切り裂きジャックの告白 の商品レビュー
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殺人の後臓器を取り出され持ち去られるという凄惨な事件。登場人物たちが抱える様々な悩みや葛藤を織り混ぜながら犯人に迫っていく。 僧侶と真境名医師との「脳死」に関しての論戦の場面は、大変興味深かったし、考えさせられる場面でもあった。 ミステリーだけれども、「人間」を細やかに描いていて、有意義な読書時間であった。
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2023/5/5 読了 次男蔵書から 男性相手では、ダントツの検挙率の犬養刑事。 埼玉県警の古手川(若造)刑事とタッグを組み、連続猟奇殺人事件の核心に迫る! 犬養刑事の特徴が「男性相手」に限定されているのに、娘の移植手術のことで鈍っている表現なので、いいところがなかったような。 カメオ出演の光崎御老体は、相変わらず良かった
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中山七里作品は初でした。 電子図書館で無料でしたので。 読めてよかった! ミステリーという点では、容易に犯人がわかると思いますが、内容が濃く、勉強にもなります。 シリーズ本のようですので、次を追ってみたいのと、別シリーズも読んでみてたいと思います。
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犬養刑事シリーズ第一弾。 誰でも名前だけは聞いた事があるであろう「切り裂きジャック」をモチーフとした社会派ミステリー。 最初の方から残虐性のあるシーンがでてくるのでグロ系が苦手の方はご注意を。 最近では割と身近になりつつある臓器移植について改めて考えさせられるような医療ミステリー...
犬養刑事シリーズ第一弾。 誰でも名前だけは聞いた事があるであろう「切り裂きジャック」をモチーフとした社会派ミステリー。 最初の方から残虐性のあるシーンがでてくるのでグロ系が苦手の方はご注意を。 最近では割と身近になりつつある臓器移植について改めて考えさせられるような医療ミステリーでした。 殺害シーンを除けば、、、読む手が止まらない感じで良い作品だと思います。
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臓器移植、脳死とは?考えさせられる社会派ミステリー。死体の描写が個人的に苦手。グロい。10ページ位で挫折しかけた笑
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確かに、健康な今の自分は人様の臓器をいただいてまで生き延びようとは思っていない。しかし実際に死を目前にして怯えきった自分が本当にそんな達観した境地でいられるのか?しかも、もしそれが愛する家族のことであったなら…意図せずラストシーンで涙した自分がいて。一番驚いたのは自分自身。
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切り裂きジャックの手口を模した連続猟奇 殺人事件の発生。中山七里さんの作品らしく本書はただの猟奇ミステリーにとどまらず、臓器移植という今日的な問題をテーマとした社会派ミステリーに仕上がっており、読み応えがありました。
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猟奇サスペンスかと思いきや、しっかりと社会派ミステリーの要素も加えられていた。 ただ、犯人含めて、自分勝手な人が多すぎる…。読んでて彼らの行動にイライラしてた。 そんな中、主人公の相棒の青年の真っ直ぐさが、数少ない清涼となってくれた。
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大変面白く読ませていただきました。話の途中から何となく犯人が見えて来ました。私も初めての頃は完全に移植に否定的な考えを持つ人物と騙されました。因みに中山七里さんは今の今まで女性と思ってましたが、いいオッサンでしたのがビックリしました。
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刑事犬養隼人シリーズ第一弾。 警察署に隣接する公園にて、猟奇死体が発見される。 死体は、臓器がごっそり抜き取られていた。 捜査担当に選ばれたのが、警視庁刑事部捜査一課の犬養隼人である。 警察もの、バディーもの、社会派ミステリー、医療系で、 中山七里の得意とするところが織り込まれて...
刑事犬養隼人シリーズ第一弾。 警察署に隣接する公園にて、猟奇死体が発見される。 死体は、臓器がごっそり抜き取られていた。 捜査担当に選ばれたのが、警視庁刑事部捜査一課の犬養隼人である。 警察もの、バディーもの、社会派ミステリー、医療系で、 中山七里の得意とするところが織り込まれていて楽しめました。 この作品では臓器移植がキーワードとなっていて、 主人公の犬養も娘が臓器移植を待つレシピエントとして、 葛藤があり、苦労しています。 ゲストというのか、バディーとなる別作品のキャラが登場して、 読んでいて、あるADV(ゲーム)を思い浮かべていました。 そのADVってのが小島監督作品の「ポリスノーツ」。 SF版リーサルウェポンとも呼ばれる作品で、 ゲーム内でもバディーものであり、医療系の話が類似していたりします。 中山七里さんがこのゲームを知っているかのか多分知らないかもしれませんが、 プレイ環境が整えられる人で興味がわいたらプレイしてみてください。
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