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Wonderful Story の商品レビュー

3.8

81件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    22

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2015/03/25

名前を『犬』に変身させられた5人の作家で綴る、テーマはもちろん『犬』のアンソロジー。 イヌゲンソーゴ・・・伊坂幸犬郎   犬が出で来る寓話をアレンジ。   オチはきいていたけど、ちとくどく感じた。 海に吠える・・・犬崎梢   少年と父。   一番青春ティストで、人生のほろ苦さ...

名前を『犬』に変身させられた5人の作家で綴る、テーマはもちろん『犬』のアンソロジー。 イヌゲンソーゴ・・・伊坂幸犬郎   犬が出で来る寓話をアレンジ。   オチはきいていたけど、ちとくどく感じた。 海に吠える・・・犬崎梢   少年と父。   一番青春ティストで、人生のほろ苦さとノスタルジーを感じる。犬吠崎がまさに目に  浮かぶ  ような描写。 バター好きのヘミングウェイ・・・木下半犬   ダメ男とずるずる暮らす美人妻が危機に!   あっと驚くラスト。短編ながら作りは上手い。 パピーウォーカー・・・横関犬   盲導犬が不調になった原因を探す訓練士。   一番好き。登場人物が良い。 犬は見ている・・・貫井ドッグ郎   犬に見張られているという友人の話を聞いた後、自分も視線を感じるようになり・・   見ているのが犬なんで笑えるけど状況は怖い。ひょっとして・・とも思えるし。   ホラーの王道のようなラストも怖い。 各作家さんの個性が感じられて面白かった。 最後のよくある「この物語は・・・関係ありません」という但し書きの中にちゃんと犬も入っている遊び心が最高。

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2015/03/23

イヌゲンソーゴ 誰もが聞いたことあるお話が若干現代風になってるところが面白かった。 海に吠える 解説でも書かれてたけど、読後爽やか( ´∀`) バター好きのヘミングウェイ ちょっと想像するにエグい気もする。ハラハラしつつ読めた。 パピーウォーカー プチミ...

イヌゲンソーゴ 誰もが聞いたことあるお話が若干現代風になってるところが面白かった。 海に吠える 解説でも書かれてたけど、読後爽やか( ´∀`) バター好きのヘミングウェイ ちょっと想像するにエグい気もする。ハラハラしつつ読めた。 パピーウォーカー プチミステリー。キャラが良かった。 犬は見ている ほんとのところはどうだったのだろう…と余韻が残る。ちょい怖? 犬の短編集 伊坂さん目当てで読みました。 それぞれの作家の他の作品も読んでみたいと思った。

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2015/03/20

5人の作家の犬の話し。どれもまぁまぁだな。 2015.3.19

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2015/03/03

「犬」に関するトリビュート小説集。 各作者の名前がそれぞれ変名になっててネタ感が満載。 なんとなーくだらだらと読む感じの一冊ですね。肩がこるような話は少ないですし。まあ犬崎梢はせつなくなる感じするし、横関犬はいろいろ考えさせられるようなところもありますけども。。。 しかし伊坂幸...

「犬」に関するトリビュート小説集。 各作者の名前がそれぞれ変名になっててネタ感が満載。 なんとなーくだらだらと読む感じの一冊ですね。肩がこるような話は少ないですし。まあ犬崎梢はせつなくなる感じするし、横関犬はいろいろ考えさせられるようなところもありますけども。。。 しかし伊坂幸犬郎は・・・前の幸せのトリビュートもそうだったけど「力を抜いてる感」がすごいw

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2015/02/24

アンソロジー初体験(笑) とても面白くあっという間に読了。 伊坂氏と木下氏には大いに笑わせていただきました(笑) 5人中3人が初読み作家さんでした。 たまにはこういうお遊び作品集も良いかも(・・?(笑)

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2015/02/22

5人の作家の短編集。どれも良かったが、とりわけバター好きのヘミングウェイが出色。犬の殺処分を救う呼びかけに始まり、濡れ場があったり乱闘があったりで最後まで目が離せない。意想外の結末とアンソロジー。極上のエンタテインメントを楽しませてもらった。木下半太氏の作品は初めて。他の作品も是...

5人の作家の短編集。どれも良かったが、とりわけバター好きのヘミングウェイが出色。犬の殺処分を救う呼びかけに始まり、濡れ場があったり乱闘があったりで最後まで目が離せない。意想外の結末とアンソロジー。極上のエンタテインメントを楽しませてもらった。木下半太氏の作品は初めて。他の作品も是非読んでみたいと思った。この作品だけなら☆5つ。

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2015/02/18

最近アンソロジーを読む機会が多いが、 その中でも秀逸だった。 (つい最近読んだ本屋さんのアンソロジーもすごく良かったけど) 著者の名前をイジる企画の徹底ぶりも 短編のクオリティも。 なかでも、透明度の高い輝きを放っていたのは 大崎梢もとい、犬崎梢さんの「海に吠える」。 忘れがち...

