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夜の国のクーパー の商品レビュー

3.5

239件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    81

  3. 3つ

    82

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    4

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2015/05/04

383.恐れず、ただ、やってみれば良かった」 385.「俺を信じるかどうかは、おまえたちの自由だ。どんなものでも、疑わず鵜呑みにすると痛い目に遭うぞ。たえず、疑う心を持てよ。そして、どっちの側にも立つな。一番大事なのは、どの意見も同じくらい疑うことだ」

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2015/05/04

騙されたー。あとがきの、「理性を使う勇気を持て」は社会人になる上で永遠のテーマだろう。自分の足で歩けるようになってこそ、自分の仕事ができる。ただ、そのためには状況を正しく判断しなければならない。トムみたいに、純粋な心を持って状況を見つめて、推論し、確信を持ったら計画し、行動する。...

騙されたー。あとがきの、「理性を使う勇気を持て」は社会人になる上で永遠のテーマだろう。自分の足で歩けるようになってこそ、自分の仕事ができる。ただ、そのためには状況を正しく判断しなければならない。トムみたいに、純粋な心を持って状況を見つめて、推論し、確信を持ったら計画し、行動する。時に、突拍子もない事実が隠されていることもあるけれど。

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2015/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んだきっかけは文庫本が本屋に大量に平積みされていたから。 帰れる場所があって待ってくれている人がいるのは幸せなことだと感じる本。 細かなところでいうと、鼠と猫のキャラが面白い。 トムが鼠の影響を受けていたのも印象的。 「鼠から学んだんだ」 「疑うのをやめて、信じてみるのも一つのやり方だ」

Posted byブクログ

2015/04/30

2015.04.29 以前読んで途中放棄して再読。 ミステリーって言えばミステリーなんだろうけど、やっぱりモダンタイムスを読んでからというもの、伊坂さんの世界の読み方が私の中でだいぶ偏ってしまってて、大きなものの中の小さな出来事。 何か理由があるのでは、何か起きている、何か背景に...

2015.04.29 以前読んで途中放棄して再読。 ミステリーって言えばミステリーなんだろうけど、やっぱりモダンタイムスを読んでからというもの、伊坂さんの世界の読み方が私の中でだいぶ偏ってしまってて、大きなものの中の小さな出来事。 何か理由があるのでは、何か起きている、何か背景にあるなと感じながら読んでしまって、恐怖や恐れはあまり抱かずに、あぁきっとこうなんだななんて思いながら読んじゃうからダメ読者。 でも、やっぱり最後には面白いどんでん返しをしてくれて、読了できて大満足。 再びアヒルと鴨を読みたくなる。

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2015/05/05

オーデュボンに似た世界観を感じた作品。 鼠とねこだったり、鉄国とのやりとりを繰り広げる人々だったり。クーパーと戦う戦士だったり。嫁さんに浮気をされちゃう旦那だったり。なんだか不思議な物語だった。 でも、家には、帰りたいよね。と思った。

Posted byブクログ

2015/04/29

オーデュボンの世界観が好きな人なら絶対好き!と言えると思う。ファンタジー好きにはたまりません。ありきたりなようで予想できないことが次々と起きて、私がおバカなだけかもしれませんがオチになかなか気付けませんでした(笑)後味スッキリで読み終わったあととても幸せな気持ちになれる一冊です。

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2015/04/27

猫のトムが可愛いし、構成も面白いしなるほどっと思うのだけどなんとなく読み進めるのがしんどかった。決して面白くないわけじゃないのだけど、イマイチ乗りきれなかった。

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2015/04/26

猫目線の表現が可愛らしくも、きちんと語り手として成立していて、ちょうど良い距離感で物語が展開されていく。 筆者は当たり前だと思っていることを、疑ってみることの大切さを伝えたかったのだろうと思う。クーパーや透明の兵士、猫と鼠の関係、わたしという異世界の人間という存在、嘘と真実…実社...

猫目線の表現が可愛らしくも、きちんと語り手として成立していて、ちょうど良い距離感で物語が展開されていく。 筆者は当たり前だと思っていることを、疑ってみることの大切さを伝えたかったのだろうと思う。クーパーや透明の兵士、猫と鼠の関係、わたしという異世界の人間という存在、嘘と真実…実社会に置き換えられることばかりだ。

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2015/04/26

トムという猫により、何とも不思議な世界観で語られていくどこか遠い国の物語。『私』が植物の蔓のような物で縛られているというのは『ガリバー旅行記』を彷彿とさせるし、トムを『指で弾いてしまいたくなる』という表現からは、その遠い国と『私』の世界とではサイズ感に圧倒的な違いがあることがほの...

トムという猫により、何とも不思議な世界観で語られていくどこか遠い国の物語。『私』が植物の蔓のような物で縛られているというのは『ガリバー旅行記』を彷彿とさせるし、トムを『指で弾いてしまいたくなる』という表現からは、その遠い国と『私』の世界とではサイズ感に圧倒的な違いがあることがほのめかされている。そのせいなのか、猫が語るからなのか、戦争、銃、侵略…といった物騒な話題も、まるで俯瞰するかのように見える。その違和感が最後に明かされるので読後感はスッキリ。

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2015/12/12

猫が喋るとか、ファンタジー要素が詰め込まれた伊坂作品は何だか久しぶり(伊坂作品を読むのはSOSの猿以来ということもあるのだろうけれど)。猫たちがとても可愛くて、登場人物の名前も個性的で、おとぎ話を読んでるみたい。相変わらず文章が綺麗だなあ。「太古からの指令」とか、表現の仕方も好き...

猫が喋るとか、ファンタジー要素が詰め込まれた伊坂作品は何だか久しぶり(伊坂作品を読むのはSOSの猿以来ということもあるのだろうけれど)。猫たちがとても可愛くて、登場人物の名前も個性的で、おとぎ話を読んでるみたい。相変わらず文章が綺麗だなあ。「太古からの指令」とか、表現の仕方も好き。

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