虚像の道化師 の商品レビュー
ガリレオシリーズの文庫オリジナル短編集。安定感ある面白さは相変わらず。 舞台が、新興宗教団体、高級クラブ、プロ野球界、劇団など多種多様であり、湯川の関わりかたもさまざま。読者に飽きがこないように工夫されている。長編作のような衝撃度は薄味だが、短編ならではの起承転結のメリハリがある...
ガリレオシリーズの文庫オリジナル短編集。安定感ある面白さは相変わらず。 舞台が、新興宗教団体、高級クラブ、プロ野球界、劇団など多種多様であり、湯川の関わりかたもさまざま。読者に飽きがこないように工夫されている。長編作のような衝撃度は薄味だが、短編ならではの起承転結のメリハリがあるので、ボリューム感と合わせて得した気分になる。
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ガリレオシリーズ第7作目。 短編集としては4作目。 3作品を加えた文庫版オリジナルで計7作品が収録されているので、読みごたえはたっぷりです。 私が一番面白く感じたのは「偽装う(よそおう)」です。「幻惑す(まどわす)」と「演技る(えんじる)」もなかなか楽しめました。 〜収録作品〜 ...
ガリレオシリーズ第7作目。 短編集としては4作目。 3作品を加えた文庫版オリジナルで計7作品が収録されているので、読みごたえはたっぷりです。 私が一番面白く感じたのは「偽装う(よそおう)」です。「幻惑す(まどわす)」と「演技る(えんじる)」もなかなか楽しめました。 〜収録作品〜 「幻惑す(まどわす)」 「透視す(みとおす)」…文庫版 「心聴る(きこえる)」 「曲球る(まがる)」…文庫版 「念波る(おくる)」…文庫版 「偽装う(よそおう)」 「演技る(えんじる)」
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ガリレオ短編集の7と8が1冊になってるお得な本。8のうつ(猛打つ)だけ抜けてる。どこかで読まねば。この短編は面白いです。是非是非ご賞味ください。
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***** 「いや,トリックは単純なほど騙されやすい。種を聞いてみれば,なあーんだ,というのがね。科学の世界でも同じだ。一見すると複雑そうに見える問題ほど,その構造はシンプルだったりする。問題を複雑化させていたのは,じつは人間の頭の固さが原因だったということが,過去にもいくつかあ...
***** 「いや,トリックは単純なほど騙されやすい。種を聞いてみれば,なあーんだ,というのがね。科学の世界でも同じだ。一見すると複雑そうに見える問題ほど,その構造はシンプルだったりする。問題を複雑化させていたのは,じつは人間の頭の固さが原因だったということが,過去にもいくつかある」(p.88)
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ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。教祖は本当にその力を持っているのか、そして湯川はからくりを見破ることができるのか(「幻惑す」)。ボリューム満点、7編収...
ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。教祖は本当にその力を持っているのか、そして湯川はからくりを見破ることができるのか(「幻惑す」)。ボリューム満点、7編収録の文庫オリジナル編集。
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ガリレオ先生の短編集。 短編に向いてる展開の7作、とても読みやすくてスッキリしました。読みながら何だかデジャヴ感があるなぁと思ったらドラマ化されてたやつでした;^_^A 物理というより心理的な部分がどんどん深くなってきたなぁという印象が強く残りました。親子とか、夫婦とか。湯川先生...
ガリレオ先生の短編集。 短編に向いてる展開の7作、とても読みやすくてスッキリしました。読みながら何だかデジャヴ感があるなぁと思ったらドラマ化されてたやつでした;^_^A 物理というより心理的な部分がどんどん深くなってきたなぁという印象が強く残りました。親子とか、夫婦とか。湯川先生も随分人間らしくなってきましたね。 野球の話、宗教の話、別荘での家族の話が特にズーンとなりました。
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探偵ガリレオシリーズ 何作目だっけ?忘れた ドラマで既にやってたので、内容はほぼ知ってる 原作を読んでみると、ドラマ化の際の改変がいい方向に行ってるのがわかる 原作は原作で面白いんだけど、魅せるポイントが違うんだろうね 野球選手の話しなんかは、犯罪だけでなくこんなお話しも出来...
探偵ガリレオシリーズ 何作目だっけ?忘れた ドラマで既にやってたので、内容はほぼ知ってる 原作を読んでみると、ドラマ化の際の改変がいい方向に行ってるのがわかる 原作は原作で面白いんだけど、魅せるポイントが違うんだろうね 野球選手の話しなんかは、犯罪だけでなくこんなお話しも出来ますよ的なアプローチで個人的に好き まぁ、物理とかが事件の解決に直接関係はしてないけどね それはそれとして日常系ミステリみたいで好きだ
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湯川の短編集。継母へ反発する娘が、透視を使って継母の考えてることを読み取ろうとした話が切ない。いつまでも待っていますと伝わり継母に顔向けできるようにホステスをがんばっていたが本人の無邪気さゆえに殺されてしまう事件。夫が野球界で生きていけなくなった時のことを考えながら台湾人に相談し...
湯川の短編集。継母へ反発する娘が、透視を使って継母の考えてることを読み取ろうとした話が切ない。いつまでも待っていますと伝わり継母に顔向けできるようにホステスをがんばっていたが本人の無邪気さゆえに殺されてしまう事件。夫が野球界で生きていけなくなった時のことを考えながら台湾人に相談しているときに通り魔に襲われた妻の話も切なかった。宗教の話は面白かった。教祖自身も騙され自分はすごい力を持っていて自首してしまう話。虚像の道化師…最後の物語は犯人だと思っていた女が実は工作をしただけで真犯人は別にいたこと、殺人の気持ちを知りたかったという動機が恐ろしかった。
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湯川シリーズの短編小説。 面白いけど長編のほうが好み。 複雑な話があるから。 教祖が念で殺人したってのも面白いが、もうひと工夫ほしいな。
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短編だからか...なんかトリックもしょぼく感じるものも多数。 しかもこれ、単行本2冊弱?をまとめたものだと。 出版社ももう少し文庫本出すときに、タイトルだの書籍の出し方を考えてほしいな~。
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