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狭小邸宅 の商品レビュー

3.7

93件のお客様レビュー

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2024/08/18

ブラック企業に身を置く主人公が感じる重苦しい雰囲気が、文章からも伝わってくる表現。情景が鮮明にイメージされる。息苦しさを感じでいる自分に気づく。 仕事に染まっていくことで、少しずつ変わっていく自分と周囲に気づきながらも、それに抗えない主人公が何とも言えない。 ラストが唐突で、読者...

ブラック企業に身を置く主人公が感じる重苦しい雰囲気が、文章からも伝わってくる表現。情景が鮮明にイメージされる。息苦しさを感じでいる自分に気づく。 仕事に染まっていくことで、少しずつ変わっていく自分と周囲に気づきながらも、それに抗えない主人公が何とも言えない。 ラストが唐突で、読者次第で主人公がどうなったかが変わるだろう点は個人的には好き。 全体としては、ジェットコースターのように怒涛の展開のため、あっという間に読めてしまった。

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2024/06/16

タワマン文学の走りのような、私自身が体験したことのない「不動産営業」を追体験できる小説だった。主人公である松尾や、課長が指導する営業テクニックを読みながら、「私もあの時、この営業テクニック使われてたな、、、」と妙に感心してしまった。 松尾の性格に共感はできなかったが、ギラギラとし...

タワマン文学の走りのような、私自身が体験したことのない「不動産営業」を追体験できる小説だった。主人公である松尾や、課長が指導する営業テクニックを読みながら、「私もあの時、この営業テクニック使われてたな、、、」と妙に感心してしまった。 松尾の性格に共感はできなかったが、ギラギラとしたサラリーマン魂を思い出したい時に、また読み直したい作品だった。

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2024/04/21

昭和生まれのサラリーマンが読むと、胸がキューっとなること間違いなし。 入社したころの時代を思い出して身が引き締まります。 パワハラ会社の解像度が高い。 慢心してるかなっ?ってときに読むと気持ちを改めることができる。

Posted byブクログ

2024/03/15

不動産業界ではないが、4月から新卒で働く身であるため、働くことの恐ろしさが鮮明に伝わってきた。主人公ははじめは全く売ることができなかったが、運が味方したことや課長にテクニックを教えてもらったことで売れる人に変わっていった。売れる人に変わったことで、自分が大物になった気になって傲り...

不動産業界ではないが、4月から新卒で働く身であるため、働くことの恐ろしさが鮮明に伝わってきた。主人公ははじめは全く売ることができなかったが、運が味方したことや課長にテクニックを教えてもらったことで売れる人に変わっていった。売れる人に変わったことで、自分が大物になった気になって傲りが見えてきたが、本当は中身は何も変わっていないのではないか。これは、サラリーマン全員に言えることだと思うが、謙虚でいることが1番大切なのではないか。そんなことを考えさせられた。売れなくなった時に謙虚さを持っていなければ、周りから人がいなくなってしまいそうな気がした。 もし自分が少し仕事で成功することがあっても謙虚さは忘れずにいたい。この本はそう思わせてくれた作品。でも、謙虚で居続けることは難しいことなんだろう。

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2024/01/05

窓際三等兵さんのツイートで、ニューカルマと並んで紹介されていたいわゆる「ブラック企業」小説。ブラックな不動産界隈の裏側への興味で読み始めました。 ブラック企業をやめる前に最後にひとつだけ実績を残してやる、という主人公の最後のもがきに心打たれた。

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2023/12/10

リーマン後の新卒営業ってこんな雰囲気をひしひし感じながらやってたなという一冊。某不動産屋をモチーフにしているらしいが、どこまで本当かは分からない。 割と面白かった。結局松尾がどうしたら幸せなのかは私もまだ分かりません。でも売れるようになったところでまた考えてみれば良いとも思う。...

リーマン後の新卒営業ってこんな雰囲気をひしひし感じながらやってたなという一冊。某不動産屋をモチーフにしているらしいが、どこまで本当かは分からない。 割と面白かった。結局松尾がどうしたら幸せなのかは私もまだ分かりません。でも売れるようになったところでまた考えてみれば良いとも思う。そこからまた踏み出せるし。

Posted byブクログ

2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一気に読めるっちゃあ読めるが、染まっていく(堕ちていく?)姿を描くにはちょっと過程が短かったかなぁ。彼女の存在も出会いも別れも中途半端な気がする。不動産屋のやり方を知るうえでは多少参考になるかも。

Posted byブクログ

2023/10/31

ブラックな不動産業界で働く営業マンの話。ストーリーはわりと普通だけど、上司の言葉とか主人公の内面に同情してしまう。就活中の自分には結構刺さった

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2023/09/25

不動産業界の闇、成果主義、狭小住宅販売の罠、営業マンのテクなど学びの多い小説だった。面白くて一気読み。ビジネス小説と侮るなかれ。かなり面白いのでおすすめです。

Posted byブクログ

2023/07/15

不動産営業の仕事について、人生について、考えさせられた。 単なるサクセスストーリーではなく、主人公ひいては読者の仕事観・人生観を揺さぶるような終盤の流れが良かった。

Posted byブクログ