夜の国のクーパー の商品レビュー

伊坂幸太郎(著者)

2016/09/11

ファンタジー好きな人には良いかも。ドキュメンタリーとか実話を元にした話を好むタイプには合わない。猫好きの方にはオススメでしょうか。

2016/08/15

実は、私にとっての初・伊坂作品です。
映画は何本か観ているけど、小説を読むのは初めてで、前々から読みたいとは思っていたものの、まずは何から読むべきか？
…と迷いに迷い、たまたま書店に立ち寄った際に、たまたま平積みになっていたのがコレ（笑）。

それなりに楽しんで読めましたけど…。

うん？
結局、どういう事なんだ、この話はｗｗｗ

まぁ、深く考えてはいけないんですかね。
"大人の童話"というか、とにかく、不思議なお話でございました（笑）。

2016/08/14

物語の切り出しからして釣り込まれるものがある。

題号になっている、“クーパー”とはいったい何なのか。

その内容が明かされるにつれて、物語が抱えている、
思わぬ秘密が暴露されることになってゆく。

また現代から漂流したある男の秘密も、これまた驚き。

2016/08/01

妻に浮気された男が漂流した先で起こる不思議な物語。

鉄の国、クーパーの戦士、国王の間の秘密。

猫、ネズミの関係を通して人の心理を考えさせられる物語だった。

2016/06/29

不思議なことだらけのファンタジー。
最後はまさかの展開…！

今まで読んだ伊坂作品の中では
一番、精神世界の話でファンタジー。

結局あれは何だったんだ！
ということも多々あった。
村上春樹のような感じ。

話の中身はようするに、
何でも自分のものさしで測るな。
世界は広い。
みたいなことかな？

2016/05/25

”こう”だと思っていたものが覆される感じは心地よかったけど、ひとつふたつくらいは何となく気付いたものがあったので、そういう意味で驚きが少し足りなかった
後半？終盤？で出てくるトムとジェリーオマージュには誰もがにこっとなると思う

某雑誌で、「アヒ鴨文庫と（クーパー文庫の）編集メンバーが同じで、既読の方はこの意味になんとなく気が付いたでしょうか」みたいな紹介コメントが載っていて
その意味に気が付きたくて衝動的に買ってしまったのですが、読了した今になってもその”意味”とやらに気が付けない…
やはりアヒ鴨文庫を読まなければ分からないのか（ハードカバーで読了済み）

あと、どうしても、某きょじん漫画の街並みが出てきてしまう（苦笑）

2016/05/23

読み終えるまでかなりの時間がかかった一冊。
後半になってから続きが気になって読み進めるのが楽しくなったけど、前半は辛かったな…。

借りたときにオーデュボンと雰囲気が似てるよって聞いてたので覚悟はあったのだけど、やっぱりこれ系のお話は少し苦手。

でも、終わり方がとても気に入りました。

2016/05/08

あるネコが自分が住んでいる国で起きたことをある人間に語りながら話が進んでいく。
いつものようにとぼけた感じではあるものの、他の作品よりメッセージ性が強いように感じた。強者と弱者、支配する者とされる者。双方その関係に疑問を持たず、そういうものだと受け入れていたが弱者側からの対話の提案により関係が変わる可能性をネコとネズミを使って意見しているように思う。現在の世界の有り様をそれぞれに見立て、皮肉を交えつつ憂いているようである。

2016/05/06

序盤は刺激がないことと世界観にうまく入れずちょっと辛い。トム君の可愛さで耐える。
中盤からはのめり込んでくるが、やはり伊坂作品は終盤の種明かしが始まってからが特に面白い。
２段階のどんでん返しに至るまでの小さな伏線の積み重ねが見事。
特に、トムくんと私のシーンの描写や会話は後で読み返すと非常に納得。鼠と猫の会話もいい。
もし映画化するなら、どのように表現するんだろう。
ガソリン生活といい、この作品といい、人間以外の生き物が喋る作品は好きだなとあらためて実感。

2016/05/06

ミステリとしては面白かったと思うが、物語としてはやや退屈だった。。
まあ、これが伊坂ワールドなのだろう。
冒頭の戦争で支配される恐怖の描写は、とても迫真に迫っていてよかったと思う。