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マーケット感覚を身につけよう の商品レビュー

4.1

288件のお客様レビュー

  1. 5つ

    94

  2. 4つ

    111

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

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2015/03/22

市場化の部分の内容は大前研一さんの、日本の論点に近いものを感じました。 それでいて親しみやすい文体なので、分かりやすく肚におちます。 生き残るために何をしなきゃいけないかというのを個々人がもっと考えなくてはいけない時代になった。 であるがゆえに、既存のモノの考え方を打ち破って、も...

市場化の部分の内容は大前研一さんの、日本の論点に近いものを感じました。 それでいて親しみやすい文体なので、分かりやすく肚におちます。 生き残るために何をしなきゃいけないかというのを個々人がもっと考えなくてはいけない時代になった。 であるがゆえに、既存のモノの考え方を打ち破って、もっと抽象的に、大きな枠で考えた方がいいよね。ってことだと思います。 本に出てた具体例でいうと、自分の部屋を片付けられない人(=自分)にとって、確かに自分の部屋を片付けてくれる人がいたら大きいお金を払ってもいいのかもしれない。 そのノウハウを教えてくれる人にもお金を払ってもいいかもしれない(こんまりさんの本が海外でも売れていると聞きました)。 あと「自分が不満なのは何なのか→自分が求めている理想的な状態とはどのようなものなのか→自分が欲しいものは何なのか」、「どうしたら自発的に動いてもらえるか」。 これを考えるのって仕事でも大事ですよね。自分の見解を求められる場面で活きてきますよね。 他に考えたことといえば、自分的マーケット感覚を働かせるとするなら、『自分のアタマで考えよう』との2冊セットで売ったらどうかなって思いました(ありきたりかな?)。 オーディオブックで再読していたら、続きモノになっている気がしたのです。 失われた20年では日本が社会主義的な状態であったこと、今後は市場経済へ移行していかなければならないことが主張されてました。ではどうすればよいかは自分のアタマで考えようでは割愛、となっていたところ、この本にそれに対するひとつの回答が書かれてきているのです。 併せ読み、とてもおすすめです。

Posted byブクログ

2015/03/20

マーケット感覚が今後必要な能力であると理解。 市場化した現代において、マーケット感覚を磨くことが必須。 マーケット感覚を鍛える5つの方法 ①プライシング能力を身につける ②インセンティブシステムを理解する ③市場に評価される方法を学ぶ ④失敗と成功の関係を理解する ⑤市場性の高い...

マーケット感覚が今後必要な能力であると理解。 市場化した現代において、マーケット感覚を磨くことが必須。 マーケット感覚を鍛える5つの方法 ①プライシング能力を身につける ②インセンティブシステムを理解する ③市場に評価される方法を学ぶ ④失敗と成功の関係を理解する ⑤市場性の高い環境に身を置く

Posted byブクログ

2015/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれの市場で売られているものは、モノではなく、なんらかの価値である。身の回りの市場を見たときに、そこで取引されている価値は何なのか。それを理解できる能力=マーケット感覚が、これからは重要になる。 需給バランスとマーケット感覚 途上国から安く優秀な英語人材を獲得できる今、英語ができるだけの日本人は不用。それでも英語を学ぶか?例えば発展が予想されるインドネシア及びイスラム教について勉強した方がいいのではないか? 重要なのはノウハウや知識を覚えることではなく、過去に経験のない場面に遭遇したときにも、自分で判断できる独自の基準や肌感覚を持つこと。   マーケット感覚が優れてて、これが海外で売れるだろうということがわかっても、それでどうやって儲けるかはきちんと考えないといけないと思う。こういうモノを持っていますということを、どう伝えるか、どう認知してもらうか、までを考えて実践して初めて価値が生まれると思う。 非伝統的な、今まで価値がなかったものに価値を見出すプライシング能力を身につける。 「人間が動く理由や仕組み」、すなわちインセンティブシステムについて、日々ほんの少しだけでも深く考える癖をつければ、市場の動き方についても、少しずつ理解できるようになる 自分の欲望に真正面から向き合う 問題に直面したら、「どうすればみんな自発的に、望ましい方向に動いてくれるだろう?」と考える。 最初のステップである「学校での学び」を延々と続け、いつまでも「市場での学び」というふたつめのステップに移行しない人がいます。そういう人にとっては、「学ぶ場所」として思い浮かぶのが、学校と研修プログラムだけ。 「失敗しないように十分に準備する」とか「うまくできるようになるまで勉強する」のでなない。そんなやり方では準備と勉強だけで一生が終わってしまう。そうではなく、「とりあえずやってみる→失敗する→市場からフィードバックを得る→それを参考にして、もう一度やってみる」というプロセスをできるだけ何度も繰り返すことが重要 これはもう一度読まねばならんな。

