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アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー

4

595件のお客様レビュー

  1. 5つ

    154

  2. 4つ

    237

  3. 3つ

    126

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

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2016/05/12

「出会い」がテーマ。各短編の登場人物が交差し、“友だちの友だちの話”を聞いているような感覚でどこか身近な登場人物たち。 どこかであった誰かが、その時のことを思い出しているかもしれないし、あの時話したことが誰かの支えになっているかもしれない。 人と人とが出会い、繋がりを持つことは...

「出会い」がテーマ。各短編の登場人物が交差し、“友だちの友だちの話”を聞いているような感覚でどこか身近な登場人物たち。 どこかであった誰かが、その時のことを思い出しているかもしれないし、あの時話したことが誰かの支えになっているかもしれない。 人と人とが出会い、繋がりを持つことはたとえ薄い繋がりでも、大切な繋がりでもきっと何か意味のあることなんだろうと思える。

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2016/05/12

斉藤和義×伊坂幸太郎。 斉藤和義さん、数曲しか知らないのですが「斉藤さん」いいなぁ。 伊坂さんらしい王道の感じ。

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2016/04/27

伊坂幸太郎が得意とする、複数の登場人物のエピソードが並行して進む物語。ゆったり進むのが持ち味なのだけど、、、池井戸潤の小説の後に読むと、スピード感が違いすぎて困る。ジェットコースターの後に、滑り台にのったみたい。

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2016/04/25

多数の登場人物が家族だったり友達だったりで、頭が混乱する短編集。 あとがきから読んだ方が良い。 斎藤和義とのコラボレーションであることを知っていればもっと面白く読めたかもしれません。 唯一の感想は、織田一真がギャングの響野さんだとしか思えないということ。

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2016/04/24

一編一編は面白い(特にライトヘビーは)が、つながりが伊坂幸太郎にしては弱く少しがっかりした。安易な編集のような気がする。

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2016/04/21

伊坂さんにしては珍しい恋愛小説。斉藤和義さんとのコラボだったんですね。話がリンクしているところが面白い。こういう構成が入り組んだ感じが伊坂さんらしさかな?ほんわかしていて読後感良好でした。

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2016/04/20

 斉藤和義さんの「ベリーベリーストロング~アイネ・クライネ~」の原案となった小説。曲をよく聴いていたので、曲とリンクしている箇所がたくさん出てくることにわくわくした。  連作短編集なのでそれぞれの章の登場人物が繋がり合っているのが面白く、なかでも「ルックスライク」の章はトリックと...

 斉藤和義さんの「ベリーベリーストロング~アイネ・クライネ~」の原案となった小説。曲をよく聴いていたので、曲とリンクしている箇所がたくさん出てくることにわくわくした。  連作短編集なのでそれぞれの章の登場人物が繋がり合っているのが面白く、なかでも「ルックスライク」の章はトリックといっていい仕掛けがあって楽しめた。

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2016/03/27

ヘビー級ボクシングの試合を軸に人々の日常をちょっとずつのぞいていくような作品。 まさに伊坂マジックという感じの作品で、時系列をばらばらにして、登場人物みんなが主人公となる感じが、読んでいてとても楽しかったです。あとがきで言っているように珍しく恋愛がテーマなのですが、これを恋愛小...

ヘビー級ボクシングの試合を軸に人々の日常をちょっとずつのぞいていくような作品。 まさに伊坂マジックという感じの作品で、時系列をばらばらにして、登場人物みんなが主人公となる感じが、読んでいてとても楽しかったです。あとがきで言っているように珍しく恋愛がテーマなのですが、これを恋愛小説と読んでいいのかと聞かれると、違うだろうなという気持ちのほうが強いです。 作中に、斉藤さんという一回百円で今の気持ちにあった曲をかけてくれるお店があるのですが、私も行ってみたいと思いました。 「あの、こちらの方がどなたの娘さんがご存知の上で、そういう風に言ってらっしゃるんですか?」

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2016/03/26

珍しい、伊坂さんの恋愛小説。 街頭アンケートとバズがつなぐ出会いや、姉の紹介で始まった電話だけの付き合いなど不思議な出会いの物語や、なぜかもわからないままぴったりとはまって暮らしていく夫婦、どうしてかはわからないけれど道別れて、でもだからこそ新しい関係にたどり着いたふたりなど、...

珍しい、伊坂さんの恋愛小説。 街頭アンケートとバズがつなぐ出会いや、姉の紹介で始まった電話だけの付き合いなど不思議な出会いの物語や、なぜかもわからないままぴったりとはまって暮らしていく夫婦、どうしてかはわからないけれど道別れて、でもだからこそ新しい関係にたどり着いたふたりなど、伊坂さんらしい少し不思議な人間関係があふれた作品集でした。 恋愛や人間関係はひとそれぞれで、うまく言葉にはできないけれど、だからこそ、こんな少し不思議な作品がすっと入ってくるような気がします。 作中の「斉藤さん」が選んでくれるフレーズ。 多分、読む人によって全く違う意味に捕らえられたりするんだろうなぁ。 私も、自分なりに意味を見出し、「素敵な歌詞だなぁ」と思って全文を検索してみたら、全く逆の意味だったりしました。 一連の作品の中からワンフレーズだけ切り取って贈る。 なんだか、曲全体を選ぶよりも奥が深く愛に満ちているやうに感じました。 私も「斉藤さん」に出会ってお願いしてみたい! 意外性やびっくりもありつつ、とても楽しく幸せな作品でした。 一番好きなエピソードは意外な人助けの方法、一番好きなキャラクターは、他人のメガネで免許更新をパスしちゃう彼女です。

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2016/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊坂氏による連作短編集。 伊坂小説にしては珍しく、泥棒や殺し屋といった物騒な輩たちが出てこない。登場人物たちは、サラリーマン、美容師、高校生、化粧品メーカーのOL、ファミレスのアルバイト店員…など、ごく普通。(ボクシングの世界チャンピオンくらいかな、ちょっと特殊なのは) そして繰り広げられる、ちょっとクスッとしてしまう言葉の応酬。憎めないキャラクターたち。 今回は、ちょっとした恋愛模様も特徴である。甘酸っぱさも有り。(でも性描写を絶対に描かないのは伊坂氏のこだわりでもあるね) 面白かった!夢中になって読んでしまった。人物相関図を自分で描きたくなったくらい。次々とつながっていく物語が実に爽快。 しかし藤間さんの通帳記入と、課長のミッキーの教訓、化粧品メーカーのプレゼン結果は知りたかったな。伊坂さんはちょい見せが好きだからな。。

Posted byブクログ