Wonderful Story の商品レビュー
犬にまつわるお話を作家さん達が書き下ろした短編集 人類のいちばん古い友達と呼べるくらい人間と犬の付き合いは長い訳で、犬が登場すると自動的に自分の中の母性・父性本能や切なさのスイッチを押されるのは、人間の遺伝子に犬応援因子みたいなのが組み込まれてるのかもしれないと思ったり…中には...
犬にまつわるお話を作家さん達が書き下ろした短編集 人類のいちばん古い友達と呼べるくらい人間と犬の付き合いは長い訳で、犬が登場すると自動的に自分の中の母性・父性本能や切なさのスイッチを押されるのは、人間の遺伝子に犬応援因子みたいなのが組み込まれてるのかもしれないと思ったり…中にはスティーブン・キングの「クジョー」のようなおっかない犬が出てくる作品もあるけれど 好みなのは犬崎梢さんの「海に吠える」と貫井ドッグ郎さんの「犬は見ている」 前者はなんとも優しいノスタルジックな作品だし 後者は、貫井さんの小説にしては軽くて明るいタッチから始まったと思いきや…というお話 犬は全てを見透かしてるかもしれないし 知ってるけれど知らないふり、出来るけれど出来ないふりをしてるのかもしれない、なんて思ったり
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犬にまつわるお話 犬がつく名前の作家さんたち??? 伊坂幸犬郎さんおもしろかったです。 犬﨑こずえさんの「海に吠える」は泣いちゃいました。
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3.7 面白かった。 犬崎梢さんと、木下半犬さん笑笑のお話が特に良かったです。 海に吠える、良かったなぁ、長編で読みたいくらいです。 伊坂さんの話は最初でメイン的な扱いでしたが、一番ページが進みませんでした。 伊坂さんが読み終わった後は、あっという間でした。 犬好きとしては、とて...
3.7 面白かった。 犬崎梢さんと、木下半犬さん笑笑のお話が特に良かったです。 海に吠える、良かったなぁ、長編で読みたいくらいです。 伊坂さんの話は最初でメイン的な扱いでしたが、一番ページが進みませんでした。 伊坂さんが読み終わった後は、あっという間でした。 犬好きとしては、とても楽しく読めました。
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伊坂幸犬郎(伊坂幸太郎)の「イヌゲンソーゴ」 犬崎梢(大崎梢)の「海に吠える」 木下半犬(木下半太)の「バター好きのヘミングウェイ」 横関犬(横関大)の「パピーウォーカー」 貫井ドッグ郎(貫井徳郎)の「犬は見ている」 の「ワンダフルストーリー」。 「海に吠える」と「パピーウォーカ...
伊坂幸犬郎(伊坂幸太郎)の「イヌゲンソーゴ」 犬崎梢(大崎梢)の「海に吠える」 木下半犬(木下半太)の「バター好きのヘミングウェイ」 横関犬(横関大)の「パピーウォーカー」 貫井ドッグ郎(貫井徳郎)の「犬は見ている」 の「ワンダフルストーリー」。 「海に吠える」と「パピーウォーカー」が好きかな。
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犬にまつわるアンソロジー。凄く良かったです。伊坂さんは犬目線の昔話でお馴染みの犬たちのファンタジー。とても軽いけれど続きが気になります。大崎さんは小学生男子目線の家族を題材にした切ないお話。犬吠埼の扱いが見事です。木下さんはバター犬との3P強要なんてスタートながら短い中にも綺麗な...
犬にまつわるアンソロジー。凄く良かったです。伊坂さんは犬目線の昔話でお馴染みの犬たちのファンタジー。とても軽いけれど続きが気になります。大崎さんは小学生男子目線の家族を題材にした切ないお話。犬吠埼の扱いが見事です。木下さんはバター犬との3P強要なんてスタートながら短い中にも綺麗な伏線と回収のある後味爽やかなお話。横関さんは盲導犬を扱った優しく切ないミステリ。貫井さんのはなかなか壮大で面白いです。好みは大崎さんと横関さんかな。解説の「犬になってください」と編集者が頼んだ時のエピソードもとても楽しかったです。
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名前の一部を「犬」に代えた 5人の人気作家による「犬」がテーマのアンソロジー どの作品も特徴があって面白い。 伊坂幸犬郎の「イヌゲンソーゴ」はそんなオチかい!と 笑わせられました
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「Wonderful Story」 犬にまつわるアンソロジー。 私はアンソロジーになかなか手が出ない。たくさんの作品が収録されている中で、自分にとって良質なモノがなかった場合、読んで損した気分になることがあるからだ。たくさん収録されているのに何でだ?と。これは完全なるいちゃも...