Posted byブクログ

2015/03/14

<目次> 序   もうひとつの能力 第1章 市場と価値とマーケット感覚 第2章 市場化する社会 第3章 マーケット感覚で変わる世の中の見え方 第4章 すべては「価値」から始まる 第5章 マーケット感覚を鍛える5つの方法 終   変わらなければ替えられる <内容> 「マーケット感...

<目次> 序   もうひとつの能力 第1章 市場と価値とマーケット感覚 第2章 市場化する社会 第3章 マーケット感覚で変わる世の中の見え方 第4章 すべては「価値」から始まる 第5章 マーケット感覚を鍛える5つの方法 終   変わらなければ替えられる <内容> 「マーケット感覚」とは、「商品やサービスが売買されている現場の、リアルな状況を想像できる能力」である。終章に描かれているが、これがないと(あるいはこの感覚を磨こうとしないと)、世の中の変化についていけず、そのポジション(仕事や会社)を替えられていしまう(追い出される、収入を奪われる)ことになる。このマーケット感覚について、豊富な具体例を元に説明がなされ、市場(労働も含めて)の中でどのように生きていけばいいかが書かれている。現在は、単純に商品を売ることだけが市場ではないので、労働市場(つまり就職活動)も含めてこの感覚が必要なので、誰もが持たねばならないものなのだ。 

Posted byブクログ

2015/03/13

気になった話題が自分の仕事にどんな影響を与えて、それがおいくら万円なのかを常に意識しろってことよね。

Posted byブクログ

2015/03/12

私は泥臭さが足りないのでこういうのは欠けてるけど、やりたくねえなあ、というのと、売り方変えてこられたのだなあ、というのと。 今までのに比べるとキレはあまりないと思う。

Posted byブクログ

2015/03/11

内容として新しさは見当たらないが(いずれもマーケティングの基本) ・「マーケット感覚」という柔らかい言葉=受け入れられやすい言葉で表現したこと ・論理思考と対になるもの、と定義したこと そのうえで、卑近な例を用いてわかりやすく表現した点が本書のよいところであると思う。

Posted byブクログ

2020/07/15

今の時代が、結婚したくでも出来ない人が増えたというよりも、昔は、結婚したくなかったのにするしかなかったという人が多かった、ということがある。 スーパーマーケットやファミレスで働く人たちは、自分たちより、大銀行に勤める人のほうが有能だと思っているかもしれません。しかしグローバル金...

今の時代が、結婚したくでも出来ない人が増えたというよりも、昔は、結婚したくなかったのにするしかなかったという人が多かった、ということがある。 スーパーマーケットやファミレスで働く人たちは、自分たちより、大銀行に勤める人のほうが有能だと思っているかもしれません。しかしグローバル金融の世界において、日本のメガバンクに勤めていることは、決して優秀とは見做されていません。一方、日本のスーパーのレジスキルやファミレスの接客スキルは、どこの国の人たちと比べても圧倒的にスゴイのです。 急速に進む少子化や高齢化なども、悪い方向にばかり解釈されがちですが、それらに対応するため、さまざまな新技術や新市場が生まれます。医療・介護分野に限らず、食品から小売ビジネス、旅行業界からアパレル業界まで、これまでになかった商品やサービスが開発されるでしょう。少子化による人手不足を解消するため、ロボット技術やAI技術が進化し、医療技術もどんどん高度化するはずです。こういった社会の変化こそが、より豊かな未来を創っていくのです。

Posted byブクログ

2015/03/10

差別化をもたらす価値ってものがいかに大切か、ということを、独自の視点で解説した刺激的な一冊。「多くの人にとって、独自の価値は既に手中にあるのに、それにただ気付いていないだけ。大事なのは、それを自覚するための感覚。それすなわち、マーケット感覚」という主張。相変わらず、面白い。 マー...

