと一緒にいられる、抱っこしてくっついていられる遊び、てとこにはっとした。 今ちょうど、...

一つ一つのテーマが短く読みやすい。子育て中になかなかまとまって読む時間ないからもしかしてそういうことも考慮されてるのかな、考えすぎ? 子供にとって、絵本は、はじめは話の面白さ云々より、お母さんと一緒にいられる、抱っこしてくっついていられる遊び、てとこにはっとした。 今ちょうど、こどもがニコニコしながら自分で選んだ絵本持ってきて、わたしの前でくるっと回って膝の間にすわるのが可愛くて仕方ないんだけど、子供も嬉しいんだな、と改めて気づくというか、こっちも真剣に向き合いたいなって思った。 あと、私も自分は悪い子だった、て自覚があるんだけど、みんなだいたいそう言うって書いてあって、そこも驚いた。 お父さんはあんまり出て来ないけど、お母さんはすごく勇気付けられるというか、すごく肯定される安心感。 子供との一瞬の積み重なり、大事に過ごそう。

Posted byブクログ

2016/12/11

 中川李枝子さんといえば、「ぐりとぐら」「いやいやえん」など、絵本や児童文学作品を上げたらきりがないくらい。ご自身も保母として勤めた経験があって、子どものことをよく知っている中川さんからの、親への言葉。  全編を通して、子どもを温かく見守ろう、子どもそのままのよさを生かそうとい...

 中川李枝子さんといえば、「ぐりとぐら」「いやいやえん」など、絵本や児童文学作品を上げたらきりがないくらい。ご自身も保母として勤めた経験があって、子どものことをよく知っている中川さんからの、親への言葉。  全編を通して、子どもを温かく見守ろう、子どもそのままのよさを生かそうということが感じられました。  親の都合ではなく、子ども自身が生き生き暮らせることが大切だと感じます。  問題児といっていますが、それぞれ子どもには育てにくいところがあって、それでも親が子どもの心を受け止めてあげる必要があるんだと思いました。  絵本をたくさん読むというのも、子どもの空想する力、お話を作る力が素晴らしいから。中川李枝子さんは、いつも子どもたちと楽しんできたそうです。  「いやいやえん」のなかの「くじらとり」の話は、それこそ中川李枝子さんが保育園の子どもたちと作った話。  「くじらとり」のお話にもあるように子どもは自由に想像してお話を楽しんでいるのだな、それを伸ばしてやるのが親のつとめだと感じました。  うちの子が小学校に上がる前にこの本を読んでいればよかったなあ。それだけが残念。

Posted byブクログ

2016/11/23

「ぐりとぐら」の作者である 中川さんの子育て応援本。 ページの合間にある挿絵もかわいらしく 語りかけるような雰囲気で さくさくと読める本です。 17年間保母として勤められ その語り口からは 子供たちを暖かい眼差しで見つめる 中川さんのやさしさを 端々に感じます。 絶賛子育て...

「ぐりとぐら」の作者である 中川さんの子育て応援本。 ページの合間にある挿絵もかわいらしく 語りかけるような雰囲気で さくさくと読める本です。 17年間保母として勤められ その語り口からは 子供たちを暖かい眼差しで見つめる 中川さんのやさしさを 端々に感じます。 絶賛子育て中のお母さんはもちろん フリーの方も これからお母さんデビューする方も 子育て卒業されたお母さんにもおすすめです。 巻末には 作品リストも載っています。 子どもと一緒に 本選びもできますね。 ひさしぶりに「ぐりとぐら」読みたくなっちゃった。 あの大きなかすてらは 大人になっても 忘れられませんね。

Posted byブクログ