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密室殺人ゲーム・マニアックス の商品レビュー

3.3

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/10/22
  • ネタバレ

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シリーズ読み終わってしまった。シリーズものを読み切ってしまうと普通に寂しい。面白かったけど、なんとなくピークは2.0だった気がする。この本としては、3代目になるのかな?2代目はまだ初代に対してリスペクトがあった気もしたけど、3代目にくると自我を出すことが前提にあって、ついに崩壊してしまった感。といっても初代から3代目までやってることは倫理観もなにもない地獄みたいなことだけど、この先どうなるんだろって楽しく読めたな〜。2.0のときにずっと、初代はあの最後のゲームからどうなったんだ?が付き纏ってたからドキドキしたんかも。でもやっぱり初代が好きだな、スピンオフとか出ないかな笑

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2024/10/20
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2024/10/19読了。 評価が難しい。 オリジナルの5人(頭狂人、044APD、aXe、ザンギャ君、伴道全教授)への想いが捨てきれないのが原因。 自分勝手に、『密室殺人ゲーム』シリーズの主人公はオリジナルの5人で、『2.0』、『マニアックス』の5人はあくまでサブ。模倣犯だから。だからこそ、オリジナルの5人の終わりが最後にちゃんと回収されると思いながら読み進めていた。具体的にいうと、「伴道全教授」安否。特に触れることなく、『マニアックス』終了。 読み終わったあと、一番最初に思ったのは、「伴道全教授は結局わからんってこと?(哀)って素直に思った。完全にハマってた。 残りページが減るたびに、「無理やな」って諦めていたけど。ただ、最終章は少なくとも、『密室殺人事件シリーズ』の終わりとしては最高の章だったな、と思う。 あー、もう一度オリジナルの5人に会いたい。

Posted byブクログ

2024/03/05

マニアックスの題名通り、殺人ゲームに熱中してる人達の話。この展開は読めなかった。 トリックに関しては斬新なものもあり楽しめたが、 やっぱり初代の王手飛車取りのメンバーが神がっていたので物足りないと感じてしまった。 王手飛車取りのメンバーの外伝も描いて欲しい。

Posted byブクログ

2024/01/27
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密室殺人ゲームシリーズ外伝にして、シリーズ史上最高の出来との評価もよく聞くので、読んでみた。 今回も頭狂人、アクス、ザンギャ君、コロンボ、伴道全教授が帰ってきて、いつも通りの殺人推理を繰り広げていく。 ただ、今までと違うのは、その密室殺人推理ゲームをネットで公開して、世の中に晒しているところだ。 リスクを冒してまで推理ゲームを続ける理由とは… 最後は衝撃だった。まさか5人が… シリーズを締めくくる作品だなと思った。

Posted byブクログ

2024/01/02
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何も知らずに手を取ったらシリーズ物だったんですね。やらかした〜。 何も知らない私からしたら、最初のaXe氏のゲーム展開が長い上に、あとこれを他のメンバーもやるの?と思ってしまったので若干手が止まりかけたが、これが動画サイトに投稿されたものという第三者パートが始まってから面白さを感じ一気に読み進めた。 一人五役は、画面上を通して語られている分まあありかな、という感じ。透明マントのくだりも、真相がどうこうというより『ゲーム』であることを考えれば透明マントが正解としても文句はないかな、と。 ザンギャ君、かわいかったです。(?)

Posted byブクログ

2024/02/14
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これをどう判断していいものか。 私のaXeは結局どこにもいなかった。 本屋を4軒巡り、結局インターネット通販に頼った結果がこれか。 オリジナルメンバーをこよなく愛する私は2.0でもいたく傷ついた。「別人なのか」と。 しかし今作に至っては傷心を通り越して混乱している。 もちろん別人だろうとは思っていた。それは本編の早い段階で明らかになったし、ダメージは少なくて済んだ。 それになにより今作のaXeの素性がきちんと明らかになったこと、そして彼があいも変わらず可愛かったことが嬉しかった。 前作のオンナノコaXeも良いけど、やっぱり元祖の流れを汲んだ成人男性aXeは最高だ。そう感じて、私と歌野晶午せんせ〜との距離がやっと縮まったのかなだなんて思っていた。 それがどうだ。 一人芝居、嘘でしょう。 ああ。喜んでいた私はとんだ道化だった。 笑ってくれ。いや、泣いてくれ。私のために。 ああ。ああああ。ああ。 前作はまだ「覚悟」ができてなかったから、明かされたときに悲しかった。ああ最初のみんなと違うんだなって。もう私の好きなみんなには会えないんだって。 でもあれはあれで、ちゃんと五人だった。 異常者たちが異常なまま仲間を得て楽しくなっちゃってんじゃん、っていう妙な面白さとハートフルみがあった。この物語の核って私はそこだと思ってて、だから少なくともそこだけは残しておいてくれてた2.0はまだ別バージョンとして好きになれたんだよ。 けどさぁ〜〜今作は「正直トリックに走りすぎてこのシリーズのウリをなくしてない」?って私は思っちゃった。 シリーズの核それ自体を利用したミステリーとしての大仕掛けなのだ!作者はメタ的にも我々読者を欺いてみせたのだ!って言われたら理解できるし、その仕掛け自体は評価されるに値すると思う。 でも私は嫌だった。変な人たちが変なことやってんのを「変なことやってんなあ」って笑っちゃうのがこの作品の好きなところだったから。 みんなの掛け合いが好きだったから。 私が読んでいたのはキャラノベルで、ミステリーじゃなかった。 でも作者はミステリーを書いてた。それだけ。 なんていうか、方向性の違いだと思う。 どの方向にリーチするかっていう。 けど私は、ミステリーとしての意外性も斬新なトリックもなくたっていいから、変な人たち5人のドタバタが見たかったんだよ。本当にそれだけだった。 歌野晶午せんせは悪くない。でも、私も悪くないよね? ありえないとはわかってる。でも続刊が出るなら、私は「密室殺人ゲーム」が見たい。もはや中身どうこうじゃなくて。 「密室殺人ゲーム」が見たいんだよ。 みんなに会いたい。 みんなに会いたいなぁ…………。

