神様のカルテ(0巻) の商品レビュー
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実はあまり期待しないで読んだ。というのも、短編集があまりすきではないのと、有明荘での主人公たちの会話似も興味がわかないから。 エピソードゼロといったところでしょうか。主人公たちが出会う前の話が短編でつづられている。 PETの導入の話や山の話が良かった。
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久々に読んだ小説が、この本でした。 本て、良いなぁと思っていたら、本好きな人と本の中で出会いました。
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+++ シリーズ300万部突破のベストセラー『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚であり、かつ珠玉の短編集です。栗原一止は、信州にある24時間365日営業の本庄病院で働く内科医です。本作では、医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対す...
+++ シリーズ300万部突破のベストセラー『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚であり、かつ珠玉の短編集です。栗原一止は、信州にある24時間365日営業の本庄病院で働く内科医です。本作では、医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤と、山岳写真家である一止の妻・榛名の信念が描かれます。ますます深度を増す「神カル」ワールドをお楽しみください。 +++ 一止の医学生時代から物語は始まっている。国家試験直前から、24時間365日受け入れを掲げる本庄病院の研修医になってからしばらくの物語である。現在の一止と榛名の忙しいながらも穏やかな暮らしの基礎が、すでにこのときにはできあがっているように思われる。静な激しさを感じられて、印象的である。命というものととことん向き合う二人なのだと改めて思わされる一冊でもある。
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シリーズのエピソード0(ゼロ)的な、短編集。 それぞれ重い事情が背景にあるのですが、人の優しさが伝わってくるので、心が温かくなる読後感です。 信州の美しい風景描写も素敵です。
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短編集、主人公たちが出会う以前のエピソードなど。変わらず信州の澄んだ凜とした空気感や情景が心地よい。 シリーズを再読したくなりました。
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その名の通り、初作 神様のカルテよりも前のお話。学生時代の一止など4つの短編。 自分は細君の話しが一番だったかな。
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『2015年 3月 1日 初版 第一刷 発行』版、読了。 四つの短編エピソードからなる、本作シリーズの初巻以前の前日譚でした。 どのエピソードにも、登場人物を通じて心に残る言葉が必ずありました。 「有明」は主人公たちの学生時代が描かれていました。主人公の友人である、タツの人となりが如実に表れた群像劇でした。 「彼岸過ぎまで」は大狸先生や古狐先生など、主人公が勤務する以前の本庄病院の人間模様を描いた内容でした。金庫番の人が特に印象深いエピソードでした。 「神様のカルテ」は、主人公が研修医だった頃のお話です。この頃からすでに師弟関係は出来上がっていたんですねww シリーズ初巻をまた読みたくなったエピソードでした☆ 「冬山記」はハルさんのお話でした。どこまでも凛とした強さを持つハルさんと、冬山登山における出来事をからめての、登場人物たちの人間模様は淡々としていながらグイグイと物語に引き込む力強さを感じました。 どのエピソードも印象深く、改めてシリーズ初巻から再読したくなること、間違いなし! …な、一冊でした☆
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「神さまのカルテ」シリーズの4冊目にして、これまでの物語の前日談。 お馴染み&既に亡くなってしまっていたりする人々がまだ若い時の姿を見せてくれるのがとても嬉しい。 主人公の一止は、国家試験準備の真っ最中だったり、研修医のスタートを切っていたり、また、ハルさんは雪山で芯の通った...
「神さまのカルテ」シリーズの4冊目にして、これまでの物語の前日談。 お馴染み&既に亡くなってしまっていたりする人々がまだ若い時の姿を見せてくれるのがとても嬉しい。 主人公の一止は、国家試験準備の真っ最中だったり、研修医のスタートを切っていたり、また、ハルさんは雪山で芯の通った姿勢でそっか、そんなことがあったのね、と語ってくれたり。 本屋大賞で一作目がノミネートされた時、夏川さんが会場にいらしていたので少しだけお話させてもらったのだけど、(奥様といらしてました。(#^.^#) ハルさんのモデルかな、と嬉しかった!)地方医療の実体験を基にした小説です、と。 うん、医師に求めるところが大きくて、少々甘い、というか、ドリーミィすぎるのでは?と感じられる部分もあるお話なのだけど、現役のお医者さんが書いておられるのなら、それはただの夢物語ではないのだろう、と思えるところが強みですよね。 タイトルの「神さまのカルテ」の意味も始めて分かった。 ネタバレです。 「神様のカルテ」=神様が書いたカルテ、なんだね。 人間の病気を含めた人生のあれこれは、その人が生まれた時に神様が書いたカルテにのっとって進んでいくのだから、その生き死に医師の力は及ばないところがある・・・。これって、日々、患者さんを診ている夏川さんの本音なんでしょうね。そして、だからこそ、医師の仕事は限られた命の中で何ができるかを真剣に考えることだ、とも。命に対して傲慢にならないことだ、と若き大狸先生に言わせているのだけど、これもまた現場にいる医師から出た言葉だと思うと、素直に胸に入ってきます。 夏川さん、医師の激務と小説家の二足のわらじで身体をこわさないでくださいね。
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神様のカルテ、泣いた。本はよいですな、先生。優しい人間になれる。優しい人間になりたい。人間には神様のカルテがある、神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんが。
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神様のカルテシリーズの4作目にして初の短編集。 一止のとりかこむ昔の日日。 悲哀の沢山ある話なのに悲しみだけでないところが好きだなぁ。 『本を読むことは優しくなること。相手の事を考えられること』 あぁそういう考えもあるんだなぁと思った。 映像にはない自由に想像できる活字の良さはこれからも大切にしていきたい。
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