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ナミヤ雑貨店の奇蹟 の商品レビュー

4.1

957件のお客様レビュー

  1. 5つ

    306

  2. 4つ

    389

  3. 3つ

    168

  4. 2つ

    28

  5. 1つ

    5

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2024/07/24

物語は、コソ泥3人組によるお悩み相談コントで始まります。 ある晩のことです。 盗んだ車で逃走を図ったコソ泥たちでしたが、バッテリーが上がり身動きが出来なくなってしまいます。3人は仕方なく車を駐車場に置いたまま廃屋に隠れます。その廃屋は、かつて雑貨店を営んでいました。そして廃業し...

物語は、コソ泥3人組によるお悩み相談コントで始まります。 ある晩のことです。 盗んだ車で逃走を図ったコソ泥たちでしたが、バッテリーが上がり身動きが出来なくなってしまいます。3人は仕方なく車を駐車場に置いたまま廃屋に隠れます。その廃屋は、かつて雑貨店を営んでいました。そして廃業しているはずの「ナミヤ雑貨店」宛てに悩み相談の手紙がなぜか届きます。コソ泥たちは雑貨店の店主になりかわり、律儀にも相談の手紙に返事を書くのでした。 月並みな励ましや慰めではなく、乱暴なくらいの明解な答えが最初は可笑しかったのですが、徐々に切なさや悲しさの感情が増していきました。 九月十三日の午前零時から夜明けまでの間のナミヤ雑貨店を軸に、時を超えて壮大なパズルが構成されていきます。一つひとつのピースが丁寧に描かれ繋がりながら、最後に全貌が見えた時、夜明けのほのかな光と希望も見えました。 自力ではどうにもできない難題に向き合わなければならない時、その苦しみや悩みを聞いてくれる人、応えてくれる人がどこかに存在するという奇跡を信じたくなる物語でした。

Posted byブクログ

2024/07/20

おすすめ度 ★★★★☆ 伏線度 ★★★★☆ 物語も難しくなく、すぐ読める。 過去と未来の不思議なお話で、非現実的ミステリーではあったが誰も不幸になることなく 最終的には、幸せになる。 伏線も色んなところに散りばめられてて 読み始めるとどんどん意味がわかってくる その為には一つ一...

おすすめ度 ★★★★☆ 伏線度 ★★★★☆ 物語も難しくなく、すぐ読める。 過去と未来の不思議なお話で、非現実的ミステリーではあったが誰も不幸になることなく 最終的には、幸せになる。 伏線も色んなところに散りばめられてて 読み始めるとどんどん意味がわかってくる その為には一つ一つの違和感のあるセリフは覚えておいた方が、楽しくて読める。 話も全て繋がっているので、順番づつ読んでいってほしい

Posted byブクログ

2024/07/18

前から気になっていたけど読むタイミングなくて、ようやく読破。いろんな伏線があって楽しく読めた。殺人事件じゃなくても良い。東野ワールド全開。素敵な物語だった。

Posted byブクログ

2024/07/14

初めての東野圭吾作品。 登場人物の関係がだんだん明らかになってきて、頭の中で相関図が出来上がっていくのが面白かった。

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2024/07/13

東野圭吾のミステリーが好きで読みましたが、温かみがあり、なおかつ不思議な要素も含まれていて読み応えがありました。

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2024/07/12

東野圭吾だからミステリー?なのかなと思ったらこんな暖かいストーリー系もあるんだってびっくりした! いろんな想いに触れられる素敵な物語りが詰まってた

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2024/07/08

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか?  全部で5章あって話し手はそれぞれ違うが「ナミヤ雑貨店」を中心に進んで...

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか?  全部で5章あって話し手はそれぞれ違うが「ナミヤ雑貨店」を中心に進んでいる。読んでいてこの名前見たことあるなと思ったら前の話で出てきていたり「丸光園」という児童施設も何かしらの関わりがあったりとすべての話が繋がっている。伏線を探しながら読むとすごく面白い。現在の話だったり過去の話だったりと行ったり来たりだが時系列が分からなくなるほどではなくすんなりと理解できる。「奇蹟」とつくように到底想像はできないファンタジー作品ではあるが人間味のあふれる温かい内容。  高校以来約3年ぶりの読了。今まで何十回と読んできたからある程度内容は把握していたつもりではあったが、当時とは全然違う感情がわいてきた。前までは、単純に悪事を働いた3人がナミヤ雑貨店での不思議な出来事を通して考えを改め更生してよかったなと感じていた。しかし今回はーもちろんそれもあるがー、人とのつながり、思いのすれ違いから生まれる新たな感情や考えが読んでいてもすっと感じ取ることができ自然と涙が出ていた。  作品を通して「ナミヤ雑貨店」は誰かの悩みを受けそれに答えていく。受け入れるかどうかは別として今後の人生の大きなアドバイスになる。悩みに答えるのもすごいことだが悩みを人に打ち明ける、このことも十分立派なことだなと感じた。学業や進路など何かしら行き詰った時には読み直したいと思う。

Posted byブクログ

2024/07/05

様々な人の人生が交錯する心温まるファンタジーを読む 悩み相談に乗ってくれる雑貨店。時空を超えて様々な人の相談に乗っていくが、それらはある共通点で結ばれていたというおはなし。 思わず涙してしまいました。東野圭吾の極上のファンタジーです。最後まで、希望の持てる内容でした。 作品...

様々な人の人生が交錯する心温まるファンタジーを読む 悩み相談に乗ってくれる雑貨店。時空を超えて様々な人の相談に乗っていくが、それらはある共通点で結ばれていたというおはなし。 思わず涙してしまいました。東野圭吾の極上のファンタジーです。最後まで、希望の持てる内容でした。 作品として、とても楽しめました。

Posted byブクログ

2024/07/01

ショートショートの内容かと思いきや、 読み進めていくうちに繋がっていく面白さ。 流石の読みごたえでした。

Posted byブクログ

2024/06/30

悩み相談に乗ってくれる店、ナミヤ雑貨店が舞台。過去と未来が繋がって、手紙での不思議な交流が描かれている。 一気に最後まで読めてしまった。東野圭吾だけどこんなハートフルなお話もあるんだなーと思った。

Posted byブクログ