Posted byブクログ

2023/11/09
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やっとシリーズ読み切った。 オチも意外性があっておもしろかった。 1作目がおもしろすぎて、2作目も3作目もまとめて買っていたけど、2作目への期待値が上がりすぎていたせいで1作目の方がおもしろかったなという感想になってしまい、なかなか3作目を読めてなかった。 個人的には1→3→2の順でおもしろかった。 やっぱり1作目の衝撃は忘れられない。 ちょっと悔しいのは、読んでいる途中に、今の会話の流れ的にこの人の発言っぽいけど、口調が違う人っぽい…どういうこと?となった瞬間は何回かあった。何度か戻って読み直しをしたりしていたけど、結局よくわからなくて無視して読み進めてしまった笑 まさかこの違和感がオチにつながっていたとは思わなかったので悔しい。 やっぱり歌野さんの作品はおもしろい。

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2023/10/06

何年か振りに読んだ続編。まともな仕掛けではないだろうなと身構えてると、前2作を踏襲しているかのようでしていないちょっと違う展開。何か仕掛けられてそうで、何があるのかよくわからず、最後に待ってたのはまた一味違ったオチ。衝撃は前2作が結構上だったかなあ。凝り過ぎてたように感じた。シリ...

何年か振りに読んだ続編。まともな仕掛けではないだろうなと身構えてると、前2作を踏襲しているかのようでしていないちょっと違う展開。何か仕掛けられてそうで、何があるのかよくわからず、最後に待ってたのはまた一味違ったオチ。衝撃は前2作が結構上だったかなあ。凝り過ぎてたように感じた。シリーズを読むのに間を空け過ぎたかもしれない。

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2023/08/05

同じテーマで3冊だして全部おもしろいってどういうこと??  1作目、2作目と続いてもうそろそろネタ切れになるかなーと思ったら全くそんなことはなかった。 密室殺人ゲームの存在を発信し、視聴者に挑戦するスタイルは新しく、恐ろしく、面白かった。

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2023/05/24

 やはり歌野晶午はすごいと思った。冷静に考えて、同じテーマで3っつの作品を生み出した。しかもそれぞれの作品で、幾つもの魅力的なトリックを余す事なく活用して。更には、当然だとは思うが一作目から二作目、二作目から三作目になるにつれ、どうしても間延び感やマンネリする事になっていくが、筆...

 やはり歌野晶午はすごいと思った。冷静に考えて、同じテーマで3っつの作品を生み出した。しかもそれぞれの作品で、幾つもの魅力的なトリックを余す事なく活用して。更には、当然だとは思うが一作目から二作目、二作目から三作目になるにつれ、どうしても間延び感やマンネリする事になっていくが、筆者はそうなる事にまできちんと理由をつけて、構成に組み込んでこのシリーズを書いている。ひとまず、次回があるとすればいよいよ手は尽くされたと思うが。  全体的に完全犯罪とそれを解き明かす探偵の構図を、それぞれが殺人をし、それぞれが解き明かすという残虐な作品だが、それを感じさせないライトな語り口の作品。マニアックスではこれまでの小気味良さが余り感じる事がなく、そもそも読者も前作、前々作と騙され続けていたため、ある程度考察を持って読んでいるはずだが、おそらく多くの読者は僕と同じ様に今作の結末に衝撃をうけたはずだ。  まぁ、この形しか無いよな(笑)  タイトル、マニアックスだった(笑)

Posted byブクログ