神様のカルテ(0巻) の商品レビュー
例によって、ほんわか和むお話です。 でも神様のカルテ1~3を読んだ人には、物足りなく感じてしまうでしょう。看板背負っちゃったから、しょうがないですね。「0」から読まないほうがいいです。 ・国家試験に向かう一止ふくむ6年生集団と失敗しちゃう叔父さん学生 ・本庄病院の内科部長と経...
例によって、ほんわか和むお話です。 でも神様のカルテ1~3を読んだ人には、物足りなく感じてしまうでしょう。看板背負っちゃったから、しょうがないですね。「0」から読まないほうがいいです。 ・国家試験に向かう一止ふくむ6年生集団と失敗しちゃう叔父さん学生 ・本庄病院の内科部長と経理担当のやり取り。それぞれのベストを尽くす ・研修医となった一止が初めてのがん患者の対応にむかう。葛藤、 ・雪山で人生ヤケになった叔父さんを助ける榛名の活躍と山への思い。つらいのは自分だけでないの想い。
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過去編。 色々感想はあるけれど とにもかくにも 事務長が好きになった!!1~3で嫌なやつと思っていてすみませんでした!!! ドラマなど映像は受け取り手次第も場合もあるけれど 小説は描いてくれないと、登場人物について何も追加情報は得られないわけで。 となると、いくら自分が好きでも作者の思い入れ次第かぁ。。とかアホなことに何故か苛々悶々としてしまった。。
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早く読みたいけど、読み切ってしまうのがもったいない本でした。 神様のカルテ1・2・3と出た後の0。 一止の医学部時代や研修医時代、それを取り巻く人たちのエピソード。 このシリーズは現役の意志が書いているからということもあるだろうけど「命」について考えさせられます。 「ここで泣かせてやる」 というのが見え隠れする小説もあるけど、これは全くそんなことない。 自然と涙が出てきます。 ずっとこのシリーズを続けてもらいたいなと思いました。 また1から3を順番に読み返そうと思っています。
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医者になる前、研修生が来る前の病院内 研修生となった人、彼女が家に戻るまで、の 短編4話。 医者になるのは大変、と一言で終わらせてしまうのは 駄目なぐらい大変な卵生活。 資格を持たなければただの人、というプレッシャーは 大学に合格する、というよりも遥かに恐ろしい。 その後だとて...
医者になる前、研修生が来る前の病院内 研修生となった人、彼女が家に戻るまで、の 短編4話。 医者になるのは大変、と一言で終わらせてしまうのは 駄目なぐらい大変な卵生活。 資格を持たなければただの人、というプレッシャーは 大学に合格する、というよりも遥かに恐ろしい。 その後だとて、一人ひとりの命。 ストレスがすごすぎます。 研修医になってきた時点で、すでに客を引きまくり。 もうそういう星の下に生まれた、と納得するしか 仕方がない感じです。 ここまでくれば、もう笑い話?w 2話目と4話目。 そうは見えなくとも、それぞれがそれぞれの悩みを かかえているものです。 察しろ、とは言いませんが、取り返しのつかない事が もしかしたらあるやもしれません。 何かを貫こうとしている人には 確実にぶれない芯があります。 自分に、それはあるのだろうか? と 考えてしまいました。
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一止と榛名の序章的な内容。栗原一止の学生時代から救急医療の研修医の話しには、これまで登場した級友や指導医・大狸先生の相変わらずのあたたかさに心に沁みた。また、榛名の山岳写真家としての活躍と生きると言うことの重さと責任なんかも表現されていた。もう少し一止と榛名の出会いの場面も見たか...
一止と榛名の序章的な内容。栗原一止の学生時代から救急医療の研修医の話しには、これまで登場した級友や指導医・大狸先生の相変わらずのあたたかさに心に沁みた。また、榛名の山岳写真家としての活躍と生きると言うことの重さと責任なんかも表現されていた。もう少し一止と榛名の出会いの場面も見たかった気がするが…ひょっとして大狸先生と行った居酒屋で一人飲んでいた女性は榛名?
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久々のシリーズ新刊は短編集でした。一止やハル、アパートの仲間たち、先輩医師たちなどおなじみのキャラクタの「1~3」以前のころのエピソードがつづられています。 そのため、どこか初々しいような一止たちのやり取りがほほえましかったり、キャラクタの意外な一面を見たような、シリーズを読んで...
久々のシリーズ新刊は短編集でした。一止やハル、アパートの仲間たち、先輩医師たちなどおなじみのキャラクタの「1~3」以前のころのエピソードがつづられています。 そのため、どこか初々しいような一止たちのやり取りがほほえましかったり、キャラクタの意外な一面を見たような、シリーズを読んでいるからこその新たな発見が得られたように思いました。 それでいて、過去作品と同じように、真摯に命と向き合う姿勢がはっきりと描かれていて、すとんと胸に落ちる描写がありました。事務局長のエピソードしかり、元教師の患者さんのエピソードしかり、そしてハルの行動もそう。すべて、今ある命を大切に思ってのそれぞれの懸命な想いが伝わるものばかりで、やっぱりほろほろと泣けてしまったのでした。 といってもお涙頂戴な描写ではなくて、あくまでドライな描き方をしているので、じっとりとした感覚もないのがわりと特徴的なようにも思います。それは、「神様のカルテをなぞるだけ」という一種の悟りを作者自身も持っておられるからなのかな、と思ったりしました。 医師として従事されている作者ですので、早く続きを!とはせがめませんが…、いつかまた彼らの話が読めるといいな、と願います。
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神様のカルテシリーズが大好きです。この作品全てに感じられる空気感に浸っていられる読書の時間は、かけがえのないもののように思えます。優しい言葉、心に響く言葉の数々に温かい気持ちになりました。
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「シリーズ3」まで出版されたところでの「シリーズ0」。「シリーズ3」でみんなが様々な答えを出して、新しい道へ進むところでエンドだったので、新章スタートの「シリーズ4」がくると思い込んでいた。しかし意外なここへきての原点回帰。なるほど、ここで「神様のカルテ」という言葉の答えをくれた...
「シリーズ3」まで出版されたところでの「シリーズ0」。「シリーズ3」でみんなが様々な答えを出して、新しい道へ進むところでエンドだったので、新章スタートの「シリーズ4」がくると思い込んでいた。しかし意外なここへきての原点回帰。なるほど、ここで「神様のカルテ」という言葉の答えをくれたのか。「神様のカルテ」。優しい響きの中に宿命という残酷さも秘められていたことを知れただけで満足だ。医師として、「初めて」の体験を重ねるイチの姿。誰だって、何に対しても「初めて」を通過して今がある。「シリーズ4」が出るのを待とう。
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病院での診察待ちのあいだに読んだ。総合病院の外来はいつも混んでいて疲れてしまうが、「神様のカルテ」を読みながら待つと、診察してくださる先生の忙しさが想像されて頭が下がる。 今回は、シリーズ1より少し前の話。一止が来る前の本庄病院の面々や、国家試験前の進藤辰也たち、研修医時代の一止、山に登ったハルさんなど、サイドストーリーとも言えるが、あいかわらずどれも丁寧で優しい話。こういった経験を積み重ねて、今に至るのだと感じられる。 いろいろな「優しさ」に励まされる本。
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一止と榛名の出合いが書かれてると思ってたけど、そういう話ではなかった。 一止の学生時代の友人や、研修医時代の話など。
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