差別化をもたらす価値ってものがいかに大切か、ということを、独自の視点で解説した刺激的な一冊。「多くの人にとって、独自の価値は既に手中にあるのに、それにただ気付いていないだけ。大事なのは、それを自覚するための感覚。それすなわち、マーケット感覚」という主張。相変わらず、面白い。 マーケティングが何たるかを理解していない、というレビューが多いが、自分(もしくは有名教授)固有の論理のみをマーケティングの定義と決めつけて、中身の良し悪しを判断できないレビューは、ナンセンスだなと思う今日このごろ。

Posted byブクログ

2015/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 金融市場、人材市場、世の中には無数の市場(マーケット)があり、一般人はその中でのプレイヤーの1人に過ぎない。  価値が無ければ見向きもされないのが市場の常なのに、普通の人は価値を上げようとする感覚に乏しく、コモディティ(一般)のままでいる。  または、自分のいるマーケットが落ち目であるにもかかわらず、必至でその場にとどまろうとしてしまう。  自分の価値に対する感覚、市場の浮き沈みに対する感覚、これらの感覚を「マーケット感覚」とする。  これからを生き抜くためのマーケット感覚を身につけるにはどうすればいいのか、という本です。  で、そのための5つの方法 ①プライシング能力を身につける ②インセンティブシステムを理解する ③市場に評価される方法を学ぶ ④失敗と成功の関係を理解する ⑤市場性の高い環境に身を置く  という5つの方法で身につけましょうというもの。  さて、市場と言うからには参入してくる人の制限をしないようにしましょう。自由競争させましょう。  マーケットと言うのは新自由主義的だ。グローバリズムは地元ルールの撤廃を促す。日本人だけでやっていた仕事も安い賃金の海外労働者が職を得たり、仕事自体が海外に替わってしまうこともありうる。  さぁ大変!自分の価値を上げてうまくいきそうなところに目鼻が聞く力を手に入れなきゃ!!....本当にそうなの?  社会的に役に立つ仕事をしたい、という理由から学生がNPO法人に就職するという事例が多いことを筆者は挙げている。  企業が社会的に役に立たないわけではないのだけれど。  筆者はマーケット感覚を得るためには、大企業よりも中小企業に入って全ての業務を見通すことで感覚が養われるという。  でも、どうなのかなぁ。中小企業の仕事は一点突破型の仕事が多いのではないかと思う。  「○○業界では世界で戦えるトップシェア」という企業は強い。  けど、それって視野が狭くない?しょせん○○業界ってありとあらゆる仕事のほんの一部でしょ?  あまりに手を広げ過ぎて分社化しまくってる大企業(最近だとソニーさん)は大きすぎて即座に動けないのも事実。  ただ、いろんなことをやっているから、それを俯瞰してみれば視野が広がると思うのね。  だから企業側が「こんなことやるけど、やりたい人いる?」って社内に募集をかけて、様々な個所から人材を集めるということができる。  それが大企業ならではのいいところじゃないかな。  ただ、大企業で働いていると自分が埋没していくのがよくわかる。  どうやって大企業という立場を利用して、自分の存在を主張していくか。  大企業の中でしぶとく生きていくのもマーケット感覚が必要。その感覚は中小よりも、むしろ大企業で発揮できればすごいんじゃないだろうか。  ともあれ、日本人全員がマーケット感覚なんて身につけようとしたら、それこそ大変ですよ。みんなが起業しまくって失敗しまくってる間に、企業は人が集まらずに世界で没落。  みんながみんな勝手に行動始めたら大変だと思うんで、ある程度少人数の人たちが挑戦してほしいなぁと思うのでありんす。

Posted byブクログ