切り裂きジャックの告白 の商品レビュー
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可もあり、不可もあり。 という感想で星3です。 社会派ミステリーであるとは思うが 移植という社会問題を提示してくれているが 社会問題に提起はしていない印象。 知識、情報として移植問題を 知れたのは良かったですが。 あとミステリーとしては 動機が弱過ぎ。 どんでん返しが流行っているようですが 無理をするとこういう感じに なりますよねーという典型かと。 中山七里さんの作品は いくつか読みたいので 他の作品に期待します。
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三人の犯罪者。 それぞれが自分の意思で行動しているようで操られているのが恐ろしい。 ピアノ講師の女性の本性にはゾッとしましたが、更生するはずだった未来の可能性を思うと悲しくもあり…
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この作家さんの「連続殺人鬼 カエル男」がものすごく好みだったので、他のものも読んでみたいと思い、手に取りました ほほう!そうなるか! と最後まで予測できない展開が続いてページをめくる手が止まりませんでした。 強いて言えば、臓器移植に関する議論をもう少し整理してもらいたかったよ...
この作家さんの「連続殺人鬼 カエル男」がものすごく好みだったので、他のものも読んでみたいと思い、手に取りました ほほう!そうなるか! と最後まで予測できない展開が続いてページをめくる手が止まりませんでした。 強いて言えば、臓器移植に関する議論をもう少し整理してもらいたかったような気が個人的にはするのですが、ミステリーとして読んでいるのでおけ!
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切り裂きジャックの告白・・・確かに告白だった。 が内容が重い!重すぎる。 ∴エピローグで泣いてしまった
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いつものことながら予期せぬ結末に驚かされたが、今回は成長した古手川刑事の嗅覚が鋭さをみせたかな。 それにしても真犯人の動機は勝手極まりないものだが、最後までその動機はつかめなかった、残念。 ま、その動機を知りたいために眠い目をこすってでも、読了してしまうのが中山作品の魅力ですね。...
いつものことながら予期せぬ結末に驚かされたが、今回は成長した古手川刑事の嗅覚が鋭さをみせたかな。 それにしても真犯人の動機は勝手極まりないものだが、最後までその動機はつかめなかった、残念。 ま、その動機を知りたいために眠い目をこすってでも、読了してしまうのが中山作品の魅力ですね。 あと、脇役の麻生班長はええ味出してるわ。
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臓器移植をベースにしたストーリー。 すごくテンポもいいし、最後まで飽きさせずどんでん返しもあり、面白かった。 それとともになんだか臓器移植の闇、とは言い過ぎかもだけど、他人から命をもらったから頑張ってきちんと生きなきゃいけないとか、 善意のクラウドファンディング、善意の押し付...
臓器移植をベースにしたストーリー。 すごくテンポもいいし、最後まで飽きさせずどんでん返しもあり、面白かった。 それとともになんだか臓器移植の闇、とは言い過ぎかもだけど、他人から命をもらったから頑張ってきちんと生きなきゃいけないとか、 善意のクラウドファンディング、善意の押し付けとか、怖いなあと思った。
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今年読む機会が増えた中山七里作品の私にとっての6冊目は「切り裂きジャックの告白」でした。 臓器移植がメインテーマと感じました。助けられる命なら助けたい移植推進派の考えにも共鳴できるし、そもそも脳死状態は本当に「死」と判断していいのかという反対派の考えにも理解できるところもあり...
今年読む機会が増えた中山七里作品の私にとっての6冊目は「切り裂きジャックの告白」でした。 臓器移植がメインテーマと感じました。助けられる命なら助けたい移植推進派の考えにも共鳴できるし、そもそも脳死状態は本当に「死」と判断していいのかという反対派の考えにも理解できるところもあります。 もし、私自身や家族が臓器移植しなければ助からないとしたら、迷わず移植を望むのだと思いますが、果たしてそれがその後の人生にどのような影響があるのか想像もつきません。難しいテーマなのだと改めて感じました。 中山作品の特徴として「どんでん返し」がありますが、今回も見事にしてやられました。終盤の終盤にやっと犯人が確定したかと思いきや...殺人の理由についても本当の最後まで読まないとわかりませんでした。 犬養隼人と古手川和也のコンビはいいですね。たぶん二人の名前は今後読む作品でも目にすると思いますが、活躍がすごく楽しみです。相手をお互いに理解し、リスペクトしあえる相棒ほど強力なものはないですね。 それから、自業自得とは言えすっかり離れてしまった犬養刑事の娘との距離が、少しずつでも縮まることを祈っています。
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ミステリーが好きなので読んでみました。犯人を当てるのは無理だと分かっていても、予想しながら読み進めるのが面白かったです。臓器移植について倫理観やプライバシーをストーリーに上手く絡めている点も流石でした。個人的にはもう少し大きなどんでん返しを期待していました。
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被害者を絞殺後、体を切り裂き内臓を全て持ち去ってしまうという猟奇的連続殺人事件が発生した。犯人はマスコミや警察に犯行声明文を送りつけ、日本中を巻き込む劇場型犯罪へと展開していく。 そこだけを切り取ると快楽殺人者vs警察のただの推理もののように思えるが、そこはやっぱり中山七里さん。猟奇殺人の真犯人を追求するミステリーが軸にありながらも、そこに脳死判定や臓器移植を絡めてしっかり社会的問題も浮き彫りにしていくところが見事。 脳死は人の死なのか… 臓器移植のドナー側レシピエント側の心情… 移植コーディネーターや移植に携わる医療者の葛藤と苦悩… これまでニュースの中では知っていたがあまり深くは考えてはこなかった問題を色々と考えさせられたように思う。 ミステリーとしては、最後のどんでん返しまで真犯人がわからず、ドキドキハラハラを楽しめた。 個人的には犬養とペアを組んだ古手川のいい意味で空気を読まないキャラクターが魅力的だった。 後半まで真犯人と目されていたドナー遺族の、エピローグでの姿に胸が熱くなった。唯一の生き残りとなった敬介には必ず幸せになってほしいと思った。
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被害者の臓器をごっそり奪っていく殺人犯、切り裂きジャック。 脳死と臓器移植を取り上げたミステリー。 自身も臓器移植を受ける立場になる刑事犬養が事件を調査する。 嫌な事件を忘れさせる希望が持てるエンディングが良かった。犯人も意外な人物。
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