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鹿の王(上) の商品レビュー

4.1

419件のお客様レビュー

  1. 5つ

    121

  2. 4つ

    167

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2021/09/20

古文にしか記載がなく はるか昔に多くの人々を死にいたらしめた 謎の病素『黒狼病(ミッツアル)』 その病素が再び世に蔓延り 主人公の欠け角のヴァン 医術師ホッサルが その病をきっかけに 事の真相へとそれぞれの形で 足を踏み入れていく... 謎の病素に立ち向かうところが コロナ禍で...

古文にしか記載がなく はるか昔に多くの人々を死にいたらしめた 謎の病素『黒狼病(ミッツアル)』 その病素が再び世に蔓延り 主人公の欠け角のヴァン 医術師ホッサルが その病をきっかけに 事の真相へとそれぞれの形で 足を踏み入れていく... 謎の病素に立ち向かうところが コロナ禍である今だからこそ より共感できる題材であると読んでいて感じました。 やはり上橋さんの表現力や 緻密に作り上げられた世界観によって 読んでいる時の没入感が圧倒的です。 自分が、さも その世界に入り込んでいるような 不思議な体感を得られるので 毎回、読むのに体力が入ります。

Posted byブクログ

2021/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

狼に噛まれることで発症する感染症。 ファンタジーが舞台の世界だが、その感染状況や 未知への恐怖、人々の戸惑いは非常にリアル。 何よりこの話がコロナの前に書かれているというのが 一番の驚き。コロナ前に読んでいたら感想も違った だろうか。 二人の主人公を軸にして進むが、どちらも魅力的。 映画のような進行はテンポが良く、どんどん 読み進められる。 固有名詞や登場人物が多いため、その当たりは最初は ちょっと大変だけど、雰囲気でだいたい読めるから スピードに乗せてガンガン読み進めるのが吉。

Posted byブクログ

2021/09/10

黒犬に襲われ死に絶えた人々の中から生き残った二人、ヴァンとユナ。 その二人をめぐる人達と医術師ホッサル。 国、政治、格差社会、種族格差、医療格差、 探偵ホッサルが、病気の原因とその謎を追う ファンタジー推理小説かな?と思います。 上下巻です。

Posted byブクログ

2021/09/03

コロナ禍に読むにはピッタリっと思いきや物語のようにウイルスが人間の故意におこされた病ならっと疑ってしまうぐらいまるでコロナウイルのような病の話でビックリ

Posted byブクログ

2021/09/01

上橋菜穂子読むの小学生以来だ… そうだ、この人の本こんな感じだった…って思い出しながら読んだ 病に関しての捉え方が素晴らしかった 良すぎて良かったしか感想出てこない

Posted byブクログ

2021/08/22

奴隷が働いている岩塩鉱に狼が侵入し 次々と人が噛まれる その後見知らぬ病が発生しほとんどの人間が生き絶えた中、死なずに生き残った奴隷と幼児 岩塩鉱から逃げだすが… 映画を見ているよう 先が気になってどんどん読んでしまう コロナが流行る中、医療体制で 現実と重なるところがあるので...

奴隷が働いている岩塩鉱に狼が侵入し 次々と人が噛まれる その後見知らぬ病が発生しほとんどの人間が生き絶えた中、死なずに生き残った奴隷と幼児 岩塩鉱から逃げだすが… 映画を見ているよう 先が気になってどんどん読んでしまう コロナが流行る中、医療体制で 現実と重なるところがあるのではないか?

Posted byブクログ

2021/08/20

今までずっと気になっていた本でしたが、なかなか手をつけれず今回映画上映が間近になってようやく読むことが出来ました。 壮大なファンタジーでありながらも、医療のこと、特に感染症について深く考えさせられる内容で、今のコロナ禍である世の中と重なって正直鳥肌が立ちました。 純粋に物語を楽し...

今までずっと気になっていた本でしたが、なかなか手をつけれず今回映画上映が間近になってようやく読むことが出来ました。 壮大なファンタジーでありながらも、医療のこと、特に感染症について深く考えさせられる内容で、今のコロナ禍である世の中と重なって正直鳥肌が立ちました。 純粋に物語を楽しみながら、今の世の中の情勢とも合わせて考えさせられるものでした。 まだ物語は半分といった所ですが、このコロナが蔓延しているタイミングで読むことが出来て良かったと思います。

Posted byブクログ

2021/08/19

ある日岩塩鉱に入って奴隷を噛んだ犬によって奴隷の人から発生した黒狼病。これが国民の間ではアカファの呪いと噂され、ホッサルがその病気に尽力するが、アカファの血を持たない者が死んでいく。その病気にならないで生き残ったヴァンは幼い女の子を拾い、大事に育てていたのだが、ある日何者かに攫わ...

ある日岩塩鉱に入って奴隷を噛んだ犬によって奴隷の人から発生した黒狼病。これが国民の間ではアカファの呪いと噂され、ホッサルがその病気に尽力するが、アカファの血を持たない者が死んでいく。その病気にならないで生き残ったヴァンは幼い女の子を拾い、大事に育てていたのだが、ある日何者かに攫われる。黒狼病の原因の犬は誰の仕業なのか下巻が楽しみです♪また、ホッサルはその病から人々を救えるのかも楽しみ♪♪♪♪

Posted byブクログ

2021/08/12

静かに進む展開の中にも、自然の力強さのようなものも感じる作品でした。じっくりと腰を据えて読みたい人にはおすすめの作品です。 下巻に期待してます。

Posted byブクログ

2021/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 コロナの今こそ読むべき本。 ウイルス、ワクチン、血清、薬。名前こそ違えども、つまりはウイルス性の病と戦うのはこの方法しがないってことだ。 地球にも、黒狼病に対するアッシミのように コロナに対抗できる成分が早く見つかればいいのにと思いました。

Posted byブクログ