「Wonderful Story」 犬にまつわるアンソロジー。 私はアンソロジーになかなか手が出ない。たくさんの作品が収録されている中で、自分にとって良質なモノがなかった場合、読んで損した気分になることがあるからだ。たくさん収録されているのに何でだ?と。これは完全なるいちゃもんであり、作品が悪い訳ではない。ただ、そんな気分になる可能性を考慮してなかなか手が出ない(そもそも長編であれば、損した気分になる可能性は低いかと言われればそうではないだけに自分勝手なものだ)。 そんな私がアンソロジーに手を出すというのは、アンソロジーの設定・仕様が面白そうだなと思った時。設定・仕様が面白い場合は、それに合った短編若しくは中編が組まれているのだから面白そうだと思って手に取る。本書は、犬をテーマとしたアンソロジーでそれ自体はよくある題材であるかも知れないが、著者名を犬に変える遊びを入れている。その点が面白いなーと思ったわけです。今思うと大して面白くはないのだけどもw 何はともあれ面白そうだなと思い読み出したのだから、最後まで読み終えることを自分に課し、取り組んだ結果、思っていた以上に面白かったです。選んだ目に狂いは無かった模様。 切り込み隊長は、伊坂幸犬郎が担当。彼の「イヌゲンソーゴ」は、寓話をモチーフとし、犬が喋り、犯人を追いかける。余韻を残すエンタメ。寓話を使って描く辺り、流石としか言いようがない。実は怖い事件をユニークな感じに仕上げています。これが一発目だと読みやすい。 代わって犬崎梢の「海に吠える」は、家族をテーマにした少年の葛藤を描く温かい物語。父親の異動に伴い、家族と離れ離れになり、父についていくことにした少年が降り立った地での地元民・そして犬との交流を描いており、母親と父親の間に挟まれる中で自分が信じるもの、感じるものを貫こうとするちょっと熱い感じもあります。 悪者が連れてきた犬を中心に巻き起こるコメディストーリー「バター好きのヘミングウェイ」は、木下半犬によるもの。著者の作品志向からすると想定内かな。 残りの2作は、犬の特性を基に作品を考えたのかなーと。横関犬「パピーウォーカー」は、盲導犬の特性や制度を生かしたミステリー且つホットなストーリーになっており、阿久津と岸本の訓練士コンビも良い。そしてラストの貫井ドッグ郎「犬は見ている」。犬がずっとこっちを見てくるという仕草を膨らませ、サスペンス風に仕上がっています。序盤は失恋話だったのに、この終わり・・・。 読み応えという点では「海に吠える」、意外性という点では「犬は見ている」が良かったです。5作とも毛色が違うので、其々で楽しめます。
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「犬」にちなんだペンネームに改名してのアンソロジー。 伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」/ 犬崎梢「海に吠える」/ 木下半犬「バター好きのヘミングウェイ」/ 横関犬「パピーウォーカー」/ 貫井ドッグ郎「犬は見ている」 木下半犬のはじけぶり、貫井ドッグ郎の不気味さ、この2編が面白かっ...
「犬」にちなんだペンネームに改名してのアンソロジー。 伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」/ 犬崎梢「海に吠える」/ 木下半犬「バター好きのヘミングウェイ」/ 横関犬「パピーウォーカー」/ 貫井ドッグ郎「犬は見ている」 木下半犬のはじけぶり、貫井ドッグ郎の不気味さ、この2編が面白かった。 (図書館)
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犬をテーマにしたアンソロジー。 犬崎梢(大崎梢)の「海に吠える」は、「四つ屋根の下」に発展したのですね。 それぞれの作家の名前に犬の字を入れているのは、編集者である友清哲氏の遊び心。各作家も面白がって参加したようです。好きな話あり、そうでもないものあり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名前に「犬」がつく?!作家さん5人の犬にまつわるワンダフルな話。 凶悪な近所に住む男によって、犬たちの前世がよみがえり、ムサシのご主人の救出劇。 父の左遷で千葉県の犬吠埼に引っ越してきたぼくと 新しくできた友達と家族との葛藤。 夫の借金を返済する代わりにバター犬との撮影を強要された妻の 注意力によって見抜いた別れさせ屋の嘘。 盲導犬訓練所の訓練士と見習いが 盲導犬の不調をパピーウォーカーによるものだと突き止めていくまで。 犬に見られていると言った友人は、その後行方不明となり その相談をされた自分自身も、犬に監視されていることに気づいたとき。 大崎梢さん以外、初めての作家さんたちばかりだけど どれも軽快で、青春あり、コミカルあり、ミステリあり、読みやすい。 気楽に読める。
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