アイネクライネナハトムジーク の商品レビュー
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話が転々として分かりにくい。全部が繋がったのが面白いはずが、弱いオツムではついていけない。残念。 でも学びの多い一冊ってとこは伊坂幸太郎らしい。夫婦と外交、出会い、イチャモン撃退、浮気と皆殺し、スイカの塩、中島敦の『名人伝』、He is just like his father. うーん、引用が多い。
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伊坂幸太郎が恋愛小説を書くとこうなるのか!なるほど、一筋縄でいかない恋愛がまさに著者らしい。一筋縄ではいかないけど、スイカにつける塩みたいな絶妙な人間関係がいくつも登場して、そのたびにほっこりさせられたり、ハラハラさせられたり、なるほどー!と思わされたり、いろんな感情のオンパレー...
伊坂幸太郎が恋愛小説を書くとこうなるのか!なるほど、一筋縄でいかない恋愛がまさに著者らしい。一筋縄ではいかないけど、スイカにつける塩みたいな絶妙な人間関係がいくつも登場して、そのたびにほっこりさせられたり、ハラハラさせられたり、なるほどー!と思わされたり、いろんな感情のオンパレードになるのは伊坂作品ならではと感じる。今までとは違うと思わされる新鮮味に加え、でもやっぱり伊坂幸太郎だ!と思わせてくれる安定の居心地の良さ。著者にはいつも教えられる。小説まだまだやれるじゃん!と。だから読書はやめられない!と。
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伏線に満ちた作品で飽きずに楽しめました。 基本的には身の回りにいそうな、身近に感じられる人が登場人物でしたが、それぞれの人のちょっとした関わりが人生においてサプライズという形で現れるというのが面白かったです。 何だか好きなのが、織田一真の 「後にならねえと分かんねえだろ?劇的な...
伏線に満ちた作品で飽きずに楽しめました。 基本的には身の回りにいそうな、身近に感じられる人が登場人物でしたが、それぞれの人のちょっとした関わりが人生においてサプライズという形で現れるというのが面白かったです。 何だか好きなのが、織田一真の 「後にならねえと分かんねえだろ?劇的な出会いにばっかり目が行ってると、もっと大事なことがうやむやになるんだよ」 というセリフ。 出会えて良かったと思える人に出会いたい、というよりは、出会えて良かったと思えるような関係を育てていきたい。 そして後にならないと分からないなら、今やっていることに全力で楽しみながら取り組みたい。その方が今も後も楽しい気がする。
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伊坂幸太郎らしい短編集が少しずつつながっていく内容。時間軸が前後するため一気に読まないと忘れてしまうが関連図とか作ると楽しい。
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目次より ・アイネクライネ ・ライトヘビー ・ドクメンタ ・ルックスライク ・メイクアップ ・ナハトムジーク 伊坂幸太郎初の恋愛小説集って触れ込みだったと思うんだけど、彼の書く恋愛小説はやっぱり恋愛要素が薄めでございました。 よかった。 どっぷり恋愛よりだったら、逆に読めなかったかも。 元々『出会い』をテーマにした曲の歌詞を書いてくださいと依頼があって、作詞はできないので小説を書いた。それが「アイネクライネ」 その小説をもとに作った曲がシングルカットされることになり、初回限定盤の付録につけた小説が「ライトヘビー」 そこから膨らんできた話は、いつもの伊坂幸太郎らしく少しずつどこかがリンクしている。 そして最後の「ナハトムジーク」で全容がスッキリ見えてくるという仕掛け。 実績に基づいた安定の伊坂節です。 「斉藤さん 一回百円」の斉藤さんの正体は、あとがきを読む前にすぐわかりました。 伊坂さんが書く斉藤さんというミュージシャンは、斉藤和義しかないですもんね。 あとビートルズの小ネタが少々。 ちょいととぼけた織田一真は、どことなく『チルドレン』の陣内を思い出させる。 ちなみに藤間の奥さんは『モダンタイムス』の渡辺の妻を思い出したけど、違ったね。 “自分が正しい、と思いはじめてきたら、自分を心配しろ” “相手の間違いを正す時こそ言葉を選べ” 「悲観的な中で楽観的な話をしたい」というのが伊坂幸太郎の描きたい世界なのだそうで、これはまさに真骨頂。 安心と信頼の伊坂幸太郎でした。 ああ、幸せ。
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さすが伊坂サン。秀逸すぎる。 ボクシングの試合がたくさんの人に影響を与え、人生が繰り広げられていく。 そして、みんな少しずつ繋がっている。 本当にスゴイとしか言えないー。 もし街で言いがかりやクレームを付けられてる人を見たら、私もあの技を使ってみたい。
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ヘビー級のチャンピオン戦を軸に語られるそれぞれの何処かでありそうななさそうな恋の話。ある話の登場人物やエピソードが別の話でゆるく或いはがっちり繋がっていく過程に今回もにやり。未来が明るそうな支流多めでこっちの路線がやはり好きだなー。一つ前が「火星~」だったので余計そう感じたのかも...
ヘビー級のチャンピオン戦を軸に語られるそれぞれの何処かでありそうななさそうな恋の話。ある話の登場人物やエピソードが別の話でゆるく或いはがっちり繋がっていく過程に今回もにやり。未来が明るそうな支流多めでこっちの路線がやはり好きだなー。一つ前が「火星~」だったので余計そう感じたのかも。
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これが出会いだ、ってその瞬間に感じるんじゃなくて、後でね、思い返して、分かるもの そういうものだったらいいなぁ。 「会った瞬間この人だと思った」って話を現実でも意外と聞く。そんな運命的な人生をみんな送れるわけじゃないんだよ!って拗ねてたからこのことばに励まされた。笑
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