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世界はシステムで動く の商品レビュー

3.9

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

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2019/12/23
  • ネタバレ

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著者のドネラ・メドウズさんは、複雑なことでも、その本質をわかりやすく伝えてくれる人とのこと。社会や生態系などあらゆるものを、相互に複雑につながりあったシステムととらえ、コンピュータモデルで分析するという学問を研究されている。何か1つに影響があると、それは他のところにも影響が及ぶということがわかった。理解が及ばないところもあったので、何度も読んで理解を深めたい。

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2019/12/16

課題解決のための視野を広げるために役に立ちそう。もっと関連書籍を読んで理解を深めたい。地球温暖化とか、貧富の差とか、解決すべき課題の捉え方が分かる。

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2019/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

システムとはどのようなインプットに対してどのようなアウトプットを出すのか。 システムは複雑化してが、インとアウトをしっかり構造化すれば、そのシステムの効果が理解できる。やはりここでも構造化が重要である。 実際の経済の長期モデルは全て人口と資本の二つの構造をつなげ、それらが互いにどのように影響を与え合うかを占める必要がある。 複雑なシステムの挙動のあらゆる可能性と同じく、ここでのアートは「どの構造が、どのような潜在的な挙動を含んでいるか」、そして「どの条件が、それらの挙動を顕在化させるか」を認識すること。そして、可能であれば、構造と条件を調整することによって、破壊的な挙動が生じる確率を減らし、有益な挙動が生じる可能性を高めること。 システムが機能する要因: レジリエンス 自己組織化 ヒエラルキー

Posted byブクログ

2021/01/01

世界を理解するためのバイブルと言っていい。 その意味で、J.E.ラブロック のガイア論と 並んで、私のおススメ図書の5本の指に入る。 ガイア論は地球の恒常性を示したもので、 提示的、啓発的だが、 本書は自然に加え、社会やその設計を志向する点で より工学的、実践的。 世界は、...

世界を理解するためのバイブルと言っていい。 その意味で、J.E.ラブロック のガイア論と 並んで、私のおススメ図書の5本の指に入る。 ガイア論は地球の恒常性を示したもので、 提示的、啓発的だが、 本書は自然に加え、社会やその設計を志向する点で より工学的、実践的。 世界は、単純な要素が繋がって、 複雑な挙動を示す。 システム思考家は、世界を フローの操作によってその水準を調整するメカニズムが付いているストックの集合体 と見ている。 そうですね!私もシステム思考家に なっていきますとも、ええ。 これまで私が無意識、経験的に見つけて会社や家庭で作ってきたいくつかのうまくいく仕組み、 つまり、持続可能でシステムを自律的に改善、維持する仕組みと、その維持方法が、 この本で体系的に整理されている。 著者のドネラ・メドウズの、人類がよりよい未来を築くためのポイント ・ビジョンを描く ・仲間をつくる ・真実を語る ・学習する ・慈しむ これも自分のモットーに加えよう。

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2019/10/12

様々な均衡から成り立つシステムとその捉え方、事例、落とし穴とその対策がきさいされており、参考になる。 システムというなのもと汎用的な概念がうまく抽象化されており、良著 レバレッジポイントという発想。小さな変化が挙動の大きなシフトをもたらす場所をいかに見つけ、介入すべきか。アンデ...

様々な均衡から成り立つシステムとその捉え方、事例、落とし穴とその対策がきさいされており、参考になる。 システムというなのもと汎用的な概念がうまく抽象化されており、良著 レバレッジポイントという発想。小さな変化が挙動の大きなシフトをもたらす場所をいかに見つけ、介入すべきか。アンディグローブのハイアウトプットマネジメント にも同種の記載があり、改めての認識となった。 付録にシステム思考に関する考え方、定義がまとめられてるのも非常によかった。

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2019/07/01

線形モデルはかなり局所的、近視的条件下に妥当する。巨視的には非連続性のある変化が多い。 線形モデルに限らず、モデルは境界がある。よって、ある現存在の有り様における、そのパースペクティブにおける、それらが限定するあり方での世界の描写。 モデルの境界を広くしようとすると、モデル化が不...

線形モデルはかなり局所的、近視的条件下に妥当する。巨視的には非連続性のある変化が多い。 線形モデルに限らず、モデルは境界がある。よって、ある現存在の有り様における、そのパースペクティブにおける、それらが限定するあり方での世界の描写。 モデルの境界を広くしようとすると、モデル化が不可能になる。説明変数が多くなりすぎるため。逆に小さすぎると、非連続的変化を見ることになる。何故なら、考慮していない変数が多すぎるので。 すなわち適切なバウンダリーが、効率的なモデルをうむ。つまり、ある仮定において、有用な範囲で近似するモデルを。 限定合理性は、ホモエコノミーではない行動をする人間の原因の一つ。即ち、我々は限られたバウンダリーの中で合理的に行動する。 自己強化型の負のフィードバックによって、競争が過当競争を、そして独占を生む。対策は所得の再配分を強め、脱落者がまたチャレンジできるようにして、新規参入を促し続ける。(これは負のフィードバックではないか?) または別の自己強化型のモデル例に従えば、格差を大きくする。 介入によってシフテムは脆弱になる。保険制度によって、益々家庭はギリギリの貯蓄で運営され、保険なしに生きていけなくなる。高齢者施設は益々家庭から高齢者を介護する能力を奪う。システムは介入者に責任を移譲するので、自己統制力が失われる。 我々の限定的なモデル化作用によって、そもそも目的変数を誤っている可能性もある。GDPがその良い例で、我々は豊かさとの関係性が直接関係ないパラメータを使った、資本主義国という、自己強化型組織を作ってきた。消費額の総額は、交通事故による不幸な消費でも伸びるし、結婚式のための貯蓄によって現象することもある。 最後はニーチェを思い出させる。

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2019/03/17

システム思考についての解説書。自分はシステム思考については他で読んでいた事もあり、わかりやすい説明ではあったが得るところが少なかったので星3とした。知らない人にはいいかもしれない。

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2018/11/14

"目の前で起こっている事象を出来事としてとらえてはいけない。 その事象は、何かとつながりがあり、その何かが起こした事象に影響されたもの。 だとすれば、その全体像を俯瞰して見つめて、上流から河口に流れる川の水のように流れをつかむような考え方がシステム思考。 もう一度読み、...

"目の前で起こっている事象を出来事としてとらえてはいけない。 その事象は、何かとつながりがあり、その何かが起こした事象に影響されたもの。 だとすれば、その全体像を俯瞰して見つめて、上流から河口に流れる川の水のように流れをつかむような考え方がシステム思考。 もう一度読み、理解を深めたい。"

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2018/11/12

世界をシステムという概念で捉えようという書。システムうまくいかない場合とそれからの脱出方法が参考になる。基本、自助努力をモチベートする方向が良さそう。

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2018/10/28

【由来】 ・amazonで「失われた夜の歴史」の関連本。最初はタイトルに目を引かれ、次に著者に興味を持ったが、システムダイナミクスについての本ということで、読みたい度一気にヒートアップ。 →2015/12/18(金)原先生から借りた。買っておいてくれた! →2016/01/17に...

【由来】 ・amazonで「失われた夜の歴史」の関連本。最初はタイトルに目を引かれ、次に著者に興味を持ったが、システムダイナミクスについての本ということで、読みたい度一気にヒートアップ。 →2015/12/18(金)原先生から借りた。買っておいてくれた! →2016/01/17にhontoで特別価格50%だったので、さらに3割引で入手 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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