1,800円以上の注文で送料無料

切り裂きジャックの告白 の商品レビュー

3.7

175件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死体の惨殺描写もすごいけど、臓器移植に関わる話がかなりリアルで、なかなかに読むのがキツい話だった。 娘の移植の話は進んでないけど、この先彼と彼の娘が幸せになる道はあるのだろうか。

Posted byブクログ

2023/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに小説を読んだ。 遺体の内臓が全て持ち去られるというのが、とても残酷でだと思った。 切り裂きジャックという本のタイトルから、犯人は男性のイメージを抱いていたが、実際は女性だったのに驚いた。容疑者が二転三転するのがハラハラドキドキだった。しかし、結果的に医療ミスの隠蔽が殺人の目的であったと言うのは、少し拍子抜けであったように思う。 もっと本を読んでいきたいと改めて思った。

Posted byブクログ

2023/07/25

まんまと騙された。完全に作者が敷いたレールに乗っかってしまって、犯人をミスリードしてしまった。 臓器移植問題とみせて、医療ミスの隠蔽。ドナー遺族とみせて、医療者。まさに手品の右手と左手。これは、今の、というより古今東西政治の世界でもそんなような気がする。そして多くの人は騙されて...

まんまと騙された。完全に作者が敷いたレールに乗っかってしまって、犯人をミスリードしてしまった。 臓器移植問題とみせて、医療ミスの隠蔽。ドナー遺族とみせて、医療者。まさに手品の右手と左手。これは、今の、というより古今東西政治の世界でもそんなような気がする。そして多くの人は騙されて、余所見しているうちに大事な法案が可決され、搾取される側の人間として生きることが決定づけられてしまう。今ならマイナンバーに見せかけて、ステルス増税とか。まあどっちもやばいけど。じゃあ芸能人の不倫とか不祥事で世間の耳目を集めさせ、政治家にとって都合の良い、つまり民衆にとっては不都合な法案を通してしまっている、というのと同じってことかな。どれだけの人が、私を含め気づけているのだろうか。 深い吟味もなく、たいして議論も深まっていないのに通ってしまった法案は、やはり利権なり圧力なりあるんだろうな。臓器移植もその一つだったりするのかな、実際問題。 臓器移植の問題をちょうどいい塩梅でエンタメに昇華していて、楽しいかつ勉強になって出会えて良かった一冊。犬養についてはたまーに七里さんの本でみるくらいだから、これから犬養シリーズを読むのが楽しみ。古手川の発言やら行動がヒポクラテスシリーズと繋がっていて、別に知り合いでもないのに、あーわかるー、そうよねーなんて言いながら読めてなんか楽しかったし安心感もあった。

Posted byブクログ

2023/07/24

臓器移植×ミステリー=切り裂きジャックの構図が面白かった。移植コーディネーターの仕事の杜撰さには呆れたがそれもまた一興。

Posted byブクログ

2023/07/23

CL 2023.7.19-2023.7.23 凄惨な殺人の描写は苦手だけど、中山七里なので読んでみる。 犬養隼人シリーズ1作目。 脳死や、ドナーの家族はもちろん、移植後のレシピエント側のプレッシャーや葛藤もきちんと描かれていてよかった。 犬養隼人と古手川のコンビもなかなかいい。...

CL 2023.7.19-2023.7.23 凄惨な殺人の描写は苦手だけど、中山七里なので読んでみる。 犬養隼人シリーズ1作目。 脳死や、ドナーの家族はもちろん、移植後のレシピエント側のプレッシャーや葛藤もきちんと描かれていてよかった。 犬養隼人と古手川のコンビもなかなかいい。

Posted byブクログ

2023/07/17

冒頭からグロテスクな死体で始まる。中山七里さんの作品ではお馴染みすぎて、慣れて来た自分が怖くなる。猟奇的な殺人が、脳死移植を巡る社会派的な様相を帯びる。 ドナーとなった息子の死を受け入れず、異常な言動を起こす母親が犯人か、とも思わせる記述も良く良く考えると医療関係者では無いことか...

冒頭からグロテスクな死体で始まる。中山七里さんの作品ではお馴染みすぎて、慣れて来た自分が怖くなる。猟奇的な殺人が、脳死移植を巡る社会派的な様相を帯びる。 ドナーとなった息子の死を受け入れず、異常な言動を起こす母親が犯人か、とも思わせる記述も良く良く考えると医療関係者では無いことから、対象から外れる。 二転三転し、犯人を捕まえてみれば・・? 根本的な原因に違和感があり、最後のお得意のドンデン返し。 犬養刑事は他の作品でも良く出てくるが、これが最初の登場のよう。埼玉県警の古手川刑事も光崎教授との絡みで良く出てくるので、馴染みのコンビだった。今回は古手川刑事の上司の渡瀬刑事の鋭い洞察場面が無く、ちょっと寂しい。

Posted byブクログ

2023/07/11

臓器提供、死に対する線引が人それぞれであり、難しいものであると改めて認識した。 提供する側に対しては多少なりとも考えがあったか、提供された側のプレッシャーや世間の目は考えたこともなかった。 提供した子の母親がただただ子供に会いたいために、そっと会いに行く場面はホロッときた。

Posted byブクログ

2023/06/24

初めてかもしれません。犯人が何となくわかりました。何だかいろんな人がちょいちょい出てくるので読む順番がわからなくってます。

Posted byブクログ

2023/06/21

展開が読めてしまう部分もあったが、そんなことを上回るメッセージ性や各キャラの魅力に圧倒される。 臓器移植について、深く考えたことがなかったが、遺族の感情や受け取った側の負担など今まで想像していなかった視点で考えさせられた。

Posted byブクログ

2023/06/15

いやー、面白かった 移植という、とてもセンシティブな内容と殺人事件が組み合わさり、スリリングな医療ミステリーでした。 犬飼と古手川という組み合わせ、良かったなぁ

Posted byブクログ