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Wonderful Story の商品レビュー

3.8

81件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2015/11/22

伊坂幸太郎・大崎梢・木下半太・横関大・貫井徳郎―― 当代きっての人気作家5人が、「犬」にちなんだペンネームに改名(!?)して夢の競演。 犬をテーマにした五つの物語。 昔話でおなじみの犬もいれば(伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」)、地名の由来になった犬もいる(犬崎梢「海に吠える」)。は...

伊坂幸太郎・大崎梢・木下半太・横関大・貫井徳郎―― 当代きっての人気作家5人が、「犬」にちなんだペンネームに改名(!?)して夢の競演。 犬をテーマにした五つの物語。 昔話でおなじみの犬もいれば(伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」)、地名の由来になった犬もいる(犬崎梢「海に吠える」)。はたまた、悪者が連れてきた犬もいるし(木下半犬「バター好きのヘミングウェイ」)、人のために働く盲導犬や(横関犬「パピーウォーカー」)、やたらと見つめてくる犬も……(貫井ドッグ郎「犬は見ている」)。 個性豊かな犬たちが踊る、前代未聞の小説“ワンソロジー"、ここに登場!

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2015/11/22

なんといっても、作者名からして笑ってしまう。5人の作家による犬をテーマにした短編集、ということで、名前に「犬」がついてます。貫井さんに至っては「ドック郎」って(笑) 犬という同じテーマを扱いながらも、それぞれの作家の作風がガッツリ出ていて、とても贅沢な感じがしました!横関さんの「...

なんといっても、作者名からして笑ってしまう。5人の作家による犬をテーマにした短編集、ということで、名前に「犬」がついてます。貫井さんに至っては「ドック郎」って(笑) 犬という同じテーマを扱いながらも、それぞれの作家の作風がガッツリ出ていて、とても贅沢な感じがしました!横関さんの「パピーウォーカー」なんかは、シリーズ化したら、かなり楽しめそうです。

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2015/09/16

犬アンソロジー。 どれも面白かった。 横関犬(大)のがよかったな。 最後のは、石上くん、結局そのままー??てな感じで、まぁ、ショートストーリーならでわのラストだった。

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2015/09/06

 久しぶりにアンソロジー。タイトルどおり、犬をテーマにした作品5編。作家さんのお名前も犬が入ったものに変わっていて、遊び心が効いています。  伊坂さんは寓話をたくさん混ぜた犬どおしの会話が楽しい作品。大崎さんの青春がたくさん詰まった話や横関さんの盲導犬の話など、多彩でどれも面白か...

 久しぶりにアンソロジー。タイトルどおり、犬をテーマにした作品5編。作家さんのお名前も犬が入ったものに変わっていて、遊び心が効いています。  伊坂さんは寓話をたくさん混ぜた犬どおしの会話が楽しい作品。大崎さんの青春がたくさん詰まった話や横関さんの盲導犬の話など、多彩でどれも面白かったです。盲導犬は知らないことがたくさんわかったりしました。犬ってすごく人間に身近な動物なんだなぁって、本当に実感できるアンソロジーでした。

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2015/08/18

5つの犬に関連したオムニバス形式小説。 伊坂さんの話が読みたかっただけですが、なかなか全部面白かったです。 最後はちょっとなぜかホラーチックですが。 個人的には、木下さんの話がスッキリ収まってて面白かったです。 また、横関さんのはシリーズものになったら面白そうです。

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2015/08/14

伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」ふむふむと読みながら再現映像を脳内で再生していたのですが、突然内容が実写版花咲か爺さんの様相を呈してきて動揺しました。うーんなにこれwww好きです。 犬崎梢「海に吠える」後味悪い結末だったらやだなあ、と読み進めてましたが爽やかで良かったです。 木下半犬...

伊坂幸犬郎「イヌゲンソーゴ」ふむふむと読みながら再現映像を脳内で再生していたのですが、突然内容が実写版花咲か爺さんの様相を呈してきて動揺しました。うーんなにこれwww好きです。 犬崎梢「海に吠える」後味悪い結末だったらやだなあ、と読み進めてましたが爽やかで良かったです。 木下半犬「バター好きのヘミングウェイ」このほのぼのチャーミングな表紙の本でまさかバター犬を見ることになるとは…。主人公がいいですね! 横関犬「パピーウォーカー」盲導犬ってかっこいいよなあ…。そういえば唯一ミステリらしい話かも。 貫井ドッグ郎「犬は見ている」犬こわい。しかしこれは…ミステリ?サスペンス?ただ不穏なだけかもしれない。

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2015/08/13

5人の著名な作家さんの名前を一字犬に置き換えて 犬をメインに据えた短編5話 それぞれ全く違う味わいで面白かった 全体としてはふんわかと入り、えっ、どうなるの?!で終わる 《 犬だけが 知っているのよ ワンソロジー 》

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2015/07/16

犬をテーマにしたアンソロジー。 執筆者の名前にも犬が紛れ込んでたりしてて、遊び心が楽しい一冊。 伊坂幸犬郎さんの「イヌゲンソーゴ」楽しく書いてる感じが伝わってくるのがいいなぁ。伊坂さんのこの軽快なノリが好きです。 横関犬さんの「パピーウォーカー」はキャラクターが面白くて、このキャ...