最近アンソロジーを読む機会が多いが、 その中でも秀逸だった。 (つい最近読んだ本屋さんのアンソロジーもすごく良かったけど) 著者の名前をイジる企画の徹底ぶりも 短編のクオリティも。 なかでも、透明度の高い輝きを放っていたのは 大崎梢もとい、犬崎梢さんの「海に吠える」。 忘れがちだけどとても大切なことを思い出させられた。 そして犬吠埼の由来を初めて知った。 すごいロマン! 本屋さんのアンソロジーに続いて今作でも魅せられ、すっかりファンに。 他作品も絶対読もう。 横関犬(横関大)氏のパピーウォーカーはほんわかライトなミステリー。 読みやすくうまくまとまったストーリーに、盲導犬や訓練士の事が丁寧に描かれていてすごく好感を持てる。 木下半犬(木下半太)氏の「バター好きのヘミングウェイ」はタイトルに一抹の不安を感じたけれど、ほほぅそう来るか、となかなか面白かった。 そもそもどうなの… というツッコミ所も多々あるけれども。 トリの貫井徳郎(貫井ドッグ郎)氏の「犬は見ている」も面白かった。カルい感覚で読んでいたのにまさかな展開でラストはゾクリとさせられた。 そして、作品順としては1番最初でこの本を手に取るきっかけになった伊坂幸犬郎(伊坂幸太郎) タイトルは「イヌゲンソーゴ」 まぁ、要は大言壮語ならぬ犬言壮語てことですね、ハイ。 …伊坂さんて企画もの好きだよねぇ。 楽しんで書いたんだろうなぁ。 面白かったけど、、、遊びすぎ アリかナシかで言うと… アリなの?っていう(笑) 読んでいて着地点が全然見えずなんだかとってもソワソワしました。 オチはなんかとってつけてるし、オイ!!って突っ込み入れちゃったよね。 タイトル見た時から感動作は期待してたわけじゃないし、ライトに楽しめたから不満はないんだけど。 そんなこんなで全体としての評価はかなり高い。 ☆×5にしようかすごく迷ったくらい。 犬好きな私には嬉しい一冊でした。

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2015/02/15

名前が犬っぽい人気作家たちが改名して各々短編を書いている。短編集。 すべての物語に犬が絡んでくる。

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2015/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作家のお名前をもじったペンネームで描かれた5つの犬をテーマにした物語でできたアンソロジー 伊坂さんの作品目当てで購入。 ほかの作家さんはどの方も名前は知っていて有名な作品名もわかる方ばかりだったが、読んだことはなかった。 『イヌゲンソーゴ』は、主体がすべて犬となって犬目線で話が展開していく。 犬たちはある人物から過去のことを想起するが、それが昔話で聞き知っている内容につながっていて愉快だった。 『海に吠える』は、青春物で読みやすく、中学生ならではの葛藤というか機微が描かれていてよかったと思う。 『バター好きのヘミングウェイ』は、ちょっと怖いなという展開でどんどん深みに入れられる。 最初のくだりはなんだったんだろうと思っていたらというところでしっかり最後に絡んでいて納得の形になった。 『パピーウォーカー』は、盲導犬訓練士の話。 解説では、ミステリーとして紹介されているが、そこまで謎に迫っているような気はしない。 ただ犬、とくに盲導犬の特徴、制度に至るまでしっかりと調べられているのと、いまの時代背景が織り込まれているところはよかった。 『犬は見ている』は、視線に関する話で、犬の視線を感じるというところから始まる。 違和感を感じ始めてから、発端となる友人の失踪から、オカルトおたくの友人への相談である一つの仮説ができあがるのだが、それがなんだか納得のいく内容でおもしろかった。 この短い話の中で、思考がそこまで連れて行かれるのかという展開で、本書の中で一番おもしろかったように感じた。

Posted byブクログ

2015/02/11

表紙の作家さんたちの名前を見て 偽物か?本物か?と気になりつつ読んでみた。 本物だった。笑 最後の編集さんのお言葉もくすりと笑えて ほんわかした。 伊坂さんは長編の方が好きかな。 有名なお話をつなぎ合わせて作ったミステリーだったけど読み終わった後 んんー?という感じだった。 た...

表紙の作家さんたちの名前を見て 偽物か?本物か?と気になりつつ読んでみた。 本物だった。笑 最後の編集さんのお言葉もくすりと笑えて ほんわかした。 伊坂さんは長編の方が好きかな。 有名なお話をつなぎ合わせて作ったミステリーだったけど読み終わった後 んんー?という感じだった。 ただわんちゃんのネットワークは本当にありそうだしかわいい。 海に吠えるは少しずつ話の真相がわかっていくのが面白い。 お父さんにもお母さんにも色々思いがあって、それぞれ子供を大切にしたいのに 思いがかみ合わなくて 家族が離れ離れになるのが寂しい。 お父さんの丁寧に大切に人と付き合いなさいという言葉が心に沁みた。 褒められるのが嬉しくて 勇ましく吠えるわんちゃんもかわいいなぁ。 バター好きのヘミングウェイは途中まで下衆で嫌な話なのかなあと思っていたら てんぽよく謎解きされていくのが面白かった。 だめな男には引っかかっちゃだめだな。 パピーウォーカーはこの本の中で一番好きなお話。 盲導犬の世界の知識って少ししかなかったから とても勉強になった。 一年間だけたっぷり愛情を与えて育ててあげるパピーウォーカーの役割って本当に寂しいなあ。 別れるの絶対辛い。 そしてその後は二度と会えない。 家族を繋ぎとめようと思ってとった息子さんの策は とても切ない。 ハッピーエンドで晴れやかな気持ちになるお話。 長編で読みたい! 犬は見ているは 読み終わった後にゾッとするお話。 結局真相は?!?!

Posted byブクログ