営繕かるかや怪異譚 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゴーストハントが面白すぎて、小野不由美ならなんでも!と思って図書館に行ったら、この本しかなかった。 何気なく読み始めたら、おもしろすぎ! 短編集ということもあり、一気に読んでしまった。 第一話の、タンスをカリカリひっかく音、というのがとても怖い。 漆原友紀さんの表紙も良い。
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小野✕漆原のコンビは中々絶妙!そして今回小野さんの作風は日常的素朴な雰囲気で…なんとなく営繕師Ver.「蟲師」を読んでるみたいな感じが‥~
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小野さんの文章はダイレクトに怪異が起きている情景が目に浮かび背筋がゾッとしました。しかし、それぞれの怪異には何故起こるのか理由があり、それに対する対策を尾端さんが考えてくれます。幽霊と聞くだけで怖いと感じますが、何故そこに現れてそのような行動を取るのか知ってみると、切なくなるもの...
小野さんの文章はダイレクトに怪異が起きている情景が目に浮かび背筋がゾッとしました。しかし、それぞれの怪異には何故起こるのか理由があり、それに対する対策を尾端さんが考えてくれます。幽霊と聞くだけで怖いと感じますが、何故そこに現れてそのような行動を取るのか知ってみると、切なくなるものもありました。尾端さんが怪異に対して落ち着いているのは、友人である堂原さんの話をよく聞くからなのだろうか、と考えたり。次作があるのかわかりませんが、次作ができたらまた読みたいと思います。
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怖いのは苦手ですが、この本は怖いと感じる手前で救われるので安心して読めます。1話1話がアッサリしてるのがむしろ残念な気がするくらい。年を経た物や場所には何かしら宿っていて当たり前なのかもしれないですね。
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舞台は明言していないけども、四国のあそこかなーって思った。 怖いよりも、背筋がぞくっ……とするような、淡々とした話が多し。
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12/26/2016 読了。 図書館から。 家にまつわる、ちょっとした怪異のお話。 個人的には、おじいさんの話がぞわっとした。
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物悲しいホラーで、なかなか面白かったです。 怪異が起こり、原因を取り除く。簡単な作品構造ですが、そのテンプレートでいろいろな物語と展開を書いていてよかったです。
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6篇の短編集です。 営繕とは、建造物の新築と修繕、また模様替(リフォーム)なども含む。 やはり小野主上のホラーはいい。 怖がらせて放置はしない。 恐怖する被害者?の怪異体験を淡々と綴り 事の起こりを掘り下げ、解決に導く。 本作の解決とは、調査や浄霊・除霊といった事ではない。 建...
6篇の短編集です。 営繕とは、建造物の新築と修繕、また模様替(リフォーム)なども含む。 やはり小野主上のホラーはいい。 怖がらせて放置はしない。 恐怖する被害者?の怪異体験を淡々と綴り 事の起こりを掘り下げ、解決に導く。 本作の解決とは、調査や浄霊・除霊といった事ではない。 建物に纏わる怪異をリフォームする事によって治める。 本作に登場する家や町はとても古い。 古いものや町には、それなりの歴史がある。 積み重ねられ、迷信として語り継がれたものが 歪められたことで発生した怪異を修繕という方法で避ける。 優しい余韻が心地よいホラーでした。
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「家」に纏わる怪異を解決…するのではなく、改装で上手く無視させて共生させていく。久しぶりの小野さんで、どれだけ怖いがビクビクしながら読んだが、おかげでそれ程怖くなくてよかった。しかし尾端さんがあまりよくわからずいまいちのめり込めず…続編とかあるんですかね
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怖いけれど…… 物悲しい。 ずっと降り続く小ぬか雨みたいな。 「雨の鈴」は怖い。 「檻の外」の女性主人公、胸に迫るものがある。 こういう時に助けてくれる人って、めちゃくちゃ素敵に見えるよね……!!
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