犬をテーマにしたアンソロジー。 執筆者の名前にも犬が紛れ込んでたりしてて、遊び心が楽しい一冊。 伊坂幸犬郎さんの「イヌゲンソーゴ」楽しく書いてる感じが伝わってくるのがいいなぁ。伊坂さんのこの軽快なノリが好きです。 横関犬さんの「パピーウォーカー」はキャラクターが面白くて、このキャラでシリーズ化してほしいなぁと思いました。 犬崎梢さんの「海に吠える」は泣けたし、木下半犬さんの「バター好きのヘミングウェイ」はそうくるか!というようなオチで面白かったし、貫井ドッグ郎さんの「犬は見ている」は得体のしれない不気味さにぞくっとさせられるし、それぞれ全くテイストが違って、どの作品も楽しめました。

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2015/07/15

作者名が犬をもじっていて面白い。伊坂幸犬郎と犬崎梢の話が好き。前者は、犬がかわいらしいし、クスリと笑えてオチも面白かった。後者は、心の風通しがよくなるような話で、暖かい読後感。犬好きのための本! 2015.7.15

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2017/09/20

表紙からしてとってもかわいい 犬にまつわる五つの作品を集めたアンソロジー もといワンソロジーです。 「イヌゲンソーゴ」伊坂幸犬郎 ポチはある男を散歩の途中で見た瞬間、自分が生まれ変わる前の 記憶をムサシに語ります。ムサシもまたその男と出会い 過去を思い出します、その後もチ...

表紙からしてとってもかわいい 犬にまつわる五つの作品を集めたアンソロジー もといワンソロジーです。 「イヌゲンソーゴ」伊坂幸犬郎 ポチはある男を散歩の途中で見た瞬間、自分が生まれ変わる前の 記憶をムサシに語ります。ムサシもまたその男と出会い 過去を思い出します、その後もチワワのメロン、柴犬のジョーと あの男はみんなの敵でした。 犬たちが語る話はあれ、この話はどこかで・・と 遠い昔にふれた事がある物語 ちょっと笑いながら、さぁ〜最後はどう締めくくるのかと 最後まで楽しめました。 「海に吠える」犬崎梢 千葉県の犬吠埼の近くの漁師町に引っ越してきた6年生の 史彰と父親、家事に不慣れな父親との生活 生活のすべてを支えてくれていた、母親と妹は東京に残っていた 新しい生活と新しい友達、柴犬系の春との出会い 家族そろって一つ屋根の下に住む事。 史彰のけなげな思いにじ〜んときます 人の気持ちは自分ではどうにもならない 自分自身の気持ちをなんとかするしかない 史彰がちょっと大人になる瞬間に出会える作品でした。 「バター好きのヘミングウェイ」 木下半犬 良子は純太郎と出会い結婚したが二人が経営する バーは多額の負債を抱えていた さらに純太郎は良子に内緒でギャンブルに手を出し 借金を作っていた。その夫の借金の尻拭いに 良子は今、胡散臭い男と恵比寿ガーデンプレイスで 向いあっている。 借金の返済は良子の覚悟次第、さぁどう乗り切る。 「パピーウォーカー」横関犬 兼松さんから盲導犬、ジャックの調子が悪いという 電話が入り、盲導犬センターで研修生として働く歩美と 訓練士の阿久津はジャックの元へ向かうが体調に問題はないよう しかし自宅の前に来るとジャックが 怯え出す。問題解決のために阿久津が向かったのは ジャックが仔犬の時、1年間預かっていた パピーウォーカーの所、犬の言っていることが 何となくわかる阿久津の過去、盲導犬とその周りを 取り囲むすべての人間関係に目を配らなければならない 訓練士という仕事に感服です。 「犬は見ている」貫井ドッグ郎 研究バカの石上にはもったいないような彼女がいたが 別れたと聞き、慰めていたら「最近、犬と目が合うん だよね〜」といきなり話し出した 色んな犬と目が合い、犬に見張られている気がすると言う 石上は心を病んでしまったのか 僕はオカルト好きの友人にこの奇現象を相談してみる ことにしたオカルト好きの見解は・・・。 Wonderfulu Story の前にHappy Boxという全身があり こちらはお名前に幸の字がつく作家さんが 「幸せ」をテーマに書いているようです。 ワンダフルなひとときを楽しめる一冊でした。

Posted byブクログ