切り裂きジャックの告白 の商品レビュー
刑事犬養隼人 ここからシリーズとなった第一作 臓器が綺麗に ーむしろ専門的な知識を持ってー くり抜かれた遺体 まず発見されたのが女性の2遺体 娼婦が被害者となったイギリスの切り裂きジャック事件と重ねる このまま シリーズが過去の有名犯罪をタイトルとストーリーに入れるというくくり...
刑事犬養隼人 ここからシリーズとなった第一作 臓器が綺麗に ーむしろ専門的な知識を持ってー くり抜かれた遺体 まず発見されたのが女性の2遺体 娼婦が被害者となったイギリスの切り裂きジャック事件と重ねる このまま シリーズが過去の有名犯罪をタイトルとストーリーに入れるというくくりとなり いろいろ考えるなあ、と感心します 主なテーマは臓器移植 それに関わる 医師、ドナー、その家族、等々 それぞれの視点からの 現状の臓器移植についての意識 主人公犬養の臓器移植を必要とする病気の娘の存在が 小説の中だけでなく 現実的に自分がその立場となった場合として読ませるくれるなあ
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臓器移植された患者が内臓をすべて取られる連続殺人事件を解決するミステリー。 タイトルでは「切り裂きジャック」とあるのが、主軸は臓器移植の話。 脳死により臓器を提供開始する人とその身近な人、受け取る人とその身近な人、それぞれに想いがあり正解もないが誰にでも可能性のある課題。 自分な...
臓器移植された患者が内臓をすべて取られる連続殺人事件を解決するミステリー。 タイトルでは「切り裂きジャック」とあるのが、主軸は臓器移植の話。 脳死により臓器を提供開始する人とその身近な人、受け取る人とその身近な人、それぞれに想いがあり正解もないが誰にでも可能性のある課題。 自分ならどうするか考えながら、犯人が誰なのかも一緒に考えていけるので、先が気になりどんどん読み進めてしまった。
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殺人の動機が今ひとつではありましたが、物語の構成や移植への問題提起、人物像。 全てが素晴らしかった! 天才が書く小説を味わえました!
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中山七里作品、三作目読破。 ラスプーチンの庭を先に読んでしまったので犬飼シリーズ一作目を繙いた。もっと深長な動機かと思って読み進めたが、コロッと被疑者の身勝手な理由で度肝を抜かれた。最後に医療ミスが理由の殺害事件という結末がついてくるとは思わなかった。
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よくある切り裂きジャックを題材にしたミステリーかと思ったら、臓器移植について触れている社会派のミステリーだった。お母さんは何となく犯人じゃないような気はしていたけど、先生かと見せかけてその奥さんとは、、医療ミスのプレッシャー、旦那からのプレッシャーがあっても3人も人殺せるかな、、
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2024-12 物騒なタイトルに惹かれて購入。 遺体の描写がリアル。 まだ読んでないけど、ヒポクラテスシリーズ?と繋がってるというかリンクしてるのかなとなんとなく。はやくヒポクラテスも読みたい(積んでる)。 テーマは臓器移植。 海外での脳死の捉え方と、日本での脳死の捉え方が...
2024-12 物騒なタイトルに惹かれて購入。 遺体の描写がリアル。 まだ読んでないけど、ヒポクラテスシリーズ?と繋がってるというかリンクしてるのかなとなんとなく。はやくヒポクラテスも読みたい(積んでる)。 テーマは臓器移植。 海外での脳死の捉え方と、日本での脳死の捉え方がちがうというのが興味深かった。 コーディネーターの甲藤だったり、ドナー遺族の気持ちだったり、レシピエントの思いだったり。思わず胸が熱くなるところもあった。 臓器移植の是非を考えさせられた。 私はどっちが正しいとか言えないけど。 個人的に、犯人が最後まで分からなかった……。 主人公の事情も相まって、ハラハラしながら読んだ。
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刑事犬養シリーズの第一作目。 すごく大胆な手口の犯行の動機は医療ミス隠しだった! このシリーズは毎回テーマがあり、今回は"臓器移植"。 あの人が犯人かーーと思わせておいてのそっち?感が意外で面白かった。 犬養刑事と古手川刑事のコンビのかけ合いが良かった。
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随所に「犬養は優秀な刑事」と印象づけしようとする一文があって、火サスを連想させられました。 調べたら船越じゃなくて沢村一樹がやってるんですね‥
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臓器移植法に関する問題提起を交えながらの推理小説。 なかなか面白かった。登場人物も個性的でよかった。
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